2009年2月24日(火)
タツノコ×マーベルが実現!? タカラトミーアーツが、単独商談会を実施
本日2月24日、タカラトミーアーツは、関係者向けの単独商談会を都内の秋葉原UDXで開催した。
タカラトミーアーツは、ユージン、ユーメイト、ハートランド、すばる堂の4社が1月1日に合併した新会社。今回の単独商談会にはさまざまな新商品が出展された他、各事業部の今後の展開についてのマーケティング説明会などが行われた。その模様をお伝えする。
説明会では、まず代表取締役社長の佐藤慶太氏が登壇。佐藤氏は「流行の半歩先を行き、我々が1つの市場を作っていくんだという意識を持って事業を推進していきます」と方針を説明した。佐藤氏によれば、新商品の販売はもちろん、今後はカプセルトイで展開していた商品を玩具や玩菓でも販売するなど、より幅広く展開しブランド力を高めていくという。
▲事業説明をする佐藤氏。「早く皆さまからご期待いただけるタカラトミーアーツとして、基礎体力を、パワーを持った会社として立ち直っていきたいと思います」と話していた。 |
続いて、マーケティング戦略本部の國京絋宇氏とキャンディ企画部の若桑めぐみさんによる、各コンテンツの今後の展開などについての説明が行われた。展示会場に参考出展されていた商品の現物の写真とあわせて、その内容を紹介する。
▲2009年6月に発売される『ゆるっぴ~』。画面に映ったペットを指で触ってコミュニケーションを取るデジタルトイになっている。本体を組み合わせることで、ペットが本体同士を行き来したりお互い遊んだりするギミックも用意されている。 |
▲OLをターゲットにした商品も展開するという。会場には、USBに接続して使う超音波加湿器『うるおいくう缶』など、4種類のアイテムが展示されていた。 |
▲新感覚のブーメラン『ライトニングエース』。手元に戻ってくる“リターンシステム”が搭載されており、誰でも手軽に飛ばして楽しめる。ブーメランは、天井で回転したり、回転することで発光したりといった今までにないギミックが盛り込まれているという。 |
▲1999年に発売され、1,500万個を売り上げる『カプセルプラレール』シリーズ。國京氏は売り上げに比べシリーズの認知度が低いことを指摘し、そこに潜在的な需要があると説明していた。また、カプセルトイでは「欲しいアイテムが手に入らない」というユーザーの不満を解消するために、キャンディトイなどでの販売や、レールセットの販売なども検討しているという。 |
▲プライズ『ミニトミカ』と、キャンディトイ『Cミニトミカ』が『ポケットトミカ』として生まれ変わった。『ポケットトミカ』もトイ、カプセルトイ、キャンディトイで展開する。キーチェーンアソートなど、関連アイテムもラインナップされている。 |
▲カプセルトイで販売されていた『立体ポケモン図鑑』シリーズ。全493種類のポケモンを1/40スケールで立体化した商品で、ゲームやアニメだけではわからなかったポケモンの大きさの違いを実感できるようになっている。カプセルトイだけではコンプリートできなかった人も、新たに発売されるトイで集められるようになるという。 |
▲2006年春に登場した『ミニー&テディベア』のアイテム。ミニーとおそろいの服を着たテディベアになっている。 |
▲マーベル・エンタテイメントと提携し、スパイダーマンやウルヴァリンといったキャラクターの関連アイテムを販売する。Hasbroが販売するアクションフィギュア『マーベルユニバース』の国内での販売も同社が手掛けることになるという。ライトユーザー向けに、『dotarts』のフィギュアも販売する。 |
説明会の中で、親会社であるタカラトミーが、3年後にはタカラトミー傘下の竜の子プロダクションとマーベルのキャラクターたちが共演するアニメの制作を考えていることも明らかになった。國京氏はガッチャマンとスパイダーマンが戦うことになるかもしれないと期待を膨らませていた様子だった。
▲こちらがマーベル×タカラトミーアーツのマーケティングスケジュール。今夏公開の実写映画『ウルヴァリン』をはじめ、『アイアンマン2』、『キャプテンアメリカ』といったタイトルが名を連ねている。マーケティングスケジュールの中には、2010年の4月にマッドハウスがアニメーション4作品を放送するとも書かれている。 |