2009年春より、TVアニメ『タユタマ -Kiss on my Deity-』の放送がスタートする。

　本作は、美少女ゲームメーカー・Lump of Sugarから2008年に発売された同名PC用ソフトをアニメ化したもの。ゲームでは、“太転衣（たゆたい）”と呼ばれる不思議な存在と人間との共存をキーワードに物語が展開していった。アニメでは、同じテーマをあつかいつつ、より主人公とヒロインたちの関係性を正面から描いた正統派ラブストーリーになるとのことだ。

▲こちらが本作のメインビジュアル。ヒロインである泉戸ましろのまわりに浮かぶ、カワイイ生き物（？）たちが“太転衣”と呼ばれるモノたち。

　では、そんな本作のストーリーと、登場する4人のヒロインたちを紹介していくので、『タユタマ』をはじめて知ったという人たちは、ぜひチェックしておいてもらいたい。

■ 『タユタマ -Kiss on my Deity-』ストーリー ■

　明治時代から続く名門女子学部・フローレスと、近年創設された男女共学の一般学部・スライトリーから構成される“創聖学院”。そこに通う神社の一人息子・泉戸裕理は、好きなことを仕事にするか、神社を継ぐか悩みつつも、友人たちとともに学生生活を満喫していた。

　そんなある日、学院の敷地内で出土した遺跡にて、裕理は“太転衣”と呼ばれる土地を守護する存在と出会う。さらに彼は、500年の封印から開放された“太転衣”の1人・綺久羅美守毘売（きくらかみのひめ）より、彼女の化成である少女・ましろを託されるのだった。

　裕理のことを夫と呼び、付き従うましろ。彼女の登場をきっかけに、裕理の日常はそれまでと違うものになっていき……。

■ 『タユタマ -Kiss on my Deity-』ヒロイン ■

泉戸（みと）ましろ……裕理を夫と呼び、泉戸家に押しかけてくる少女。能天気で心が広く、温厚なのだが怒ると怖い。全体的に知識が古く、やや世間知らずな面も。特に、最新の家電製品には弱いようだ。（CV：力丸乃りこ）		河合（かわい）アメリ………裕理の幼なじみにして同級生。自分のペースに他人を巻き込んでいくタイプなのだが、恋愛に関しては奥手らしい。父は、創聖学院の理事を務めている。（CV：下田麻美）

小鳥遊（たかなし）ゆみな……裕理を兄と慕う少女。一時は泉戸家に預けられ、裕理とは兄弟同然に育てられていたが、その後、小鳥遊家へと養子縁組された。誰かに見られていると緊張して、なんでも失敗してしまう。（CV：水橋かおり）		如月美冬（きさらぎみふゆ）……フローレスに籍を置く才女。冷静で思慮深く、周囲からの信頼も厚い。全校生徒の8割以上の信任を得なければ選出されない“ミレディ（女子学部の総代）”となっている。（CV：伊藤静）

　現在のところ明らかになっているスタッフは、監督が『あまえないでよっ!!』や『School Days』の元永慶太郎さん。キャラクターデザインがさまざまな作品で作画監督などを担当する大河原晴男さんと野田めぐみさん。音響監督が蛯名恭範さん。音楽制作が5pb.。アニメーションの制作がSILVER LINK.となっている。

　ちなみに、アニメの放送開始時期である2009年春には、本編の後日談的な位置づけに当たるPC用AVG『タユタマ -It’s happy days-』が発売される予定となっている。ゲームをプレイしていた人も、アニメを楽しみに待っている人も、心に留めておいてもらいたい。

(C)2009 Lump of Sugar／タユタマ製作委員会

• TVアニメ『タユタマ -Kiss on my Deity-』公式サイト
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