2009年8月11日(火)
テレビ東京とアニプレックスによる共同プロジェクト“アニメノチカラ”の関係者向け発表会が、本日8月11日に都内で行われた。
“アニメノチカラ”は、アニメーションの作り手が持つ“熱”と“想い”を実現するステージを用意し、多くの人に見てもらうことをコンセプトに、オリジナルのアニメ作品を制作・放送するプロジェクト。本日の発表会では、本プロジェクトについての説明と、2010年から放送される3作品の紹介が行われた。発表されたアニメ作品は、2010年1月放送スタートの『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』、2010年放送の『財団法人 オカルトデザイナー学院』、『閃光のナイトレイド』の3作。制作は、すべてA-1 Picturesが担当する。発表会の模様をお伝えするのでご覧いただきたい。
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▲画像左から、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』、『財団法人 オカルトデザイナー学院』、『閃光のナイトレイド』のメインビジュアル。 |
発表会では、まずテレビ東京のアニメ局局長・田村明彦氏が登壇。本プロジェクトを発足するに至った経緯などを説明した。続いてアニプレックス代表取締役社長・夏目公一朗氏が壇上に上がり、“アニメノチカラ”への想いなどを語った。
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▲“アニメノチカラ大使(アニチカ大使)”として、お笑いコンビ“ますだおかだ”の増田英彦さんと、グラビアなどで活躍中のタレント・川村ゆきえさんも登場。出演者たちと軽快なトークを繰り広げた。 |
続いては、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』の関係者らがステージに登壇し、作品の紹介を行った。このステージには、監督の神戸守さん、シリーズ構成を担当する吉野弘幸さん、アニメーションプロデューサーの清水暁さん、カナタ(空深彼方(そらみかなた))役の相川寿里さん、リオ(和宮梨旺(かずみやりお))役の小林ゆうさんが出演した。
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▲写真左から、神戸さん、吉野さん、清水さん、相川さん、小林さん。 | ▲戦争により衰退した世界を舞台に、セーズという街の小さな駐留部隊・第1121小隊に配属された少女・カナタの物語が描かれる『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』。少女たちの優しく切ない日常や、アニメーションならではの音と絵の表現に注目だ。 |
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▲キャラクター原案を務める岸田メルさんのメッセージ入りイラストも公開された。とてもかわいいカナタを、アニチカ大使の2人も絶賛していた。 |
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▲カナタ、リオの他、第1121小隊にはクレハ、ノエル、フィリシア・ハイデマンの3人の少女が所属。キャストはそれぞれ喜多村英梨さん、悠木碧さん、遠藤綾さんが担当する。 |
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▲本作を描くにあたり、スペインの城塞都市クエンカ、アラコルン要塞にロケハンを敢行したという神戸監督たち。吉野さんによれば、作品のモチーフにする街を考えていた時に、TVでこの街を見たことがキッカケになったそうだ。画像中央、右は本作の設定画。 |
その後は、『財団法人 オカルトデザイナー学院』と、『閃光のナイトレイド』のコーナーへ。ここでは、『財団法人 オカルトデザイナー学院』の企画を務める北久保弘之さん、アニメーションプロデューサーの林健一さん、『閃光のナイトレイド』のアニメーションプロデューサー・大松裕さんが登壇した。
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▲画像左から、北久保さん、林さん、大松さん。 |
『財団法人 オカルトデザイナー学院』は、要塞のような学園都市・オカルトデザイナー学院を舞台に巻き起こる怪事件を描いた作品。オカルトホラー以外にも、学園コメディの要素が盛り込まれているという。詳細は不明だが、北久保さんによればキービジュアルの少女は「ドSです」とのこと。林さんは、“オカルト”について、「UFOやミステリーサークル、ゾンビといったものを題材に扱おうと考えています」と述べていた。
『閃光のナイトレイド』は、1931年の上海を舞台にしたスパイアクション作品。こちらも詳細はまだわからないが、設定画などを交え大松プロデューサーが作品の概要などを説明した。監督の松本淳さんから届いたメッセージによれば、1931年の上海をリアルに表現するために、現場ではさまざまな苦労があるのだとか。
(C)Paradores・Aniplex/第1121小隊
(C)北久保弘之・A-1 Pictures/オカルトデザイナー学院製作委員会
(C)A-1 Pictures/閃光のナイトレイド製作委員会