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2009年8月5日(水)

全員ヘンタイ宣言! ドラマCD『たなくま7th』声優インタビューは大荒れ!?

文:電撃オンライン

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『たなくま7th』

■この“わかんない世界”があと10回もあるの!?(水原)


若林 2年が空いた2人は、『たなくまCD』がどう変わったと思う?

滝田 全然変わってない!

一同 えー!!

滝田 むしろ、たなくまレベルが上がっている感じがします。

若林 たなくまレベルを詳しく説明してほしいんだけど!

滝田 筋肉!

若林 ないよ! そんなものないよ! ……薫ちゃんはどうよ?

水原 私は……全然意味がわかんない! わかんないよー。だってコレ、たなくまさんの世界観の中でやっていることだから。

滝田 マニアック。

水原 そう。だから私が、その世界にまだ追いつけていないんですよ。置いてきぼりになっている。

今井 わかるわかる。

若林 2年前で止まっていると、余計にそうかもしれないですね。

水原 だから、私はニッチの役をいただいてるんですけど……水原薫でやるしかないと! これは役者として最低なんですけど、作品の世界を理解できていないんですよ。2年も空いちゃってますし(と、たなくまをジッと見る)。

滝田 だからこそ、一緒に出られてよかったよね。

水原 そう。あと10回ぐらい連続で出ないと……。って、この“わかんない世界”があと10回もあるの!? えーーっ!?

たなくま ちょ!(一同笑)

今井 確かに一般的な作品だと、どこまで続くのかが大体わかるものなんですが……。たなくまのCDは、マジでどこまで行くのかわからないですよね。

滝田 だったら途中で『さよなら』とか付けなければいいのに!

今井 1つのサイトがなくなるところに居合わせたんですよ。あの時の感動を返せ! あの時の涙を返せ! と。

水原 (収録後に)みんなで一緒にゴハン食べたのに!

滝田 あの時のゴハン、しょっぱかったんだよ!?

若林 そうかー。でも大丈夫。きっと一番わかっていないのは……この人(今井さんを指す)。

今井 はーーーーーーい。

若林 今回ダークサイドに落ちたね。

今井 落ちたし、落ちてどうしていいのか、たなくまさんは私に何を求めているのか。

滝田 私が知っているスキャミンさんじゃないよね……。

水原 今回は委員長に嫉妬した。「止め役、入ってる!」みたいな。

若林 ありがとうございます。でも委員長も、一番最初は結構アレな時があったよ。『5th』の時は「メイド長で委員長ですッ!」とかのノリだったんだけど。

今井 最初は「委員長ってどこの委員長だよ」みたいな空気感があったの。そこから、なんとなく浸透しちゃって「ああ、委員長は委員長か」って。

若林 『5th』は、今井さんの一番最初のナレーションがブッ壊れてたんだよね。

今井 あと『6th』の最初のナレーションは、台本に「千●繁さん(某人気男性声優)のように」って書かれていたりとかね! 『北●の拳』かよと!

若林 CDのタイトルに『萌えボイス屋』って書いているにもかかわらず! ですから、この作品において私の役は“まとめ役”というか。しかも、突っ込んでも誰も受け止めてくれない

今井 (委員長は)いつも寂しそうだよね。

若林 「店長!」って言っても、その店長はたいてい聞いてないじゃん。

今井 そうそう。でも今回はなぐさめてもらったよ? それにしても、こういうキャラクターって生モノなんだなというのが、たなくまCDのお仕事をしているとよくわかります。

滝田 サバイバルでしたよ。しみじみ。

今井 そうですよ。いかに自分が埋もれないようにするかという。

滝田 社会の中にこんなサバイバルがあるなんて。

水原 ……樹里ちゃんとは久しぶりに会ったんですけど、こんなキャラだったっけ?

今井 2年前は、まだ猫かぶってた?(笑)

滝田 そんなことないよー! 猫をかぶっていたのではなくて、もとからこういうキャラというか、人なのです(笑)。

今井 樹里ちゃんは深いよ!


