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2010年3月22日(月)

これぞ『CHAOS;HEAD』完結編! Xbox 360『らぶChu☆Chu!』プレイレポ掲載!!

文:ごえモン

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■ネガティブ妄想なし? エロエロイベント満載の妄想シーンをちょい見せ♪

 ついに来ました、皆さんお待ちかねの妄想イベント紹介です。しかしあんまりお見せしてしまうと皆さんのお楽しみが減ってしまいますので、ほんの一部だけ紹介していきます。紹介するのは拓巳、梨深、楠優愛の3人が、星来を探しに原宿を歩いているところで挿入される妄想シーンです。

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『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』 『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』
▲原宿のストリートでノースリーブの服をリアルブート(妄想を現実に具現化すること)した梨深。すかさず優愛がバックを取り、梨深を羽交い絞めに!?
『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』 『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』 『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』
▲そして、出たーーー! 優愛“五段活用問い詰め”!! この誘惑(強制)に負けた拓巳は、防御が手薄になった梨深のワキをクンカクンカ&スーハースーハー……。

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『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』 『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』 『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』
▲足をくじいてしまった優愛。なぜか触診をすることになった拓巳は、スカートをめくり優愛の足を揉みます。そしてどんどんと触る位置を上にしていって――。

 上で紹介した妄想は正直まだまだ序の口! この先もっともっと際どいイベントが盛り込まれています。そして重要なのは、これがただの妄想じゃないこと! 『らぶChu☆Chu!』のヒロインたちは、“妄想シンクロ”によって拓巳の心象世界に入り込んだ意識体。ギガロマニアックスとしての力を失った拓巳ですが、この世界では言わば神。妄想をすることによって、彼女たちの意識を操作することができるのです。その結果が上の画像というわけですね。

 つまり何が言いたいのかというと、彼女たちが起こした微エロな行動は彼女たちの記憶にも残っています。そしてしばらく時間が経つと「ハッ!」とわれに返るわけ。その時に生まれる恥じらいがポイント! 蒼井セナであれば顔を真っ赤にして恥じらった後、ツンに戻って「キサマ、何をしたぁー!」と怒ってくるわけですよ。この2段構えの萌え構成が素晴らしい! こずぴぃや岸本あやせはまったく恥らわない(好きだから平気というスタンス)ですが、それはそれでまたいいのです。

 ちなみに、本作にはネガティブ妄想と思われるイベントはほぼありませんでした。前作のグロ要素が苦手だった人も、完全に調子に乗ってエロ方向に爆裂した拓巳の妄想を安心して楽しめます。

『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』 『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』
『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』 『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』
▲他にもこんなイベントがありますが、多くは語りません。

■システムの軽さは『シュタインズ・ゲート』以上!?

 さてさて、最後に紹介するのは気になるシステム部分について。前作をプレイした方はわかると思いますが、『CHAOS;HEAD NOAH』のキーレスポンスやスキップモードは若干重めでした。それが『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』でかなりの改善を見せ、ユーザーの間で話題となったのは記憶に新しいですね。では、本作ではどうか? 結論からいうと……まったく問題なし!

 以前に掲載したインタビュー記事にも書かれている通り、本作は『シュタインズ・ゲート』のゲームエンジンをさらに改良したもので作成されています。なのでスキップは高速で、システムメニューでのキー操作もとても気持ちがよく好感触でした。『シュタインズ・ゲート』にあったクイックセーブ機能(妄想トリガー部分で自動でセーブ)も追加され、戻りたいところにすぐ戻れるのも○。

■リア充とは何か? 脱オタは是か非か? プレイヤーに問いかける深みのあるストーリー

 全ルートクリア&実績全解除済みであるごえモンの感想を最後に言わせていただければ、“素直におもしろかった”です。最初に『CHAOS;HEAD』がラブコメになったという情報を目にした時、正直に言えば不安でいっぱいでした。心の中では「ラブコメにして本当におもしろくなるの?」なんて疑いすらしたほどです。しかし、実際にプレイしてみると「アレ? 結構おもしろいんじゃね?」と思い始め、エンディングを迎えた時の読後感のさわやかさには感動すら覚え、若干目がウルっとしてしまいました(いとうかなこさんのEDテーマも必聴! さわやか系の良曲です)。

 物語の主軸にはもちろんラブコメ要素がわかりやすく置かれています。でも、その奥には“リア充リア充と世間では言われているけれど、本当にそれは幸せなことなの?”、“脱オタするっていいことなの?”といったアンチテーゼが含まれていると感じました。“リア充&脱オタ”という言葉に、何かしら感じるものがある方はプレイしてみると得るものがあるんじゃないかと。

 また今まで見ることができなかった、ヒロインたちのいろいろな内面が見られたこともすごくうれしかったです。たとえば、セナがコンビニでアルバイトをしている姿やセナのマンションに入れたこととか(セナ好きなのでセナばっかり)。他にも、『CHAOS;HEAD NOAH』の時になぜその行動をとったのか? どんなことを考えていたのか? などが彼女たちの口から語られ、より『CHAOS;HEAD』という物語が深みを増したんじゃないかと思います。そして前作の物悲しい物語を払拭する、各ヒロインたちとの幸せな結末も見どころですね。本作までプレイして初めて「あぁ、やっと『CHAOS;HEAD』が終わったんだ、完結したんだ」と思ってもらえるでしょう。

 なんだかほめちぎっていますけど、悪いところがあまり見当たらないんですよ。強いて挙げるなら、各ヒロインルートでいろいろな展開を見たかったな、というところでしょうか。プレイ時間は値段相応で、『CHAOS;HEAD NOAH』や『シュタインズ・ゲート』ほど長くなく、でも短すぎるわけでもないという感じです。

 ながながと感想を語りましたが、この辺で『らぶChu☆Chu!』のレビューを終わりたいと思います。『電撃CHAOS;HEAD Festival!』が付いてくる限定版も、現時点ではまだ購入できるようですので、皆さんぜひ予約してください! それでは、最後にこんな言葉で締めたいと思います。「早く限定版を予約するんだ! 間に合わなくなっても知らんぞぉーーー!」(ごえモン)

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