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2009年5月11日(月)

懐中電灯を手に呪われた廃墟を探索! Wii『恐怖体感 呪怨』の恐怖を先行体験

文:電撃オンライン

 AQインタラクティブは、7月30日に発売予定のWii用ソフト『恐怖体感 呪怨』先行恐怖体感イベントを、5月9日に都内のTKP代々木ビジネスセンターで開催した。


 『恐怖体感 呪怨』は、劇場ホラー映画『呪怨』シリーズをモチーフに、オリジナルストーリーが楽しめるホラーゲーム。Wiiリモコンを懐中電灯に見立て、暗がりの中をさまよいながら物語を進めていく。

 まず最初に、エグゼクティブプロデューサーのビル・リッチ氏がゲームの説明を行った。ビル・リッチ氏は、ゲームを開発するにあたって、映画『呪怨』シリーズの生みの親である清水祟監督が恐怖アドバイザーとして参加していると話し、「清水監督の協力によって、『呪怨』独特の世界観をゲームで再現できたと思います」と語った。

「映画の『呪怨』は、もともと夜道を歩くような怖さを目指して作っていたので、このゲームもそのような怖さを目指しています」とビル・リッチ氏。

 ここで、開発中のゲームソフトを体験することに。プレイヤーは、廃工場に入ってしまった愛犬を追って、気味の悪い工場の中をさまようことになる。手に持っている懐中電灯で周辺を照らしながら進んでいくのだが、懐中電灯には電池が必要で、なくなってしまうと探索ができなくなりゲームオーバーに。そのため、ステージ内の各所に落ちている電池を拾いながら、探索することになる。

操作は、Wiiリモコンを動かすとそれに合わせて視点が動き、Bボタンで前進、十字ボタンの下で後退するというわかりやすいもの。Aボタンは、表示されたアクションを実行するために使う。また、ステージ内ではWiiリモコンを使ったアクションを行う場面も見られるが、直感的なものなのでゲームが苦手な人も安心して遊べる。

 ゲーム画面が薄暗いだけでなく、工場内には血の跡や動物の死骸(しがい)などがあるため、とにかく気味が悪い。正直、探索したくないのだが、愛犬のために勇気を振り絞って先に進む。歩いているだけでドキドキするのに、ある扉を開けて自分の腕を伽椰子(かやこ)が「ガシッ!」とつかんできた時は、思わず「うわっ!!」と声を出してしまった。会場は照明を落としており、しかもヘッドホンを着用していたため『呪怨』の世界観に没入してしまい、「少しの刺激でもかなりドキドキしてしまった」と言い訳しておこう。

体験会会場の雰囲気とヘッドホンから聴こえてくるサウンドによって、その恐怖が倍増! 会場からは「おわっ!」や「ビックリした~」という声が上がっていた。
『呪怨』特有のゾクゾクするような気味の悪さは、ゲーム中でももちろん健在。特にそのサウンドが秀逸で、夜中に窓を少しだけ開けて、ヘッドホンをしながらプレイしたら、一層恐怖を感じられるかもしれない。

 また本作はWiiリモコンが2つあれば、2人目のプレイヤーが驚かせ役となることが可能だ。驚かせる効果にはさまざまな種類が用意されているので、1人でプレイするのが苦手な人は、誰かと一緒にプレイして驚かせてもらってはどうだろう。

ステージをクリアするかゲームオーバーになると、プレイヤーのビビリ度とヘタレ度が表示される。これは、驚いたり怖がったりした際のWiiリモコンの動きを見ているらしい。何人かでプレイしていると、盛り上がりそうだ。

 『呪怨』の世界観を存分に体感できる本作。今回プレイできたバージョンは開発中のもののため、メッセージが表示されなかったり、ルートが固定されていたりしたが、その恐怖を存分に感じられた。発売までまだ少し日はあるが、本作が気になる人は公式サイトをチェックしてみては?

(C)2009 AQ INTERACTIVE INC.

データ

▼『恐怖体感 呪怨』
■メーカー:AQインタラクティブ
■対応機種:Wii
■ジャンル:AVG
■発売日:2009年7月30日
■価格:5,040円(税込)
 
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