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2009年6月22日(月)

杉田さんのトークが光ってうなった! 『ハルヒ』連動ステージの模様をレポ!

文:電撃オンライン

 5月23日、東京・港区にあるアミューズメント施設“東京ジョイポリス”にて、イベント“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”が開催された。

 このイベントは、Wii『涼宮ハルヒの激動』(1月22日発売・角川書店)とWii『涼宮ハルヒの並列』(3月26日発売・セガ)、そしてDS『涼宮ハルヒの直列』(5月28日発売・セガ)の3タイトルの連動キャンペーンの一環として開催されたもの。会場には、『激動』と『並列』を購入し、応募した人の中から抽選で選ばれた400名が参加した。

 この日10:00からスタートしたイベントには、涼宮ハルヒ役の平野綾さん、キョン役の杉田智和さん、朝比奈みくる役の後藤邑子さん、古泉一樹役の小野大輔さん、谷口役の白石稔さん、鶴屋さん役の松岡由貴さんといった声優陣が参加し、トークやミニゲームで会場を盛り上げていた。では以下に、イベントの模様をお届けしていこう。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲この日のイベントに参加した声優陣の写真。左から白石さん、杉田さん、平野さん、後藤さん、小野さん、松岡さん。
“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ” “涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲小野さんは「今日はお台場にある“閉鎖空間”へようこそ! 逃がさないゼ!!」とカッコよくあいさつ。最後にあいさつした松岡さんは、ステージ装置に隠れて見えないお客さんを見ようと、ステージ上を行き来していた。▲イベントの冒頭で、某クイズゲームについて話す杉田さん。連コイン(連続でコインを投入してプレイすること)に対してビシッと一石を投じる、ゲーマーならではのコメントを披露。白石さんや後藤さんも楽しそうに盛り上がっていた。

■ 『涼宮ハルヒの激動』コーナー ■

 最初のコーナーでは、『涼宮ハルヒ』シリーズにゆかりのある人からのビデオレターを上映。国木田役の松元恵さんからのメッセージでは、アフレコに行く前にベルトを切られてしまったエピソードを語ってくれた。困ってしまったその時、白石さんと杉田さんがすかさず自分のベルトをはずして松元さんに貸したのだとか。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲松元さんにベルトを貸した経緯について詳しく話す白石さん。白石さんはテレくさかったのか、「やってることはいいことなんだけど、ハタから見るとただの変な人にしか見えないですよね(笑)」と言い、会場を笑わせていた。

 キョンの妹役・あおきさやか さんからのビデオレターに続いては、各タイトルについて話していくことに。まず最初のテーマとなった『涼宮ハルヒの激動』では、平野さんが出演するCM映像が上映された。すると平野さんは、恥ずかしがりながらも「わたし、ゲーム音痴なので最初はすごく難しかったんですよ」とプレイした感想を話していた。また踊りなれているという『ハレ晴レユカイ』では、自分で踊りをアレンジしていたようで、ゲームをプレイして改めて正しい振り付けを覚えなおしたのだとか。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ” “涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲CMの撮影をスタートしたばかりのころは、あまりの難しさにダンスのマスターに踊ってもらったと話す平野さん。杉田さんは「マスターと言えば、アジアぐらいしか思いつかない……」と言い、わかるファンたちを笑わせていた。▲ダンスの話題で思い出したのか、「イベントで踊るために、杉田君とダンスの練習したけど大変だったよ! 地獄のような特訓だったよ……」と振り返る小野さん。そんな特訓をこなしたにもかかわらず、後藤さんには「それでも杉田君のダンスはオリジナルだったよね」と言われてしまっていた。

 また、このゲームには平野さんの『空前未満は見せないで』と後藤さんの『みらくるアンコール』というソロオリジナル曲が収録されており、それぞれの曲について感想を求められた2人は、「『ハルヒ』の楽曲はいつもすごく難しい曲が来るんですけど、ソロで難しい曲はひさしぶりでしたね。息継ぎができないんですよ、この曲! ですから踊りながら歌おうとするとかなり大変だと思いますけど、是非みなさんには挑戦してほしいですね(平野さん)」、「みくるって、踊りに向いた曲をソロで歌わないキャラなんです。今回ソロをいただいて、「わたしの曲だけノリが悪かったらどうしよう……」と不安だったんですが、すごくダンサブルな曲でしたね。逆に、こんなに早口で歌ったのが初めてで、踊り以前の問題でしたね(笑)。難しかったです(後藤さん)」と話してくれた。

