News

2008年11月21日(金)

釘宮理恵さんがゲストで登場! 『龍が如く』Webラジオ番組の収録現場をレポ

文:電撃オンライン

 先日、セガの「龍が如く.com」で配信中のWebラジオ「~龍が如くプレゼンツ~ 神室町RADIO STATION(以下、神室町RADIO STATION)」の収録が行われ、電撃オンラインではその現場にお邪魔した。

 「神室町RADIO STATION」は、セガの人気A・AVG『龍が如く』シリーズのWebラジオ番組で、“桐生一馬”役の黒田崇矢氏と“真島吾朗”役の宇垣秀成氏がメインパーソナリティを務めている。番組では、毎回『龍が如く』に関係するゲストが迎えられ、収録のエピソードやフリートークが展開。パーソナリティやゲストがアダルティな悩みに答える「大人の悩み相談室」、総合監督・名越稔洋氏とプロジェクトマネージャー・植村幸司氏が担当する「名越’sBAR」といったコーナーも用意されている。番組の更新は毎月2回行われ、「龍が如く.com」より聴くことが可能だ。

 この日は、“遥”役の釘宮理恵さんを迎えて、本日より配信の第6回目の収録が行われた。収録後に、黒田氏、宇垣氏、釘宮さん、シナリオ・演出を担当する横山昌義氏からお話を伺ったので以下に掲載する。

『龍が如く』
第6回目の収録風景。左から、宇垣氏、黒田氏、横山氏、釘宮さん。すべてのシリーズ作品に登場している3人の、濃厚なトークを聴きたい人は「龍が如く.com」にアクセスしよう!

――まずは、まだこの番組を聴いたことのない方に向けて、本番組の聴きどころを教えてください。

黒田:やはり『龍が如く』ラジオですから、雑誌などにもまだ書かれていないコアな部分をお送りしているところですね。たとえば、収録風景をここまで詳しくしゃべるところはないと思うので、いろいろな媒体載っていないことを楽しめるラジオになっていると思います。

宇垣:同じようなことになっちゃうんですけど、これから発売に向けてちょっとしたここだけの情報が聴けます。それと同時に、「大人のお悩み相談室」というコーナーがありまして。これは、全然ゲームと関係ないって言ったら変ですけども、ウチラの普通でたわいもない話も聴けるんで、そこにも注目していただけたらうれしいです(笑)。

横山:『龍が如く』の情報発信以外にも、番組としてなんとかおもしろくしたいと考えています。それを毎回考えながら、チャレンジしていますね。特に、(『龍が如く』の)ファンの方でない方――黒田さんのファンや釘宮さんのファンが、「これ意外とおもしろいよ」って聴いていただけるとうれしいなと思って、そう感じていただけるよう頑張っています。

釘宮:今日はゲストとしてお邪魔しましたが、大人のダンディな男性たちに囲まれて、優しくエスコートしていただいたので、すごくステキな時間が過ごせました。(ゲームの)収録はかなり前だったんですけれど、皆さんと話しているうちにどんどん思い出すこともできて。この作品のことをかなり振り返って話させていただきましたし、作品の魅力と人の魅力がすごく合わさっている番組だと思いました。

――黒田さんは以前に、この番組にゲストでもいらした大塚明夫さんと一緒にラジオ番組をなさっていましたが、今回は女性の釘宮さんがゲストということでいかがでしたか?

黒田:いや~、こっちの方がいいですよ(一同笑)。ウソウソウソです、硬派は硬派な作品でおもしろかったです(笑)。本当に今ラジオの収録が終わった直後で、さっき収録中にも言っていたんですけれど、『龍が如く』という作品が私の中で特別なんですよね。

 だから、理恵ちゃんが普通の年下の声優さんって感じじゃなくて、なんかリンクしちゃう部分があって年の離れた妹か、娘かという感じがして。アニメでもラジオでもなんでも、ゲストっていうのはやりにくいんですけど、こっち側でレギュラー陣がやってるわけですから、「娘だから絶対に助けねぇと!」という意識がやっぱり湧いてきました。それで、理恵ちゃんの笑顔と声を聞いていて、やっぱり女性と一緒にこういうラジオ番組をやるのもいいなと。特に理恵ちゃんだから楽しかったですね。

――本作では、キャバクラを舞台にしたミニゲームも充実していますが、さきほど廊下でキャバクラを話題に雑談しているのを耳にしました。そこで男性陣お聞きしたいのですが、皆さんキャバクラに行かれることはあるのでしょうか?

