2009年6月25日(木)
TVアニメ『よくわかる現代魔法』が、BS11やAT-Xで7月から放送スタートする。
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『よくわかる現代魔法』は、桜坂洋さんが原作を、宮下未紀さんがイラストを手掛ける集英社スーパーダッシュ文庫(集英社刊)の同名小説をアニメ化したもの。コンピューターの基盤やネットワークなどを人間の肉体の神経組織の代わりに使い呪文を完成させる“現代魔法”が発達した世界を舞台に、主人公・森下こよみが魔法を学んでいくという物語だ。
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▲こよみは現存する最強の魔法使いの1人・美鎖から現代魔法を習うことになるが、何をどうしても金だらいを召喚することしかできない。 |
アフレコ終了後に行われたキャスト陣のインタビューを掲載するのでご覧いただきたい。
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――『よくわかる現代魔法』はどのような作品ですか? あわせてご自身の役柄についてもお聞かせください。
野中藍さん(森下こよみ役):私が演じるちょっとドジっ子のキャラクターのこよみちゃんが魔法学校のチラシを手にしたことからこの物語が始まっていきます。“現代魔法”の発動シーンや個性豊かな登場人物たちが巻き起こす楽しい事件が見どころだと思います。魔法と一緒にドジっ子のこよみちゃん自身も成長していく、まるで魔法少女の王道をいくような……でもちょっと新しい物語だと思います。
生天目仁美さん(姉原美鎖役):私の演じる美鎖は現代魔法最強の使い手として登場します。現代魔法とはコンピューターにコードを打ち込むことで、その現象を引き起こすものなのですが、かわいいタイトルからは想像もつかないような特殊なものです。演じていながら、なんて今どきなお話なんでしょうと思っています。
戸松遥さん(一ノ瀬弓子クリスティーナ役):弓子は古典魔法のプロフェッショナルで、一般の方が想像するような……いわゆる伝統的な、魔法使いの風貌の女の子です。ハーフなのでとてもスタイルがよくて人目を引くタイプですね。一見、ツンツンしているように見えるのですが、実は世話好きだったり……きちんと相手のことを考えている子だと思います。
寿美菜子さん(坂崎嘉穂役):嘉穂はこよみちゃんと同じクラスの委員長として物語に登場します。こよみちゃんとはPCルームでの出来事をきっかけに話し始めるようになって、一緒に魔法を習得していく間柄になります。嘉穂はもともと理系が得意で、こよみちゃんより少し現代魔法が上手なのですが、よく事件に巻き込まれてしまうキャラクターです。言葉数は少なく、秘めたところがある子だと思います。
浅沼晋太郎さん(姉原聡史郎役):この作品は魔法やかわいい女の子を描きつつも、“金だらい”の販売促進をするアニメだと思います(一同笑)。聡史郎は奔放な姉と、おっちょこちょいなヒロイン、ツンツン娘やクール娘の中で、ごく普通で、多少振り回されることにうんざりしながらも、家事に洗濯をこなす健気な男の子だと思います。僕にも実際に姉がいるので、彼の気持ちがよくわかります(笑)。
――もし魔法が使えたら、どんなことに使ってみたいですか?
野中さん:私は歌の活動もさせていただいているのですが、実は音符を読むのが苦手なんです。だから、音符がしゃべってくれるような魔法があったらいいな。
生天目さん:世界が平和になってほしいので……怒ったりイライラしたときなどに頭に花が咲く魔法を使ってみたいなと思います(笑)。そうしたらきっと世界は笑いに満ちると思いますから。
戸松さん:“どこでもドア”と“タイムマシン”を掛け合わせたような魔法があればいいなって思います。まだ学生の身としては……呪文を唱えるとテストの前に戻れて、それであっさり100点を取るとか。スミマセン(笑)。
寿さん:私は世界平和も願っているのですが、今、とてもお腹が空いているので魔法で大好きなパスタを出せたらいいなと思いま(笑)す。きっとみんな笑顔になれると思います。
浅沼さん:自分の分身を持ちたいですね。そうしたら時間が被ってしまった仕事もたくさんできて、いろんなことにチャレンジもできるし……。それとTVのリモコンや、飲み屋の靴箱の鍵をよくなくしてしまうので、それをすぐに見付けられる魔法があると助かりますね。地味な魔法ですけど(笑)。
――オンエアへ向けての意気込みとファンの皆さんへメッセージをお願いします。
野中さん:絵柄もそうですが、こよみちゃんの動きがとてもかわいいのでついコミカルに演じがちなのですが、抑えるところは抑えて、素直でかわいらしいドジっ子のこよみちゃんを地に足をつけて演じていきたいと思っています。私自身も放送がすごく楽しみです!
生天目さん:タイトルだけを聞くとファンタジーの世界を舞台にした伝説やバトルなどをイメージしがちですが、もっと身近にある魔法の素晴らしさを描いた作品です。もしかしたら自分も魔法を使えるかもしれない! そんな風に皆さんが思ってくださったとしたら、私たち出演者もすごくうれしいです。
戸松さん:魔法と言っても普通に考える魔法とは少し違って、とても現代的なものですから、きっと新鮮な気持ちでご覧になれる作品だと思います。弓子はちょっと不器用なところがあって、つい意地を張ってしまうのですが、私としては彼女のそんな一面が時におもしろおかしくなるように軽やかに演じていきたいです。放送を楽しみにしていてください。どうぞよろしくお願いいたします!
寿さん:魔法というと難しい印象があるかもしれませんが、現代魔法と古典魔法の2つをわかりやすく描いていますので、それさえ押さえれば、誰でも楽しめる“よくわかる現代魔法”になると思います(キャスト一同、拍手しながら「おお! さすが!」)。
浅沼さん:今の若い子には“たらい”は人の頭の上に落とすものというイメージしかないと思いますが、もう一度、たらいとは何か? たらいはどんな可能性を秘めているのか! ということを考えるよい機会だと思います。そして日本全国のよい子の皆さんには、「人の上にたらいを落としてはいけませんよ!」ということを最後にしっかり言っておきたいです(一同笑)。
(C)桜坂 洋・宮下未紀/集英社・「現代魔法」製作委員会
■TVアニメ『よくわかる現代魔法』