2008年12月10日(水)
本日12月10日、都内の秋葉原UDXにおいてPS3用RPG『白騎士物語-古の鼓動-(以下、白騎士物語)』のイベントが開催された。
「シークレットパーティ」と称されたこのイベントでは、事前に公式サイトで募集したユーザー100名とプレスを招いて、本作の紹介やデモプレイなどが行われた。以下で、その模様をお伝えする。
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▲イベントは、KAZCOさんによる本作の主題歌ライブからスタート。その後、ステージには、本作の開発を手掛けるレベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏が登場した。 |
日野氏はまず、本作には1人プレイ用のオフラインモード(通称:ヒーローモード)と、多人数で冒険するオンラインモードの2つのモードが用意されていることを説明した後、それぞれのモードを紹介した。
オフラインモードの紹介では、日野氏が「ファンタジーの世界でヒーローものをやりたいと考えたんです」と、本作のコンセプトを語った後、「ファンタジーの世界のヒーローは何だろうと考え、やはり王様や姫を守る騎士(ナイト)になったんです」と、騎士をモチーフにしたいきさつなどを明かしていた。また「最初の会議で、主人公に「変身」と言わせたいと話したんですが、「それはない」と言われてしまったんです」と、開発時のエピソードなども飛び出していた。
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▲オフラインモードの魅力について語る日野氏。大と小が入り乱れる迫力満点のバトルシーンについては、「同じフレームの中に全身が入って、かつ大きく感じる大きさが、7メートルだったんです。こだわったポイントですね」と話していた。 |
ここで、『白騎士物語』の公式サイトで、本日よりWebコミック「白騎士物語 -episode0-ドグマ戦記」が、公開されていることが明らかになった。このコミックは、『白騎士物語』の1万年前に起きた戦いを描いたもので、PS3版のキャラクターたちも姿を変えて登場するとのことだ。
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▲こちらがそのWebコミック。PS3版とコミック版を両方読み解くことで、明らかになる謎もあるという。 |
続いては、オンラインモードの紹介に。日野氏によれば、「最初の段階から1人プレイでもしっかり遊べたうえで、そのシステムを使ってオンラインでも遊べるソフトにしようと考えていました」とのこと。本作は構想を含めて3年間の開発期間を有していたそうだが、このオンラインモードもはじめの段階から作られていたようで、アイデア満載のモードに仕上がっているようだった。
オンラインモードの魅力の1つとして、最初に触れられたのは「アバター」。このアバターは、ホクロの位置やヒゲ、しわなど細部にわたり設定ができるらしく、日野氏は「自分はもちろん、好きなタレントさんの顔を作っても楽しいです」と話していた。続いて、オンラインゲームにおける、ロビーの機能を持つ「広場」が紹介された。広場では、仲間が集まるまで待つだけでなく、ショップでアイテムを購入したり、キャラクターをカスタマイズしたりといった、冒険の準備ができるそうだ。
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▲「凝り出すと、キャラクターメイクだけで2時間ほど掛かってしまうかも」と日野氏。アバターがアクションを行うと、表情も変化する。 |
ここで、初公開となる要素「ジオネット」が紹介された。この「ジオネット」は、いわゆるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、一緒に冒険をしたプレイヤーの日誌の回覧や、訪問記録の閲覧などが行えるとのことだ。さらに、オンラインモードで挑戦するクエストは、ネットを通じて新しいものが配信されることも明らかになった。
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▲本邦初公開の「ジオネット」。紹介文を書いたり、日記を書いたり、プレイヤー同士で自由にコミュニケーションが取れる。 |
最後に日野氏が「1本のソフトではあるが、2つのソフトが入っているといっても過言ではないです。2つが1つになって絡み合い、今までにないゲームになっていますので、ぜひ12月25日は『白騎士物語』を買って遊んでほしいです」と締めくくり、次のコーナーに移行した。
次いで、格闘家の桜庭和志氏と、タレントの東原亜希さんを招いてのデモプレイが行われた。本作は、4人までパーティが組めるので、SCEのスタッフ2名と一緒に、桜庭氏と東原さんがオンラインモードのクエストに挑戦した。
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▲桜庭氏と東原さんは、それぞれ自分のアバターでゲームに参加。桜庭氏のアバターは、「よく似てますよね」と日野氏も感心するほどのデキだった。 |
クエストは、“ロバート”隊長の後を追ってモンスターの討伐を目指すというもので、4人は“ロバート”隊長を援護しつつつぎつぎとモンスターを撃破していった。
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▲“ロバート”隊長が戦闘不能になるとクストは失敗になってしまう。“ロバート”隊長は見た目に反してひ弱なので、隊長を回復し、守ってあげることがクエストクリアの重要なポイントになる。 |
そしてクエストの最後には、「ギガース」と呼ばれる大型の敵が出現。桜庭氏たちは、“ロバート”隊長を援護しつつ、無事に「ギガース」を撃破していた。
プレイ後、桜庭氏は「初めて触ったので難しかったですね。慣れるともっといろいろなことができると思います」、東原さんは「映像がすごくリアルで楽しかったです。ストレス発散になりました」とそれぞれ感想を述べていた。東原さんのキャラクターが弓を使い、安全な位置から攻撃するローリスクなキャラクターだったという話題になると、桜庭氏が「僕、弓を使いたかったです」とコメント。日野氏が「桜庭さんのキャラにあわないかと思いまして……」と返すが、桜庭氏は「いや、僕のキャラです」と笑顔で即答し、会場の笑いを誘っていた。
最後は再びKAZCOさんによるライブが行われ、イベントは幕を下ろした。
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▲写真左から、東原さん、日野氏、桜庭氏。 |
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▲会場には、本作の試遊台も出展されていた。 |
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