2009年2月27日(金)
本日2月27日、社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)は、同協会の主催する東京ゲームショウ2009(以下、TGS2009)の開催発表会を行った。
TGSは、昨年に194,288人の来場者、209社の出展社を数えた世界最大のコンピュータエンターテインメントショー。今年は「GAMEは、元気です」をテーマとして掲げ、幕張メッセで9月24日~27日に4日間(24日・25日はビジネスデイ)開催する。入場料は一般(中学生以上)が1,200円(税込)、前売り券は1,000円(税込)で、小学生以下は無料。
▲昨年の開催では、一般来場者の満足度と次回開催への来場意欲が前年を上回る結果に。TGS2008の来場者数、出展小間数、出展タイトル数、プレス来場者数は過去最多だ。 |
▲TGS2009開催規模の目標は、昨年同様で来場者数18万人、出展社数170社、出展小間数1,550小間。世界でも有数のゲームショーとして、「世界を元気にする世界最大のゲーム情報発信イベント」とTGS2009を位置付けている。 |
登壇したCESA会長の和田洋一氏は、「今年のTGSは、日本のゲーム産業が世界の中で圧倒的な存在感が示せるようなゲームショー」になることを目指す、と意気込みを語っている。さらに、ゲーム開発者向けの技術カンファレンスであるCEDECとTGSを有機的につなげるとして、「CEDECがクリエイターの豊かな土壌を作るなら、その実を取るため、TGSはトレードショーとしての色を濃くしていきたい。そのため、今年もビジネスデイを2日間設けました」と話し、「去年、なかば思い付きで言ってしまった」というプロトタイプのゲームアイデア発表会であるセンス・オブ・ワンダーナイトを今年も実施する意向を示した。
▲「ゲーム業界は、和田さんを筆頭に個性的な方が集まられている」と語る平田氏。「ゲーム業界は抜きん出ている業界。個性的な方が多く、非常に楽しみにしている」とTGSを期待をあらわにした。 |
TGSを共催する日経BP社の代表取締役社長・平田保雄氏は、同社がTGSを共催するだけなく、今年からCEDECの共催も務めることを明らかにした。CEDEC2009は開催場所をパシフィコ横浜に移し、9月1日~3日の3日にわたっての開催となる。同氏は、「TGSが世界に冠たる、1人1人が個性的に輝いているショーになるよう尽力したいと思っております」とあいさつを締めくくった。
またCESAは、TGS2009よりアドバンスド モバイル&PCコーナーを新設する。これは、モバイル環境やPC関連のコンテンツ、機器、サービスを集めたコーナーで、主に携帯電話向けゲームやPCオンラインゲームなどの出展が目的とされたコーナーだ。
加えてライトユーザー・新規ユーザー向けに、TGS主催者事務局による整理券サービス導入を発表。これによって混雑の見込まれるブースでの試遊待機時間の短縮を狙うとともに、会場内の安全向上を目指すとしている。他にも、まだ内容は未定であるとしながら、昨年開催されたゲーム好きのアーティストを集めたライブであるGMT2008のような催しも予定しているとのことだ。