 続いては、ゲームに収録されている“長門ビューワー”にちなんで出演者に事前に撮影してもらった写真をもとにトークしていくことに。まず最初に公開されたのは、杉田さんのが撮影した犬の写真。犬にWiiリモコンを持たせた写真で、「ウチの犬でも何とか遊べるかと思いましたけど、やっぱりできませんでしたね」と話していた。

 2枚目の写真は松岡さんのもの。冷蔵庫にあるからい調味料を写してきたという写真を見たとたん、杉田さんと白石さんは「アフターデスソースとかあるよ!」、「これすごいですね!」と驚いていた。男性陣を驚かせるほどからいもの好きな松岡さんだが、そんな松岡さんでも、「『クールミリオン』というソースがあるんですが、あれだけは本気でからくて……それ以外は食べられるんですけどね」と話していた。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲こちらの写真は、松岡さんの“からい調味料コレクション”。松岡さんの写真を見た他の出演陣は、「見ているだけでからそう!」と戦々恐々としていた。

 3枚目はお酒の写真。――と書くだけで、カンのいいファンはお気づきであろう。そう、後藤さんの写真である。この写真について後藤さんは、「わたしも今日初めて写真を見るんですよ。実はデジカメを持っていなくて事務所の人に撮ってもらったんです」と釈明していた。事務所のスタッフからは「わかりました! 後藤さんの好きそうなものを写します!」と言われたとのこと。これだけでいかにお酒好きなのかがうかがえるエピソードだと言えるだろう。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲「事務所には、本も花もぬいぐるみもあるのに!」と納得いかない様子の後藤さんだったが、周囲に諭され自分の酒好きを素直に反省していた。その様子を見ていた杉田さんは、「さすがゴットゥーザ様。退かぬ媚びぬ、でも省みる!!」と、有名なフレーズをもじって素直に反省する後藤さんをほめたたえて(?)いた。

 4枚目は白石さんの『ご当地限定リラックマ』コレクション。最近、地方に行く機会が増えたと話す白石さんは、たまに赤くなったりしているかたわらで、『リラックマ』にハマってしまったのだとか。現時点でコレクションは40個くらいとのこと。

 小野さんは、自分の苗字と同じ“小野駅”の写真を紹介した。この駅は、京都アニメーションがある六地蔵駅の近くのものらしい。実際に小野駅へ行った小野さんは、それがキッカケで杉田駅や新杉田駅などがあることを楽しそうに話していた。また杉田さんによると、杉田駅の近くには新子安駅もあるのだとか。他にも「小田急線には“はるひ野駅”がある」という豆知識も披露していた。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ” “涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲こちらはそんな小野さんの写真。駅トークで盛り上がった出演陣は、それぞれ自分の名前の駅を教えてもらったと報告。そんな中で白石さんは「僕も切符送ってもらったけど、“しらいし”じゃなくて“しろいし”なんですよ」とちょっぴり残念そう。▲最後は平野さんがいつも使っているペンの写真。平野さんは0.3マニアだそうで、「シャープペンもボールペンも0.3ミリじゃなきゃ許せないんですよ!」とアツく語っていた。写真のペンは換え芯の種類が多いらしく「すごく便利なんです!」と話す平野さんに、杉田さんは「まるでマンガ家の先生みたいですね」と感心した様子だった。

