2009年3月25日(水)
重厚なストーリーが展開! TVアニメ『アスラクライン』のアフレコレポをお届け
4月からチバテレビ他全国U局、AT-Xで放送が始まるTVアニメ『アスラクライン』。その第4話の収録が、都内のスタジオで行われた。
本作は、2005年より“電撃文庫”の作品として出版されている、三雲岳斗先生原作、和狸ナオ先生イラストのライトノベル。幼なじみの少女の幽霊に取り付かれた少年・夏目智春(なつめともはる)たちの、謎の兵器“機巧魔神(アスラ・マキーナ)”をめぐる戦いが描かれる。迫力のバトルや、美少女たちに囲まれたにぎやかな高校生活が見どころだ。
アフレコ終了後、キャスト陣にインタビューを行った。インタビューに答えてくれたのは、夏目智春役の入野自由さん、水無神操緒役の戸松遥さん、嵩月奏役の野中藍さん、黒崎朱浬役の田中理恵さん、佐伯玲士郎役の森久保祥太郎さん、真日和秀役の間島淳司さん、倉澤六夏役の喜多村英梨さん、樋口琢磨役の下野紘さん、佐伯玲子役のこやまきみこさん、八伎(やぎ)役の高橋研二さんの10名だ。
――ご自身のキャラクターの紹介と、アフレコの感想をお願いします。
入野さん:智春は、幽霊に憑かれている以外は至って普通の男の子です。2話まで演じてきて、すごく正義感の強い男の子だなという印象があります。カッコよくとかカワイくとか、キメるぞ! というよりは、普通を心掛けています。
戸松さん:操緒は幽霊です。それ以外は普通で、元気で明るくてちょっとヤキモチ焼きで、かわいらしい女の子です。別録りが多いので、一緒にアフレコしたいなと思うこともしばしばありますが、とても楽しいです。
野中さん:奏は悪魔です。悪魔モードの時は凛々しく、そうでない時はカワイく演じていきたいと思っています。
田中さん:朱浬は、学園では第三生徒会に所属していて、科學部員でもあります。謎めいた女性なので、(私は)ホントに学生なのか疑問に思っています。またダークソサイエティという組織の人間でもあるということなので、これからどんどん話数が重なるごとに謎も明らかになっていくのかな? と楽しみにしつつ演じています。
森久保さん:佐伯玲士郎は、第一生徒会の会長です。生徒会はそれぞれの立場があって対立しています。いろいろな話がすごく複雑に絡み合っているんですけど、僕ら第一生徒会はある目的をまっとうするために、“智春と悪魔を契約させない”ようにします。佐伯玲士郎は、その目的のためにはギャグも通じないような一本気な男です。その中でどう楽しむのか、それを目標にこれまで演じてきましたが、役柄的にまだ遊ぶシーンはそんなにないので休憩中に遊んでいます(笑)。
間島さん:4話からの登場で、まだ1話ぶんしか登場していないのでよくわからないんですが、どうやら喜多村さんのやっている役とかかわりがあるらしいです。
喜多村さん:第2生徒会に所属するキャラクターですね。
間島さん:そんなにマジメなキャラクターではないようなので、そこを楽しんでもらえればと思います。
喜多村さん:六夏は、第2生徒会の会長です。気が強い女性で、朱浬に対してはかなり突っ掛かります。今回の話数(第4話)から初めて参加させていただいたんですが、(六夏は)一応先輩としての威厳を持っていて、セリフや行動からかなり余裕のある雰囲気の女性だなと感じました。朱浬と対立して口ゲンカをしている時などはコミカルにくだける一面も垣間見えたので、今後どんな素顔が見えてくるのか楽しみですね。あとお金が大好きです。お金に対してはすごい執着心を持っているということを最初に教えてもらいました。お金、大好き!(笑)。
下野さん:4話までに登場しているメンバーの中では、樋口は一般人代表です。何か問題が起こっている時には、どこかに行っているとか、寝ているとか、そんな感じで何も知らない、知ることのできないキャラクターですね。個人的には、科學部でステキなスクールライフを送れればと思っているキャラクターです。イロモノキャラですね(笑)。思い切り楽しんで演じようと思います。
こやまさん:玲子はすごく固く、ギャグが通じない人なのかなと思います。今まで演じたことのないタイプの役なので、初挑戦という意味もあり、頑張って行こうと思っています。
高橋さん:嵩月組若頭・八伎をやらせていただいています。八伎は若頭なので、奏でお嬢さまを慕いつつ、渋くやれたらいいなと思っています。
――作品の魅力、見どころを教えてください。
入野さん:一見ラブコメ要素満載の作品かと思いきや、シリアスな展開が待っています。そのギャップを楽しんでもらえればと思います。今後はギャグあり、涙ありの作品になっていくそうなので、ぜひ注目してください!
