2009年7月24日(金)
彼らの青春は戦場でつむがれる! PSP『戦場のヴァルキュリア2』詳報到着!!
セガは、今冬発売予定のPSP用ソフト『戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校』の新たな情報を公開した。
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本作は、2008年に発売されたPS3用ソフト『戦場のヴァルキュリア』の2年後の世界を舞台に繰り広げられる“アクティブ・シミュレーションRPG”。戦略とアクションを融合した独特のシステム“BLiTZ(ブリッツ)”は継承したまま、前作を優に超える自由度とボリュームが実現されるという。では以下で、そんな本作の物語やキーワード、登場人物などに迫っていこう。
■ 『戦場のヴァルキュリア2』あらすじ ■
征暦1937年――
帝国との戦いから2年が過ぎたガリア公国では、大公に即位したコーデリアに反発する武装勢力“ガリア革命軍(反乱軍)”が蜂起し、内乱の時を迎えていた。
先の大戦において疲弊したガリア正規軍はこれを鎮圧することができず、激化する一方。国民皆兵制度は国防、つまりは外敵の侵略に対してのみ施行されるものであり、内紛における義勇軍の編成はままならず、ついには士官学校の生徒たちが反乱軍との戦いに動員されることとなった。
そんな折、国内のエリートたちが集うガリア唯一の陸軍士官学校“ランシール王立士官学校”では、国から正式に南部ガリアの自治を任されていることもあって、通常の士官候補学科以外にも反乱軍との実戦も行なっていた。
物語の主人公アバン・ハーデンスは、亡くなった兄の遺志をつぎ、ランシール王立士官学校への入学を決意する。士官学校の中で、アバンは落ちこぼれクラス“G組”の学級委員長となる。やる気もまとまりもない“G組”のクラスメイトたちだったが、アバンの根拠のない自信と図抜けた行動力、そしてそれを裏打ちする相棒ゼリの理論、立案に引っ張られ、次第にひとつになっていく。
エリートクラス“A組”、反乱軍、そして尊敬する兄……。立ちふさがる幾多の壁を、アバンは相棒ゼリと、そして仲間とともに乗り越えていくのであった。
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▲現在公開されているスクリーンショットを紹介! 主人公・アバンたちはまだ士官候補生という身分だが、戦場では、銃を持つ1人の兵士として命をかけて戦うことになるようだ。 |
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▲配置や勝利条件などを見ることができる、“コマンドモード”には、“エリア切り替え”の文字が。複数エリアで広大な戦場が表現されるのだろうか? |
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▲『戦場のヴァルキュリア』シリーズの華である戦車ももちろん登場。圧倒的な破壊力で、部隊の中核を担う。 |
■ コンセプトは“士官学校+戦争” ■
『戦場のヴァルキュリア』の舞台であるガリア公国では、“国民皆兵制度”により、誰もが銃を取り戦争に臨まなくてはならない。前作では民間人による“義勇軍”という視点から物語が描かれていたが、今回はより“身近にある戦争”を感じさせるために、プレイヤーの大半が経験しているであろう“学校”が舞台に選ばれている。
“ランシール王立士官学校”はエリートの集う士官学校で、学生たちは勉学や訓練に励み、学友と友情や愛情を育んでいる。時には、学園祭やクラス対抗戦(体育祭のようなもの)などの行事も開催され、多くのプレイヤーとなんら変わらない学校生活を謳歌しているのだ。
だが、学校のランドマークである“鐘”の音が鳴り響くと、状況が一変。学生たちは兵士へと変わり、戦場へと赴くことになる。学生の身でありながら戦わなくてはならない現実。誰もが一度は経験している“学校での生活”と“戦争”を並べることで、より浮き彫りにされる“日常と非日常のギャップ”が、本作の醍醐味となっている。
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▲こちらは、“ランシール王立士官学校”の俯瞰図。校舎以外にも、オーバルトラックや体育館など学校としての基本的な機能を備えるかたわらで、周囲を堀で囲い出入り口を制限するなど、軍事施設としての性質も持ち合わせる。 |
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▲アカデミーの中央にそびえるこの鐘楼は、時を刻むだけではなく日常と非日常とを切り替えるサイレンとしての役割も持つ。本作では、背景に“戦争”という非日常を抱えながら、青春群像劇が展開していく。 |
(C)SEGA
- ▼『戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校』
- ■メーカー:セガ
- ■対応機種:PSP
- ■ジャンル:S・RPG
- ■発売日:今冬予定
- ■価格:未定