2009年8月25日(火)
レベルファイブは、本日8月25日に東京・恵比寿において新作発表会“LEVEL5 VISION 2009”を開催した。
発表会では、同社の代表取締役社長・日野晃博氏が、今後レベルファイブから発売予定の新作ソフトに関する最新情報を公開。日野社長が「仕掛け」と呼ぶ、さまざまなプロモーション展開が発表された。ここでは、国内外でシリーズ累計550万本以上の出荷を誇るナゾトキAVG『レイトン教授』シリーズに関する情報をお届けする。
▲大人気AVG『レイトン教授』シリーズの発表を行う、レベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏。 |
まず、『レイトン教授』新シリーズ第1弾にあたるDS用AVG『レイトン教授と魔神の笛(以下、魔神の笛)』の発売日が11月26日、価格が5,040円(税込)であると発表された。『魔神の笛』は、『レイトン教授』第2シリーズ3部作の第1弾で、主人公・レイトン教授とその助手・ルーク少年の出会いが描かれる。物語の舞台は、第1作『レイトン教授と不思議な町』より3年前の世界。今作では、レイトンの助手を名乗るレミ・アルタワとともに、笛が鳴ると魔神が現れるという“魔神伝説”の解明に挑む。
『レイトン教授』シリーズに欠かせないナゾ問題の監修は、第2シーズンも多湖輝(たごあきら)さんが手掛ける。また声優は、レイトン役・大泉洋さん、ルーク役・堀北真希さんというおなじみの2人に加え、第2シリーズのレギュラーとしてレイトンの助手・レミ役に相武紗季さん、宿敵・デスコール役に渡部篤郎さんを起用。さらに『魔神の笛』のゲストヒロイン・ユラ役を南沢奈央さんが担当すると明かされた。ステージ上のスクリーンには、出演者たちが寄せたビデオメッセージが映し出され、大泉さんをはじめとするキャスト陣が自身が演じるキャラクターについてコメントしていた。
▲「今回も非常におもしろいので、ぜひ楽しく元気に張り切って遊んでください(大泉さん)」、「今回のルークは、これまでとはまったく違う印象のルークとなっています(堀北さん)」と『魔神の笛』について語る出演者たち。また日野社長は、デスコール役の渡部さんについて「収録の時、ひと言ひと言がカッコよかった!」と述べていた。 |
▲声優キャストの発表とあわせて、『魔神の笛』のエンディングテーマをアーティストの安藤裕子さんが担当することも発表された。安藤さんをイメージしたキャラクターも、ゲーム中に登場するとのことで、このキャラクターは東京ゲームショウ2009で発表されるという。 |
日野社長によると、『魔神の笛』は感動的な物語になっているので、仕上がりを楽しみにしていてほしいとのこと。また『レイトン教授』シリーズがヨーロッパ、特に英国で非常に人気が高いことに触れ、「ジェームズ・ボンド、シャーロック・ホームズに負けない“英国紳士”に育てていきたい」と抱負を語った。
また「“特別な仕掛け”として、100時間遊べるトンでもないオマケを用意した」と語る日野社長は、『魔神の笛』のソフトに『レイトン教授のロンドンライフ』というコンテンツを収録することを明らかにした。これは、ゲーム本編をクリアすると出現するおまけモードで、レイトンたちが住むタイニーロンドンを舞台にしたRPG。町の人々の頼みごとを聞きながら、町全体をハッピーにすることが目的となる。制作は、『MOTHER3』の開発に携わったブラウニーブラウンが手掛けるとのことだ。
▲“100時間遊べるおまけ”と銘打たれたRPG『レイトン教授のロンドンライフ』。レイトンたちが暮らす世界で繰り広げられる、ハッピーライフに期待がふくらむ。 |
最後は、12月19日に全国の東宝系で公開される劇場アニメ『レイトン教授と永遠の歌姫 THE ETERNAL DIVA』について。この映画では、レイトンとルークの“永遠の命”をめぐる初めての冒険旅行が描かれる。歌姫・ジェニス役に人気声優の水樹奈々さんが起用されることも発表となった。日野社長は、映画の登場人物がゲーム第2シリーズのキャラクターとかぶることに言及し、「この映画が、ゲームの新シリーズの流れに影響があるか、ぜひ観て確かめてください」とメッセージを述べた。
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(C)LEVEL-5/Team Layton 2009