■ 『涼宮ハルヒの並列』コーナー ■

 ここでは、『涼宮ハルヒの並列』の収録秘話を出演陣に聞いていくことに。まず口火を切った杉田さんは、「とにかく台本の量が尋常じゃないくらいありました」と振り返った。「量があまりに多すぎて、お墓の掃除にいけませんでした。でも考えてみたら僕の先祖なので、墓前にソフトを供えておけば「うわぁ、2次元メッチャいいし!」って許してくれそうですけどね」と杉田さんらしいコメントを繰り出していた。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲特に苦労したことについて聞かれた杉田さんは、「人の名前をかむとすごく申し訳ない気持ちになるんですが、3回くらいかむと逆に憎しみがわきますね」とコメント。特に言いづらいのは“国木田”だったようだ。

 その後もステージでは、脚本や演技の話題で盛り上がった。小野さんは音響監督も杉田さんの収録では負けず劣らず苦労していたことを明かすと、平野さんは役の雰囲気をつかみ直すためにアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の『孤島症候群』を見直したと話していた。また松岡さんもスタッフから「鶴屋さんは、喜怒哀楽の“喜”と“楽”しかないキャラだと言われて、ムカっとしたセリフも笑いながら言ったりしましたが、なんだか狂気的な感じになってしまって……」と話すと、小野さんも「わかります。テンションが変わらないキャラって、実は演じづらいんですよ。僕も何度か心が折れました(笑)」と打ち明けていた。杉田さんは台本の量に加えて、「アニメと違って掛け合いで収録できない点が一番難しいですね」と話していた。

 収録秘話についてのトークが落ち着いたところで、本作で三栖丸ミコトを演じた小清水亜美さんからのビデオレターが上映された。ここで小清水さんは、後藤さんに狙いを定めて「ね、ゴッ様(笑)」、「ちっちゃいオッサンが出てきたりしてませんか?」、「まさか喉にちっちゃいオッサンを飼っていたりしませんよね?」と怒涛のピンポイント攻撃! ビデオの上映後、後藤さんは苦笑いしつつも小清水さんについて「楽しいですよ~、(小清水さんが)後輩になってくれて本当によかった」とコメント。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ” “涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲コーナーのラストでは、ゲームのワンシーンをアレンジしての生アフレコも行われた。会場に集まった男性の中から鶴屋さんの婚約者を選ぶことになり、そこにキョンと古泉とオマケで谷口が参加することになるのだが……というもの。

■ 『涼宮ハルヒの直列』コーナー ■

 生アフレコが終わると、5月28日に発売されたDS用ソフト『涼宮ハルヒの直列』のコーナーへ。小野さんは「最近はDSをよくやっているので、だから「やっとDSで出てくれたか!」というよろこびが大きいですね」とうれしそう。平野さんは収録していた時期が夏ごろだったことを振りかえって、「ちょっぴり収録が怖かったですね」とのこと。

“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ” “涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ” “涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲こちらはDS用ソフト『涼宮ハルヒの直列』のスクリーンショット。SOS団の夏季合宿をテーマにしたもので、夏休みの学校で起こるさまざまな怪奇現象を、ハルヒが気付く前に解決していく……という内容になっている。
“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲ここで白石さんと杉田さんが、『直列』と同日発売された『涼宮ハルヒの並列・直列 公式ファンブック』の中身を一部公開。開かれたページの内容に、平野さんや後藤さんからは「いいよ、見せなくて!」、「め、めくらなくていいよ! もういいよっ!」と少しあわてた声が上がっていた。写真は後藤さんのページ。

 ゲームの主題歌について質問された平野さんと後藤さんは、それぞれ「キャッチーな歌が多くて、どれも印象に残っています(平野さん)」、「全曲踊れそうな曲ばっかりですよね(後藤さん)」とのこと。“踊れそう”との後藤さんの言葉に、杉田さんは「また特訓ですか!?」とちょっぴりおののいた様子だった。

 その後は、“各キャラクターがもしもこうだったら怖い”というお題で連想ゲームに挑戦。最初は“もしもハルヒが○○だったら?”というもので、実際に怖いかどうかを平野さんが判定していくことに。しかし、小野さんと杉田さんはお題そっちのけで某魔女ゲームの話で盛り上がりってしまう。そんな中、松岡さんがハルヒの名前とちょっぴりかけて「ヒルだったら怖い!」と答え、平野さんからマルをもらっていた。

