2009年9月27日(日)
本日9月27日、東京ゲームショウ2009(TGS2009)のコーエーテクモホールディングスブースで、“『戦国無双3』スペシャルステージ”が開催された。
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▲イベントには、直江兼続マスコットキャラクターの“かねたん”も登場! |
『戦国無双3』は、“一騎当千の爽快感”をコンセプトとした同社の人気ACT『戦国無双』シリーズの最新作。これまでに公開された、黒田官兵衛、甲斐姫、加藤清正、北条氏康、立花宗茂といった5人の初参戦武将をはじめ、35人以上の武将が操作キャラクターとして登場し、影技や無双奥義・皆伝といった新アクションの追加で、バトルの爽快感も増しているのが特徴だ。TGS2009に出展されていた試遊台の体験レポートや、シリーズの開発秘話などが話されたイベントの模様も掲載しているので、そちらもご覧いただきたい。
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ステージに、プロデューサーの鯉沼久史さん、この4日間同社のブースを盛り上げてきた小日向えりさんを招いたイベントでは、鯉沼プロデューサーへ『戦国無双3』に関する質問が次々と飛び出していった。
シリーズファンがもっとも気になるであろう「他のハードへの移植は?」という質問に、鯉沼プロデューサーは「ないです」との答え。これには、そもそもクラシックコントローラPRO(以下、クラコンPRO)の発売経緯にもかかわる事情があるようで、「『無双』にはクラコンPROのようなコントローラが必要」であると強く任天堂に訴えた結果、さまざまな相談がもたれてクラコンPROの発売に至っているらしい。
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▲ちなみに、「初参戦武将のチョイスの基準は?」という質問に対しては、作品ごとのテーマに沿って考えていると話す鯉沼さん。「基本的に、その武将を貶めないように、ということを気を付けています」と、コーエーの歴史に対する愛を披露していた。 |
その任天堂とのコラボレーションとも言える“『謎の村雨城』モード”についてもふれられた。『戦国無双2』にはすごろくのようなオマケモードも搭載されており、初めはこのモードもオマケモードのはずであったのが、作っていくうちにムービーなどが加わって、普通のシナリオモードに劣らない作りになったという。このモードでは、『謎の村雨城』主人公の鷹丸を操作することも可能だとか。
さらに、最近では『真・三國無双5 Empires』でも好評の新武将エディット機能が、『戦国無双3』にも搭載される。この新武将を使って、戦国時代の前期から後期までを駆け抜ける新ゲームモード“戦国史モード”も、発売後に有料ダウンロードコンテンツとして配信されるとのことだ。
そしてここで、お待ちかねの新たな初参戦武将の発表とともにゲストが登場! ゲストは、お市を演じる前田愛さんと、初参戦武将・竹中半兵衛を演じる庄司宇芽香さんだ。
庄司さんは半兵衛を演じるにあたり、自身で彼のことをいろいろ調べてみたそうだが、実際に『戦国無双3』での人物設定資料をもらうと、知的なイメージとは離れて「意外とツッコミどころ満載」なキャラクターであったと役柄の感想を話す。鯉沼プロデューサーもそこはあえて狙っているようで、「黒田官兵衛があの風体なので、両極に位置するよう作りました」と半兵衛のキャラクター造形について語っている。
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▲庄司さんは、「半兵衛として『無双』ファミリーの一員になれてうれしいです。他にも魅力的なキャラクターたちがいるので、ぜひ新規勢をよろしくお願いします」ともコメントしていた。 |
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また鯉沼プロデューサーは、お市の年齢を引き上げたことを述べ、「大人の女性にさすがに剣玉ではと思い、武器を一新しました」と、外見だけではない彼女のデザイン一新を明らかにした。これについては前田さんも、「(フラフープではないのだが、)お市の武器はフラフープだから」と周りの人に言われて衝撃を受けたのだとか。前田さんは収録の感想についても述べていて、「神谷浩史ファンにはたまらない」という、お市と長政の出会いのシーンが印象的であったという。
トークの最後に、鯉沼プロデューサーは、「TGSが始まって(発売を12月へ)延期にしてしまってすみません」とファンへ謝罪。クオリティアップのため、もう少し時間がほしいとのことだ。その後、延期をしたおわびにという様子で口にした「まだ新キャラはいます」とのセリフに、ファンからは大きな拍手が起きてイベントは終幕した。
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■東京ゲームショウ2009 開催概要