2008年11月7日(金)
焚き火の中、炎に透かす死者の物語――『フラジール』独自のシステムを紹介
バンダイナムコゲームスは、2009年1月22日発売予定のWii用ソフト『FRAGILE~さよなら月の廃墟~(以下、フラジール)』のアイテムと焚き火に関するシステムを明らかにした。
『フラジール』は、人類が滅び、廃墟となってしまったほんの少し未来の地球を舞台にした3人称視点の探索型RPG。主人公“セト”は、自分と同じ人間の生き残りを探すため、廃墟となった研究所やダム、東京タワーなどのスポットを探索していく。プレイヤーはWiiリモコンを懐中電灯に見立てて廃墟内を探索、アイテムを発見したり敵と戦闘したりしながらゲームを進めていく。
また本作では、探索中に入手したアイテムの一部は、入手時点では正体がわからず「謎のアイテム」として所持することになる。このアイテムの正体を知ることができるのが「焚き火」で、これら2つの要素は非常に密接な関係にあるという。
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▲広い場所で1人(背中のパーソナルフレームも一緒だが)焚き火をする“セト”の小さな背中。寂しく見える姿が、いっそう廃墟を探索している気分にさせてくれる。 |
■セーブもHPの回復もアイテムの売買も――廃墟探索の準備は焚き火で
「焚き火」は、フィールド上にある特定の場所で行うことが可能。焚き火中は、「謎のアイテム」の正体がわかる他、HPを全回復したり、カバンと手荷物の入れ替えを行ったり、アイテムの売買をしたりと、できることがたくさん存在する。データのセーブも、焚き火中に行うのだ。
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▲こちらは手荷物の表示画面。探索中、使用できるアイテムは手荷物のものだけ。スペースが小さい上に、アイテムによっては2ブロック以上の場所をとるため、アイテムの向きを変えるなど、配置の工夫が必要となる。 |
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▲一方、探索に使わないアイテムはカバンの中にしまっておこう。カバンは、アイテムのサイズを考慮することなく、とにかくたくさん入れておくことが可能だ。ちなみにアイテムの一覧表示は、Wiiリモコンの+-ボタンで拡大と縮小ができる。 |
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▲焚き火をすると、アイテム屋が出現することも。アイテム屋が現れた際は、不要なアイテムは売ってお金にして、必要なアイテムを補充しておこう。 |
■焚き火で謎のアイテムも正体判明! 中には思念が宿ったものまで
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「謎のアイテム」は、焚き火をして正体を知ることで、初めて効果を確認したり、使用したりすることが可能に。なお本作のアイテムは、HP回復など使用した瞬間に効果の出る「消費アイテム」、木の棒などの武器や懐中電灯といった「装備アイテム」、水晶のかけらなど正体判明時に即お金に清算される「お金に替わるアイテム」、過去の記憶や物語を知ることのできる「持ち主の思念が宿ったアイテム」の4つに分類される。
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▲これら4種類は、どれもHP回復などの効果が得られる消費アイテム。廃墟探索中には敵と戦わねばならないケースもあるので、必ずいくつか手荷物に入れておくようにしよう。 |
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▲持ち主の思念の宿ったアイテムは、アイテムから記憶を読むことで、過去にあった出来事を知る手がかりなどが得られる。個々のエピソードを知ることで、本作の切なく温かい物語をより深く楽しむことができるだろう。 |
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▲アイテムのカードは、昭和のメンコを連想させるノスタルジックなデザイン。今や失われつつあるデザインと、人類の滅んだ世界観が重なって、切なさがいっそう増して感じられるのではないだろうか? |
(C) 2009 NBGI
- ▼『FRAGILE~さよなら月の廃墟~』
- ■メーカー:バンダイナムコゲームス
- ■対応機種:Wii
- ■ジャンル:RPG
- ■発売日:2009年1月22日
- ■価格:7,140円(税込)
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