2009年2月18日(水)
セガは、明日2月19日に発売するDS用RPG『シャイニング・フォース フェザー』における戦闘システムの情報を公開した。
『シャイニング・フォース フェザー』は、同社の人気RPG『シャイニング・フォース』シリーズの最新作。メガドライブ版『シャイニング・フォース』をベースに、さまざまな新要素が追加されている。ここでは、バトルパートの流れや各種システムについての情報を掲載していくので、明日から本作を遊ぶ予定の人はちょっぴり予習しておこう。
バトルには、決められた“勝利条件”と“敗北条件”があり、勝利条件を満たせばバトルに勝利、敗北条件を満たしてしまうとゲームオーバーとなる。
▲続いてバトルパートの流れを紹介していこう。戦闘パートに突入したら、まずは戦闘参加キャラクターを決定する。参加人数は、バトルごとに異なるようだ。各キャラクターには、移動できる範囲がそれぞれ定められており、その範囲内を自由に移動できる。上のグラフィックの赤い円は、攻撃可能エリアで、この円に入った敵に攻撃を仕掛けることができる。 |
▲敵への攻撃には、“スキル”を使用する。スキルを使うためには、各キャラクターに設定されている“フォース”を消費する必要があり、現在のフォース量を超えてしまうスキルは使うことができない。 |
▲基本的な攻撃方法となるのが、直接攻撃。ABXYボタンをタイミングよく押すことで、各ボタンに割り振られた攻撃スキルで敵に攻撃を行う。直接攻撃で高いダメージを与えるコツは、タイミングゲージの中央に近いポイントでボタンを押すこと。中央に近いほどダメージが高く、中央から離れるほどダメージが低くなる。 |
▲フィールド上では“フィールドスキル”と呼ばれるスキルを使用することで、魔法攻撃を行える。単体を指定してダメージを与えられる他、範囲を指定して複数の目標に攻撃することもできるようだ。 |
行動の順番は、各キャラクターのスピードで決定する。また、敵味方が別々のターンで行動するのではなく、1つのターンで全員の行動が行われる。ただし、どんなに素早いキャラクターでも、1ターンには1度しか行動できないので注意しよう。
フィールドスキルは、敵に直接ダメージを与えるものだけでなく、味方のHPを回復させたり、攻撃力や防御力を上昇させたりと、さまざまなものが存在する。フィールドスキルはキャラクターごとに所持するものが異なり、キャラクターによってはフィールドスキルそのものを持っていないこともあるようだ。
▲フィールドスキルも、攻撃スキルと同様に、使用時にはスキルごとに設定されたフォースを消費する。ただしフィールドスキルの場合、発動に必要な消費量以上にフォースを注ぐことで、そのスキルを強化できる。強化できるのは、大きく分けて“効果”、“射程距離”、“効果範囲”の3つとなっている。 |
本作の世界には、火・水・風・雷・光・闇という6つの属性に加えて、いずれの属性も持たない“無”が存在する。各キャラクターは6種類いずれかの属性を有しており、基本的にはその属性に準じたスキルを覚えていく。
属性には相性があり、“火・水”、“風・雷”、“光・闇”は、それぞれ“反属性”と言われる。反属性による攻撃は大きなダメージを与えられる。属性を念頭に置いて戦うことが、戦闘で上手に立ち回るコツとなりそうだ。
▲上のグラフィックは、属性によるダメージの違いを表したもの。水属性の敵に対して、無属性のスキルで攻撃した場合のダメージは22(左画像参照)。火属性のスキルで攻撃した場合は31(右画像参照)となっている。同じ量のフォースを使用した攻撃だが、与えられるダメージにはコレだけの差が生まれる。 |
直接攻撃時のスキルは、各キャラクターごとに複数所有していて、その内の4つをセットする(ABXYボタンに割り振る)ことで、戦闘に使用することができる。このように、任意に選択してセットできる攻撃スキルを、“セットアップスキル”と呼ぶ。
また、スキルにはレベルが存在しており、レベルが大きくなるほど1撃のダメージも大きくなるが、消費するフォース量も比例して大きくなる。レベルが上がることで、より高いレベルのスキルや、未取得のスキルを覚えていく。さらにジンは、“フォースダメージ”という特殊スキルも習得する。特殊スキルとは、属性から外れたスキルのことで、相手に不利益な効果を付加することを目的としている。通常スキルと同じようにダメージも与えられるが、消費フォース量も多めになっている。
2人のキャラクターによる同時攻撃を“ユニオン”と呼ぶ。1体の敵に対し、2人で同時に攻撃を行うため、通常よりも大きなダメージを与えることができる。ユニオン攻撃のメリットとデメリットは、このようになっている。
<メリット>
・1回の攻撃で大きなダメージを与えられる。
・2人のフォースを合算して攻撃するので、攻撃力が高いキャラクターのフォースが少なくても、もう片方のキャラクターのフォースによる補填で攻撃を行える。
・協力キャラの射程外に敵がいても、行動を行ったキャラの攻撃範囲内であれば、攻撃が届く。
<デメリット>
・範囲内にユニオンしたいキャラクターがいないと使えない。
・協力キャラは、オートで攻撃を行うため、プレイヤーの希望するスキルを使うとは限らない。
・協力キャラは、ジャストタイミングによる攻撃を行わないので、期待値以上のダメージを出さない。
・協力キャラの攻撃で終了となるので、自分の攻撃で敵が倒れても、必ず追撃してしまう。
2名以上のキャラクターによる連続攻撃を“コネクト”と呼ぶ。ユニオンとは異なり、最大5名まで参加でき、1体の敵に対し立て続けに攻撃を仕掛けるため、計り知れないダメージを与えることができる。
<メリット>
・1回の攻撃で強大なダメージを与えられる。
・行動を行ったキャラの攻撃範囲内であれば、その他のキャラが攻撃範囲外であっても攻撃が届く。
<デメリット>
・発動キャラクター以外でコネクトに参加し、攻撃を行ったキャラクターは、そのターンでの行動が終了したものとなる。
・行動順番が連続しているキャラクターたちでしか行えないので、使用機会が限られる。
・行動順に攻撃を仕掛けるので、任意の順番で攻撃を仕掛けることができない。
▲コネクトで一定回数以上の攻撃を継続すると、“FINISH”のコマンドが出現する。この時に、十字ボタンで入力を行うと、カットイン演出とともに強力な“吹き飛ばし攻撃”を繰り出せる。 |
フォースが100%の状態になると、範囲内の敵を3体まで選択してまとめて攻撃を行うことが可能となる。ただし、2体目、3体目に与えられるダメージは、通常よりも大きく下がってしまう。
各キャラクターは“フォースMAX”と呼ばれる必殺技を持っている。この技は、フォースが100%になった時に、全フォースを消費することで発動できる。非常に強力な効果を持っているが、戦闘中に1回しか使用できないので、使いどころを見極める必要がある。
▲フォースMAXは、キャラクターのカットインによるド派手な演出が挿入される。ジンの持つフォースMAXは“一閃 朱雀”。これは、範囲内の敵すべてに火属性のダメージを与える強力な技だ。 |
▲ベイルの“疾駆け”は、範囲内の味方の移動距離を一定時間伸ばすというもの。ミリアムの“スピードレベル”は、“疾駆け”と似ているが、移動距離ではなく素早さをアップする。グリゼリアの“魂の息吹”は、範囲内の味方のHPを完全回復する効果を持つ。 |
(C)SEGA