『たなくま7th』

■じゃあ、さわやかなヘンタイ?(滝田)


――えーと話を戻して。皆さん2回以上『たなくま』シリーズに出演されていますが、今回の収録では以前と比べて苦労されましたか?

今井 スキャミンを演じる上で、疲労メーターが今井の中にあって。特に委員長が初めて来た回(『5th』)の時が大MAXでしたね。あの時はすべてのメーターが振り切っちゃいました。人間って壊れることがあるんだ……っていうのを冗談抜きで味わったんですよ。収録を重ねるごとに慣れたというわけではないのですが、今回は落ち着いてエンディングを迎えられている現状が、すべてを物語っていると思います。

若林 (今回も)終わった瞬間は死にそうになってたじゃない!

今井 あーちょっとね。でもちょっと息を吸えば回復できるぐらい。それだけで、いつもの私に戻れる余裕がまだあった。

若林 そういえば、ダース●イダーの「シュコーシュコー」(編注:『7th』のドラマでそういった表現がある)はどうだったの?

今井 勉強ということで、ダー●ベイダー(の映画)を一応見たんですが……「で?」って。

若林 あー、英語版を見ちゃったんでしょ。

今井 そう。私に何を求めているのか!? こんな加工した声は出ません! と言いたい。あれを表現するために、一応かわいくやるパターンも考えては来たんですけど、最初のテイクで「OKです」っていわれたもんだから……じゃあそのまま、空気を入れるポンプが壊れたみたいな音でいいんですねと(一同爆笑)。

水原 私は今作で3作目になるんですけど、一番大変だったのは『さよならCD』の時でしたね。「さよなら」って付くぐらいですから、いつも以上に魂を込めてやりまして、そこがMAXでした。『7th』ではこれまで学習してきた部分がありますし、私の場合は(『さよならCD』と)同じスタジオでの収録でしたから、スタジオについても学習できましたし。

今井 わかるわ。このスタジオの特性みたいなものがあって。

水原 「このへんで空気入れまーす」みたいな。

今井 ここで「休憩したいです」って言うべきなんだとか。

水原 そうそう。それがあったので、私はラクでしたね。

若林 2年ぶりの役を引っぱってくることについてはどう?

水原 役は……ニッチというより水原薫なので(笑)。前回のを聴きつつ、「ああ、前回も思うようにやらせていただいていたんだな」と。あと今回は、相方役のようなまいちゃんがいなかったんですよ。だから1人でボケツッコミしなきゃいけないという。そういう意味ではちょっと寂しいな。

滝田 私は……あんまり苦労したことがなくて、楽しかったんですよね。

若林 さっきNAOMIさんのキャラが変わっていたって言ってたよね。

滝田 今回のキャラの方が楽しかったですね、ブッ飛んでいて(笑)。

今井 NAOMIさんが暗黒面に入ったとき、嬉々としていた樹里ちゃんの目が忘れられない。

若林 私も今回は苦労がなかったですね。長い台詞とか、たなくまのマネをするとか、そういったことがなかったので。今回はみんなのまとめ役だったなあと。

水原 委員長が、そのまんまの(委員長風の)キャラで……。今後、直美さんを呼ぶときは「委員長!」って呼ぼうかな。

今井 他の収録現場でも「あ、委員長!」みたいな。

若林 全然OK。私もニッチって呼びそうだもん。薫ちゃんのこと、最初は「どんな方がくるんだろう」と思っていて、きっとかわいいボクっ子萌えがくるのかなと思っていたら……びっくり、っていうかすごい方だなと。

水原 (おもむろに立ち上がり大声で)ありがとうー、ございましたー!

若林 私、このノリ大好きなのよ(一同笑)。そんなカンジで、私も特に苦労はなかったです。

今井 おそらくですけど、たなくまさんが勉強してきているんでしょうね。

若林 ……あれ、何で褒めてるの? いいの?

今井 ストーリーに出てくるたなくまさんの言動って、本当にあのまんまらしいからね。ダメ人間の象徴みたいな感じになっていますけど。

滝田 フィクションじゃないんだ……。

たなくま フィクションだと話が書けないんで……。

滝田 えーーーーー!

