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2009年7月7日(火)

誰を捨て、誰と生きるか――疑心渦巻く思考型AVG『極限脱出 9時間9人9の扉』

文:電撃オンライン

 スパイクは、DS用ソフト『極限脱出 9時間9人9の扉』を2009年冬に発売する。

 『極限脱出 9時間9人9の扉』は、謎めいた見知らぬ場所からの脱出を目的としたサスペンスアドベンチャーゲーム。密室に張りめぐらされた謎を解き、そこから脱出する方法について探っていく。開発はチュンソフトが担当し、キャラクターデザインはデザイナーの西村キヌさんが、シナリオ・ディレクションは『Ever17』などで知られる打越鋼太郎さんがそれぞれ務める。

『極限脱出 9時間9人9の扉』 『極限脱出 9時間9人9の扉』
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■プロローグ

 主人公は大学に通う青年、名前は淳平。平凡な毎日を過ごしていた彼だったが、本人すら予期しない大いなる陰謀に巻き込まれることになった。

 ある日目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋。辺りを見回しても、見慣れた光景はどこにもない。そして、もっとも気になったのは、扉に真っ赤な塗料で描かれた“5”の文字だった。閉じこめられた密室で呆然(ぼうぜん)としながらも、頭の中では、この場所から脱出するための手段について、思考が始まっていた。

 目覚める前の最後の記憶をたどると、そこにガスマスクを付けた謎の男の顔が浮かび上がった。自宅に戻った淳平を襲い、この場所まで連れてきたであろう人物だ。記憶をなくす前、その人物はこう言った。

 これからおまえにはゲームをしてもらう。
 ノナリーゲーム――。
 生死をかけた運命の……ゲームだ。

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■ノナリーゲームと数字根

 閉じこめられている9人の手首には、鋼鉄製のバングルがはめられている。そのバングルには1~9の数字がそれぞれ示されている。淳平であれば5だ。各所には数字が書かれたいくつかのドアがあり、3~5人が集って各バングルナンバーの数字根(現れた数値をひたすら加算して最終的に得られる1桁の値)とドアの数字が同じであれば開けることが可能。これらのルールに違反した人物は爆死する。

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▲バングルとナンバリングドア。最後のナンバリングドアに書かれている数字は9で、そこがゴールらしいのだが……。



■キャラクター

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▲【淳平】21歳。大学に通う、ごく普通の学生で主人公。船の中で出会った紫とは幼なじみ。バングルナンバーは5。▲【コードネーム・紫(本名・茜)】21歳の女子大生。連れてこられた謎の場所で淳平と出会う。清楚で奥ゆかしく、おく病、天然どじっ子な一面も。目の離せない妹的存在。バングルナンバーは6。
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▲本作には9人のキャラクターが登場し、彼らもそれぞれガスマスクを装着した謎の男に連れてこられたと証言している。彼らの素性は不明だが、犯人と思われる“0(ゼロ)”が仕掛けてきたノナリーゲームの特性上、彼らと協力しなければ脱出はできそうもない。



■ゲームシステム

 脱出パートとノベルパートをくり返しながら進む本作。ナンバリングドアの先には必ず密室になっていて、そこから脱出するのが“脱出パート”だ。さまざまな謎や仕掛けがあるので、気になる部分をタッチしながら進めていこう。

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 またノベルパートでは、シナリオを読み進めるだけでなく、選択肢を選ぶ場面もある。ナンバリングドアを誰と一緒に通過するか……といったことも決めなければならない。

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(C)2009 CHUNSOFT

データ

▼『極限脱出 9時間9人9の扉』
■メーカー:スパイク
■対応機種:DS
■ジャンル:AVG
■発売日:2009年冬予定
■価格:未定
 
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