黒田:私は年1回ですかね、だいたい横山さんと(一同笑)。いや、横山さんとっていうわけではなく、セガのメンバーに連れて行っていただける時がありまして、その時のみですね。でもその日は何カ所か行きます(笑)。あとは行く機会がないですね。

宇垣:俺は居酒屋で一杯やってるほうが好きですね。

横山:僕は、実は口でいうほど行ってないんですよ。自分の自腹で行ったのは1回しかないです、それ以外は主に名越と一緒に。でも、『龍が如く』の1作目を作っている最中は、取材で結構行きましたね。ただそれからは、僕自身がお酒を飲めないってこともあって、黒田さんとかとたまに行く程度です(笑)。

――『龍が如く』シリーズは、“桐生一馬”をはじめ登場人物がカッコよく描かれていのも魅力だと思います。最後に、ご自分の演じるキャラクターの、特にカッコいい部分はどこだと思うか、教えてください。

黒田:ありきたりかもしれないですけれども、やはり“桐生一馬”というのは、「自分の中の正義」を持っていると思います。その自分の正義感から、助けなければならないと判断したら、テメェの利害を考えず、自分の命すら考えず、絶対に立ち向かっていく。たとえ血が繋がっていなくても、そいつを助けに行く。

 たとえば、踏み切りで困ってる人を助けようとしたり、ケンカの仲裁に入ろうとしたりすると「相手が武器持ってたらどうするの」とか、「自分が死んじゃったらバカみたいじゃない」とか考える方が正論だという人たちもいるじゃないですか。けどやっぱり違うんじゃないか、って気がするんですよね。それで死んだら家族も寂しいし、恋人も寂しいかもしれない。けれども、目の前に起きている悪や不幸があったら、命を惜しんでも助けに行ける、そんないい意味でバカがいてもいいんじゃないかなって。そういうバカになれる奴がやっぱり男なのかなという気はしますね。

宇垣:“真島吾朗”のイメージは、イッちゃってる人間のイメージが強いと思うんです。けどそんな中で、“桐生”のことを本当に大好きで愛していて、イッちゃって戦った後でも、ボソッとしたひと言なんかは、本当に好きだからこそ言える深い助言だし、そういうところに“真島”のカッコよさがあるんじゃないかなと。見た目的には、イッちゃってるタダのオッサンに思われがちだけれども、実はそうでないところが“真島”のカッコよさだと思って演じていますね。

釘宮:“桐生”の、自分がもしかしたらダメになっちゃうかもしれないけど、彼自身の筋を通すために「それでも行く」というのを、止めたいけどこらえて、黙って見送る。そして帰りを待っている。それも1つの強さ、カッコよさかなと、今回“遥”を演じて思いました。私だったらついつい「もうやめておきなよ」と言いたくなっちゃうような状況であっても、“遥”は出て行く“桐生”を信じて待ち続けているんです。この作品が始まった時からすると、“遥”もどんどん強くなってるなと思いました。

――シナリオの面ではいかがでしょうか?

横山:『龍が如く』は、カッコ悪いやつがほとんど出てないと僕自身は思っています。“桐生”に立ち向かってくる敵ですら、ちょっとカッコいいんじゃないかと思っているんですよ。あんなデカくて強そうなヤツに、立ち向かっていける勇気だけでも、まず僕はある意味カッコいいと思っているので。ゲームの中の世界には、他に“伊達”さんっていう普通の腕力に普通の体力の人もいて、それで“桐生”みたいなスーパーマンもいます。『龍が如く』には、自分の身の丈にあったカッコよさというのが必ずあると思うので、それを見つけてもらえるといいなと思っていつもシナリオ書いています。だから、カッコよさは集約させないで、いろいろなところに散りばめているつもりです。

――皆さん、ありがとうございました。

※インタビュー中は出演者敬称略
(C)SEGA

データ

▼『龍が如く3』
■メーカー:セガ
■対応機種:PS3
■ジャンル:A・AVG
■発売日:2009年春予定
■価格:未定
 
■『龍が如く3』の予約・購入はこちら
Amazon

関連サイト