今井 でも私たちはさんざんに言っていますが、たなくまさんに共感している方が作品を支えてくださっている以上、「たなくまさんは愛されてるんだな」って思わざるを得ない。

若林 まあでも、今回やらせていただいて(今井さん滝田さん水原さんを見つつ)3人ともヘンタイなんだってことがわかりました。

今井 あれは私たち、キャラクターを演じていただけですよ?

滝田 そうですよー! みんなヘンタイでしょ?

今井 それは……極論だね。でも樹里ちゃんが言うと「そうかも」って気になってくる。

水原 もうヘンタイでもいいや。

若林 まあね。だからきっと私も、ここにいる人たちみたいに、ヘンタイの要素があるから『たなくま』シリーズに呼ばれているんだと思う。

水原 見抜かれているんですよ。一番ヘンタイかもしれないって。

若林 えー!(笑)

今井 それにしても何で私たちは、こんなにヘンタイヘンタイ言ってるんでしょうね。

若林 つまり私たちはヘンタイの集まりだったと。

今井 そこで締めるの!?

滝田 じゃあ、さわやかなヘンタイ?

水原 それだ!

若林 スタッフも、買ってくださる方も、みんなさわやかなヘンタイだと。みんな家族だと。

今井 そうだそうだ! オレも“さわヘン”だという方に、ぜひ買っていただきたい!


■聴きどころは……特にありません(今井)


――えー時間が押してきたので、最後にリスナーの方へ聴きどころをひと言ずつお願いします。

若林 今回もはじけているスキャミン店長と、久々に復活したNAOMIとニッチの、CDへの向かい方が必聴です。私はいろいろなことをさらけ出せていなくて、まだまだだなと、2人を見て思いました。

水原 (思わず吹き出す)

滝田 さらけ出しましょう。

若林 さらけ出します。スキャミン店長のところまでは行きたくないですが。

滝田 私たちのところだと、裸にアミをかぶっているぐらいかな。

一同 裸にアミ!?

若林 えっと、あの……じゃあ今井さんがいるところはどこなの?

滝田 裸です(一同爆笑)。

水原 裸族か!

今井 私は公共のものを使っていながら裸だったのか……。さらけ出しすぎなので、もうちょっとまといたいですね!

若林 というわけで、みんなのさらけ出しっぷりを聴いていただきたいと思います!

水原 (ニッチのキュートな声で)まいぽんがいなくて寂しがっているニッチの、寂しい声を聴いてください。以上です。

若林 これ文章になるから、声までは再現されないの。残念だけど……。

今井 最高にかわいいフォントとかで書いてもらいますか!

水原 フォント変えてください、スミマセン……。

滝田 とっても楽しい現場にまた呼んでいただきまして、ありがとうございます。途中から話が思いっきりバトル系に変わっているので、そこらへんが真の漢として聴きどころです!(真の漢? 真の漢? と一同ざわつく) またどこかでお会いしましょう。

今井 スキャミン店長として、聴きどころはどこかと言いますと……特にありません

若林 こっらーーー! お前がまとめるって言ってたじゃんよー!

今井 だってだってー! 今日の話をわかりやすくまとめてみろって言われたら、どうよ!

水原 4文字なら「シュコー」しかないです。

若林 うまいこと言った!

今井 シュコーは……聴けばわかると思いますし、聴いたところで特に何も得られませんので、聴いていただければ「たなくまはあいかわらずだ」と思っていただけるはずです。『7th』を買っている方は『6th』も『5th』も、プレミアになっている最初の方のCDも友だちに泣いて土下座して手に入れていると思う! あのころから変わらないスピリッツが今回もヒシヒシと流れていますので、このワールドに仲間入りしたい方は買ってください。……内容は特にありません(笑)。

(C)WAVEMASTER

データ

▼『たなくま7th 萌-1グランプリ、俺たちの闘いはこれからだ!』
■発売元:ウェーブマスター
■発売日:2009年8月5日
■品番:GNCA-7139
■価格:3,000円(税込)
 
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