戸松さん:途中で奏が“機巧魔神”を使ってはいけないと強めに言うんでけど、それがなぜなのかということを踏まえつつ見ていただければと思います。
野中さん:原作にある奏の抜けているところやカワイイところもアニメでは映像で出てくるので、原作ファンの方にはそういう部分も楽しんでもらえるとうれしいです。
田中さん:学園でのやり取りも楽しいんですけど、使い魔(ドウター)と戦ったりするアクションシーンはカッコいいと思いますので、ぜひ楽しんでください。
森久保さん:いろんな人がいろんな立場でいろんなものと戦っている作品です。自分と戦っている人もいれば、立場が違うから戦っている人もいます。そこに注目してもらえればうれしいです。
間島さん:すごく深い作品ですね。人間関係も複雑なので、それらがどう絡んでくるのか、深いところまで楽しんでもらえればと思います。
喜多村さん:以前別のところで『アスラクライン』を紹介する機会がありまして、その時に設定が小説らしい作品だなと思いました。かなりドキッとするような伏線が張りめぐらされていますね。各々のキャラクターの生きてきた歴史や、これから生きていく未来、そういったものを踏まえた人物関係の描写がたくさんあるので、読み解いていくと楽しいと思います。すごく頭を使って見る作品だなと思いました。見ごたえがあります。
下野さん:相関図など見た時にキャスト陣はみんなスタッフさんからいろいろと聞かなければわからないような状態でした……。まぁそんな中でですね、僕が担当するところは、そういう複雑な部分とは一切絡んでいかないんです。ところどころに散りばめられているおもしろポイント、それを僕は推していきたいと思います(笑)。そうすれば樋口も生きていくと思いますので……頑張ります!
こやまさん:みんなで見てもらいたいですね。話し合って、わからないところを補いあい、想像しあいながら見てもらえるといいのかなと。これからもさまざまなキャストさんが出てきますので、お楽しみに。
高橋さん:伏線がいろいろある深い作品なので、1回見ただけではなかなかわからないと思います。最初に見る時は智春くんの視線になって、すべてを知らない状態から見てもらって。その後、もう1回また頭から見てもらえればと思います。
――最後に、入野さんから代表してファンの皆さんにメッセージをお願いします。
入野さん:現場は和気藹々とやっております。難しい作品なので、現場でもいつも作品について話し合っています。皆さんも一緒に、想像したり謎解きしたりしながら楽しんでいってもらいたいと思います。応援よろしくお願いします。
【放送開始日】
チバテレビ……2009年4月5日(日) 23:30~24:00
tvk……2009年4月4日(土) 24:30~25:00
テレ玉……2009年4月5日(日) 25:00~25:30
サンテレビ……2009年4月6日(月) 24:00~24:30
テレビ愛知……2009年4月7日(火) 25:28~25:58
TOKYO MX……2009年4月6日(月) 25:30~26:00
KBS京都……2009年4月8日(水) 25:00~25:30
AT-X……2009年4月2日
(木)9:30~10:00、21:30~22:00
(月)15:30~16:00、27:30~28:00
BS11……2009年4月10日(金) 深夜0:30~1:00
※放送日時は変更になる場合があります。
【スタッフ】(※敬称略)
原作:三雲岳斗
キャラクター原案:和狸ナオ
監督:草川啓造
シリーズ構成:小出克彦
キャラクターデザイン:小森篤
アニメーション制作:セブン・アークス
【キャスト】(※敬称略)
夏目智春:入野自由
水無神操緒:戸松遥
嵩月奏:野中藍
黒崎朱浬:田中理恵
佐伯玲士郎:森久保祥太郎
志津間哀音:佐藤聡美
加賀篝隆也:中井和哉
クリスティナ:大原さやか
雪原瑤:石塚さより
千代原はる奈:高木礼子
大原杏:豊崎愛生
真日和秀:間島淳司
倉澤六夏:喜多村英梨
アニア:矢作紗友里
樋口琢磨:下野紘
佐伯玲子:こやまきみこ
他