2009年8月29日(土)
――今回プレイできたのは30分制限の3つのギルドリーヴ(冒険者ギルドから発行される仕事の委任パス。自由に選択できるクエストのようなシステム)でしたが、以前に語られていた「短時間しかプレイできない人でも楽しめるように」というコンセプトを表すシステムですね。
田中:ギルドリーヴは最終的に選び尽くせないくらいたくさん用意する予定です。プレイヤーのみなさんには、そこから「今日は何をしよう?」といったように選択してほしいですね。
――ギルドリーヴの報酬にはアイテムやお金があるようですが、他にはどのようなものが?
田中:たとえば剣スキルを上げたいプレイヤー用のリーヴもあります。
Sundi:もちろん武器を使って攻撃するだけでもスキルは上がりますが、ギルドリーヴを受けることで数段スキルを上げやすくなるといった工夫もあります。
――リーヴはエーテライト(特定のポイントへ瞬時に移動できるワープ装置)のある場所で受領するようですが、受ける場所によって内容も異なるのでしょうか?
田中:地域ごとに違いますし、なかには別のリーヴをクリアしていないと受けられなかったりするものもあります。
――クリア後にスタート地点にワープできるなど、エーテライトはかなり便利そうですね。
田中:『FF XI』では基本的に街を拠点にして行動することが多かったと思いますが、今回はエーテライトで各地に飛んで、そこを拠点に数日ギルドリーヴをこなす、ということが多くなるかもしれません。
――すると、ギルドリーヴのメンバーを集めるのも街ではなくエーテライトが拠点になりそうですね。
田中:結果的にそのほうが効率のいいシステムにする予定です。
――ちなみに今回の会場のプレイで受領できたのはモンスターを討伐する内容のリーヴでしたが、討伐対象以外にもフィールドにはモンスターがいて、スキル上げやアイテム目的で狩るのも可能ですか?
田中:可能です。NM(ノートリアスモンスター)のようにレアアイテムを落とす存在もいるかもしれません。
――発表されたモンスターは『FF XI』とは印象が異なるものの、おなじみの名前のモンスターが多いですね。
田中:他にも『FF XI』には登場しなかった、過去の『ファイナルファンタジー』シリーズのモンスターなども登場する予定です。
――やり込みプレイヤー向けのHNM(ハイレベルノートリアスモンスター)的な存在もいるのでしょうか?
田中:ええ。それがギルドリーヴの討伐対象になることもあるかもしれません。大人数で参加するバトルコンテンツとしてのギルドリーヴも、初期段階から実装することを考えています。
――ギルドリーヴの討伐対象と、通常の狩りの対象がかち合ってしまうこともあるのでしょうか?
田中:それはありません。ギルドリーヴは受領者専用のコンテンツですので。
Sundi:他のプレイヤーは、他パーティが受領したギルドリーヴの討伐対象と戦うことはできませんし、そのモンスターに襲われることもありません。
――あと、裁縫師といった職人系のクラス用のギルドリーヴもありそうですが、それらも戦闘があるのでしょうか?
田中:一切戦わなくてもスキルが上がるものもありますし、戦闘が発生する場合もあります。後者の場合は自分で戦ってもいいし、戦闘が得意な仲間を募集するのもありですね。
――『FF XI』では戦闘のためのジョブレベルを上げることと合成スキルを上げることは完全に別で、各種コンテンツで活躍するにはジョブレベルが重要でしたが、『FF XIV』ではどうなのでしょうか?
Sundi:今回は戦闘系のスキルを上げずに職人としてのスキルを極めるだけでも、冒険を進めることが可能です。それがアーマリーシステムの特徴ですね。
田中:本作においては「最高レベル的な位置まで一度も戦わずに到達できる」ということも1つのコンセプトなんです。
――ということは、ひたすら鍛冶や調理などを極めるといったプレイも?
田中:できます。ただ、ダンジョンの奥まで行く必要があったりする場合、自分で戦闘をしたくないなら誰かの助けが必要になる場合もありますね。また、戦闘系のクラスを極めるだけでも冒険を進めることができますが、今回は武器に消耗の概念が入りますので、同じ武器で戦い続けることができません。途中で鍛えなおす必要があります。
――それには鍛冶のスキルが必要ということですか?
田中:ええ。だからそれを自分で行いたいなら、鍛冶スキルを上げる必要がありますが、両方を極めるのはかなり大変なので、鍛冶職人のプレイヤーの力を借りることも多くなるでしょう。
▲画面左側のクリスタルのような物体がエーテライト。これに近づくとギルドリーヴを開始できる。 | ▲さまざまな目的や報酬が設定されたギルドリーヴが存在。 |
メインストーリーはボイス付き!? その他の情報や今後の展開は次ページで!
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※画面は開発中のもので、数値などは仮のもの。