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▲ニコヤカに「魔女」と答えを提示する小野さん。ちなみに、杉田さんは「デ○ノートを持ってるハルヒ」と答えていた。
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▲続く“もしもミクルが○○だったら?”というお題では、杉田さんが開始数秒で「エモノが木刀」と答え、判定役の後藤さんからマルをもらっていた。他にも「愛車がバイク(白石さん)」、「酒好き(松岡さん)」、「ちっちゃいオッサン(小野さん)」とまるで誰かを連想させるような答えが相次いだ。そんな中、平野さんは「邑子さん!」と答え、「それ怖くないじゃん!?」と後藤さんからツッコまれていた。
“涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ” “涼宮ハルヒの連動キャンペーン スペシャルステージ”
▲キョンをお題にした連想ゲームでは、平野さんが開始直後に「BL!」と回答。なんと後藤さんと小野さんもほぼ同じ答えを用意していたようで、声優陣のキョンに対するイメージが明らかになったが判定はバツ。続く松岡さんの「シャア」という答えにはマルを出していた。ちなみに杉田さんによる模範回答は「下半身がガンタ○ク」というもの。ここで杉田さんと白石さんが濃いガン○ム話をはじめてしまい、今度は小野さんがツッコミ役に。

 いよいよここでイベントも終了の時間に。最後は来場者に向けてメッセージとプレゼントを贈り、イベントは終了となった。メッセージは以下の通り。

●松岡さん
今日は本当にアっという間でしたが、皆さんのいろいろな笑顔が見られて、すごくうれしかったです。これからも『涼宮ハルヒ』ともどもよろしくお願いします。皆と一緒に歌っているCDもこれから発売になったり、すでに出ていたりするので、買ってください(笑)。

●白石さん
本当に短い時間ではありましたが、皆さん今日は楽しんでいただけましたでしょうか? ひとつ残念なことは、このメンツを相手にすると、おもしろいことを言っても負けてしまうということです(杉田さん:ジャンルが違いますよ、ジャンルが!)。(笑)今後はトークも磨いていきたいと思います。ありがとうございました!

●小野さん
どうでしたか皆さん、この極上の閉鎖空間は? この後もジョイポリスで極上の閉鎖空間を楽しんでいってください。ただし、100円必要です(笑)。アミューズメント施設でこのようなイベントができるとは思っていなかったので、貴重な経験になりました。皆さん、風邪なども流行っておりますので、帰ったらうがい手洗いなどをしっかりとしてください。道中、気をつけてカッエーレ!

●杉田さん
皆さん、朝早くから本当にありがとうございました。この後、ジョイポリスで遊ぶのもよしですが、皆さん連コインだけはしないでくださいね。あと、風邪が流行っています。マスクが売ってないからといって、デスマスクみたいなマスク、ガスマスクみたいなマスクなどをかぶっていると街で捕まります。お気をつけください。ありがとうございました。

●後藤さん
本当に朝早くから、インフルとか流行っている中、かけつけてくれてありがとうございます。今回はすごい倍率を勝ち抜いて来てくれたとのことで本当にうれしいし、『ハルヒ』のゲームでイベントをやったのが初めてだったので、記念すべきイベントになったと思います。今度は、もっと軽い倍率でみんなが集まれるような、皆に優しいイベントをできればいいなと思っていますので、またぜひ会いに来てください!

●平野さん
本当に皆さん何時起きだったんでしょうね、朝早くからありがとうございます。ゲームのイベントも初めてだったし、イベント自体、『ハルヒ』のメンバーで集まるのが久しぶりだったので、今日は私自身も楽しかったです。これから先もいろいろな展開が、いっぱい待っていると思いますので、これからも『ハルヒ』を応援してください。よろしくお願いします!

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▲朝早くから訪れてくれたファンに感謝のメッセージを贈っていた声優陣。写真は松岡さん、平野さん、後藤さんのもの。

次のページでは、イベント後のコメントを掲載!!

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▼『涼宮ハルヒの直列』
■メーカー:セガ
■対応機種:DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2009年5月28日
■価格:通常版 5,040円(税込)/超SOS団団員コレクション 8,190円(税込)
 
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