2009年10月14日(水)
コーエーは本日10月14日に都内で開催した新作発表会で、PS3/Xbox 360用ソフト『北斗無双』を2010年に発売することを明らかにした。
この記事では、『北斗無双』のプロデューサーである鯉沼久史氏より紹介されたゲームの概要についてお伝えしていく。発表会ではこの他にも、ケンシロウ役の小西克幸さんら4名のキャストを交えたトークと、『北斗の拳』を生んだ原作担当・武論尊氏、漫画担当・原哲夫氏らを招いてのトークも行われたので、その模様は後ほどお届けする。
『北斗無双』は、1983年より『週刊少年ジャンプ』誌上で連載されていた大人気コミック『北斗の拳』とコラボレーションした、コーエーのACT『無双』シリーズの最新作。一騎当千に代わって“一撃当千”がコンセプトとなる本作では、北斗百裂拳など数々の奥義を駆使し、モノを壊したり振り回したり、投げ飛ばしたりといったこれまでの『無双』にないアクションが楽しめるという。
▲『北斗の拳』の世界観を表現すべく、これまでの『無双』とは異なる演出のアクションの数々が用意されているという。 |
▲さらに今作では、原作者監修のもと衣装デザインが一新されている。キャストについても、ケンシロウ役が小西克幸さん、ラオウ役が立木文彦さん、ユリア役が桑島法子さん、リン役が伊藤かな恵さんになることが発表された。 |
▲会場では、海洋堂制作の新デザインをもとにした等身大フィギュアも披露された。 |
また本作には、原作に沿ったストーリーの展開する“伝説編”と、『北斗無双』ならではのifストーリーのもと戦う“幻闘編”の2つのゲームモードが収録される。鯉沼氏によれば、伝説編はミッションをこなしながら原作のストーリーを追体験していくような形となり、幻闘編はオリジナルストーリーが楽しめる「『無双』ライクな」ゲームモードになっているようだ。
発表会中では、開発中の実機映像を用いたプロモーションも行われた。シーンは、原作でジード軍がリンの村を襲ったエピソードをベースにしたステージで、拳や蹴りで戦うアクションが見られた。ケンシロウに倒されたジード軍のザコが、内部から破裂して血が飛び散る場面も見られ、鯉沼氏もやりすぎない程度に北斗神拳や南斗聖拳で敵が倒れるシーンの演出にこだわりたいと話していた。
▲ジード軍との戦い以外にも、シンとのボス戦も披露された。『北斗無双』では、原作を再現するには欠かせないとして1対1のボス戦も重視されているという。ちなみにシンの手刀を避けると勢い余って柱に刺さることがあり、そこが攻撃のチャンスであるそうだ。 |
▲鯉沼氏が「リアリティのある世紀末」を表現するべく重視しているものの1つが、グラフィック。PS3とXbox 360の性能をフルに生かすだけでなく、原氏から「演出が多くていい」と褒める声も。 |
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