2010年3月26日(金)
バンダイナムコゲームスは、PSP用ソフト『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX(クロス)(以下、なりダンX)』を2010年に発売する。
本作は、『テイルズ オブ ファンタジア』の外伝として2000年にゲームボーイカラー用ソフトとして発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』を制作し直したもの。新たな戦闘システム“クロスアーツエアーリアル-リニアモーションバトルシステム(XAR-LMBS)”を搭載し、爽快なバトルを楽しめる。また、同じディスク内に『テイルズ オブ ファンタジア』のクロスエディションを収録している。
XAR-LMBとは、PS2版『テイルズ オブ デスティニー』やDS『テイルズ オブ ハーツ』から進化した新しいエアーリアルLMBSのこと。感情の変化によって変動するエモーショナルブレイブゲージを搭載している他、空中攻撃によるスピーディで爽快な戦闘を実現している。さらにシリーズ初となる、2キャラを同時操作できるチェインパートナーシステムも搭載しているという。詳細については2報以降で公開予定だ。
今回の記事では、『なりダンX』のストーリーとメインキャラクター、そして“なりきり士”について紹介する。
物語の舞台は『テイルズ オブ ファンタジア』の主人公・クレスたちがいた時代の約100年後。双子の赤ちゃん“ディオとメル”と妖精・エトスの出会いから、物語は始まる。成長した双子は、さまざまなコスチュームを身に着けることでその職業になりきって戦う“なりきり士”として、出生の謎や世界の不思議を解く冒険に出かける。
ディオ CV:斎賀みつき | メル CV:阿澄佳奈 | |
天真爛漫(らんまん)で元気いっぱいの少年。エトスの過保護ぶりの反動から、外の世界への興味を持ち、たびたび“エトスハウス”を脱走して周りの森を冒険している。いざという時の思いきりがよく、迷わない性格の持ち主。危機に陥れば慎重になりながらも、その状況を楽しんでしまう。 | 現実的でしっかり者のまじめな少女。ディオの天真爛漫さ、楽天さに対して呆れたり、なだめたりしている。「無軌道な弟を持っているため、自分がちゃんとしなければ」という使命感を持っている。とても礼儀正しく、マメな性格で、状況を冷静に見ることができる。 |
エトス CV:田村ゆかり | アルベルト CV:龍田直樹 | |
自分のことを、古代生きていた妖精の生き残りだと信じている。行き倒れだったところをノルンに助けられ、双子の親代わりとなる。超がつくほど過保護で、外の世界は危険だと、2人を家から出さなかった。自分のことを、「ぼく」と呼ぶ。 | ノルンの遣いとして双子のもとを訪れたコスチュームケース(=たんす)。2人のなりきり士の衣装を体内に収納している。特徴のある話し方をし、口調、性格ともに悪い。メルが一番のお気に入りで「メルメル」と呼ぶ。ディオとは徹底的にそりが合わず、いつもケンカばかり。 |
ディオとメルは“なりきり士”という、特殊な能力を持っている。職業のコスチュームを着ることで、その職業になりきって戦うことができるのが特徴だ。職業独特の術技を発揮でき、ステータスもなりきった職業に応じて変化する。
たとえば、“剣士”のコスチュームを着れば剣攻撃が得意になり、“魔女っ娘”のコスチュームを着れば魔術を使えるようになる。コスチュームはすべて新規制作され、80着以上が登場するという。
▲侍 | ▲忍 | ▲ナース | ▲魔女っ娘 |
▲話を進めることで、新しいコスチュームを入手することができる。職業を変えると、見た目はもちろん、ステータスにも変化があるので、たくさんのコスチュームを着こなすことが、冒険の手助けになるだろう。 |
ソフトには、『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』も収録されているのは先ほどお伝えしたとおり。『クロスエディション』では、2006年にPSPで発売された『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』の戦闘をノンストップのリニアモーションバトルシステム(LMBS)に大改造したものが搭載されており、スピーディなバトルを楽しめる。
▲クレスとミントを中心とした冒険を描いた『テイルズ オブ ファンタジア』を、爽快なバトルとともに体験できる。 |
(C)藤島康介 (C)1994-2010 NBGI
※画面は開発中のもの。