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2009年7月10日(金)

古谷さんが開催を宣言!“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”行きまーす!!

文:電撃オンライン

 本日7月10日、東京・台場にある潮風公園で“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”のオープニングセレモニーが行われた。

“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”
▲こちらは、会場にそびえ立つ18メートルの等身大『ガンダム』立像。威風堂々としたたたずまいと圧倒的なスケールで、来訪した人たちを出迎えてくれる。

 このプロジェクトは、本日のニュースでも説明されているように、今年で放送開始から30周年を迎えたアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズを記念した企画の1つ。コンセプトは、“緑あふれる都市再生と魅力あふれるまちづくりに向けて都民と行政、企業が一体となって東京のメッセージを発信していく”というもので、7月11日~8月31日にかけて開催される。

 本日のオープニングセレモニーには、『機動戦士ガンダム』の制作者である富野由悠季氏をはじめ、東京都副知事・菅原秀夫氏、“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”実行委員会会長・尾田俊雄氏、バンダイナムコホールディングス代表取締役社長・石川祝男氏、そして『機動戦士ガンダム』の主人公であるアムロ・レイを演じた声優の古谷徹さんらが登壇し、お祝いのメッセージを贈っていた。以下に、その模様をお届けしていく。

“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト” “GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”
▲セレモニーであいさつをする尾田氏たち。菅原氏は、あいさつの中でオリンピック招致に関してコメント。「東京は、世界一コンパクトで環境に優しいオリンピックを目指します」と述べていた。ちなみに、8月1日~31日の期間には、立像の左肩部分にオリンピック招致ロゴが掲げられるとのこと。
“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”
▲続いて富野氏があいさつ。身振りを交えながら力強くコメントをしてくれた。

●富野氏コメント
 大地の潤いの色は緑だと思っています。そして、この場所にこういう形でおもちゃカラーのガンダムのモデルが立って、思い知らされたことがあります。赤・青・黄そして白は、子どもたちが一番早く慣れ親しむ原理的な色で、それは、わたしたちが生まれた瞬間に愛することができる色なのではないかということです。だから、(立像が)おもちゃカラーで1/1でここにあっても似合っているのです。僕は、2カ月前までこのことを想像できませんでしたが、子どもたちを引き寄せることができるこの配色は、ピースフルな、ハッピーなものなんだとわかりました。いろんな意味でのシンボルを込められる色なんだと。現実の形になって初めて、“おもちゃの威力”というものを知ったんです。おそらく『ガンダム』を愛してくださる皆さんは、そういう魅力を感じて愛してくれたんだと思います。ならば、作り手としてのわれわれは、百年千年の『ガンダム』を作るのではありません。おもちゃカラーや緑に示されるこの地球を、永遠に使わなくてはならないのだというメッセージを発信していかなくてはならないのです。そういう場として、今日この場をいただけたことを幸せに思っています。このイベントは、10万年続きます! 今日はありがとうございました。

“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”
▲富野氏たちが壇上から降りると、立像の足元から古谷さんが姿を現した。『ガンダム』への思いを語った古谷さんは、高らかに開催を宣言した。

●古谷さんコメント
 1979年4月7日、『機動戦士ガンダム』は多くの人の思いをを受けて誕生しました。それから30年の月日が流れ、『ガンダム』は数々の新たな作品としてこの世に生まれることになりました。世代を超え、時代を超えて今なお『ガンダム』は多くの皆様に愛されております。私自身も、アムロ・レイという役をいただいて、30年を経た今でも応援され続けていることを、そして今回“緑あふれる都市・東京の再生”と“緑のオリンピック開催”という大きな2つの目標を掲げたこのプロジェクトに、こうした形で参加できることを、感謝いたしております。『機動戦士ガンダム』という作品に関わってきた関係者や、応援してくれたファンの皆様、そして“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”に携わっている皆様にお礼を申し上げるとともに、そのメッセージが1人でも多くの人たちに届くことをお祈り申し上げます。この東京という都市が緑あふれる都市として再生し、ここに住まう子どもたちにとって、希望あふれる土地でありますよう祈りながら――“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”、行きまーす!!

“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト” “GREEN TOKYOガンダムプロジェクト” “GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”
▲古谷さんの宣言の後、会場中が暗転。立像がライティングによって照らされる中、『ガンダム』ファンにとっては馴染み深い「人類が増えすぎた人口を……」という永井一郎さんのナレーションが流された。
“GREEN TOKYOガンダムプロジェクト” “GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”
▲永井さんのナレーションの後を継ぐようにして、スペシャルゲストのGACKTさんが、シャアのように低く響きわたる声でこの企画のコンセプトメッセージを読み上げた。さらにステージ上に登場すると「われわれが世界に勇気を与え、緑を、未来を子どもたちに届けましょう。それが今、地球に住むわれわれの使命です」とコメントした。
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▲こちらは会場で行われている展示の模様。バンダイナムコグループをはじめ、さまざまな企業や地域による、緑化に根ざした活動の記録が掲げられている。
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▲展示スペースの反対側には、飲食物を提供するブースも。ここで食事を楽しみながら立像を見るというのも、『ガンダム』ファンにとっては理想の休日の過ごし方かも?
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▲会場ではさまざまなアイテムも販売されている。エコバッグやTシャツ、そして会場限定のプラモデル『HG RX-78-2ガンダム Ver.G30th GREEN TOKYO GUNDAM PROJECT』など。

■ 等身大『ガンダム』立像フォトコレクション ■

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▲夕方から夜にかけての等身大『ガンダム』立像の写真を掲載。月に吠えるように天を見上げた姿が印象的だ。

 “GREEN TOKYOガンダムプロジェクト”の一般公開は、明日7月11日から。興味がある人はぜひとも足を運んでもらいたい。また、こちらのニュースでもお伝えしているように、7月11日23:00より、SCEが提供するPS3用3Dオンラインコミュニティサービス・PlayStation Home内に、等身大『ガンダム』立像を再現したオブジェクトが登場する。PS3ユーザーはこちらもご覧になってみては?

(C)創通・サンライズ


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