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2010年6月16日(水)

3DSの他『カービィ』や『ドンキー』の新作なども! 任天堂カンファレンスをレポ!!

文:電撃オンライン

 現地時間の6月15日に、米国で行われた任天堂のプレス向けカンファレンスの模様をお伝えする。

 カンファレンスの司会を務めたのは、Nintendo of Americaのレジー・フィザメイ氏。まずは早速『ゼルダの伝説』シリーズの最新作『The Legend of Zelda:Skyward Sword』のPVが上映され、本作の紹介が始まった。

任天堂カンファレンス

 PVの後、スクリーンには宮本茂氏が登場。「『ゼルダの伝説』で重要になるのは、剣と盾。そして謎を解き明かす数々のアイテムたち。2004年のE3では、剣と盾を持ってステージに立ったが、『ゼルダの伝説』の歴史は、これらのアイテムをいかに快適に扱えるようにするかという歴史でもあります」と説明した。

 続けて、今作でも「剣や盾を、自分で思うように作れる『ゼルダ』を作ることはできないか」と考え、『Wii Sports Resort』に収録されていたチャンバラをヒントに、「次の『ゼルダ』は「WiiリモコンとWiiモーションプラス、そしてヌンチャクの操作で行こうと決めました」と、開発の経緯を語った。

 宮本氏は「『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』ではヌンチャクは移動のみに使いましたが、今回はWiiリモコンで剣を、ヌンチャクで盾を扱います」と話し、実際にデモンストレーションを映像の中で行う予定……だったのだが、映像の中からではうまく操作できないとの話し、なんとスクリーンから飛び出す演出で、宮本氏がステージに登場した。

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 宮本氏はWiiリモコンとヌンチャクを使い、実際にリンクを操作しながら本作の特徴的なシステムを次々と説明していく。まず、Wiiモーションプラスにより、思い通りに剣が振れるようになったことを確認すると、早速シリーズの定番モンスター・デクババに酷似した植物状の敵を斬りに行く。この植物状の敵は、垂直に口が裂けるようになっており、頭部を縦に斬らなければ弾かれてしまう。

 続いて登場したのは、ナタのようなものを構えた人形の敵。こちらも、ナタを構えていない方向から斬る必要があるらしい。また、剣を見つめる目が付いたドアの前で剣をぐるぐる回すと、目が回ってドアが開く本作ならではの仕掛けもあった。

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 さらに、剣を上に掲げて力をため、振り下ろすと斬撃を飛ばせる新アクションや、おなじみの回転斬りが紹介された。回転斬りは、Wiiリモコンとヌンチャクを同時に振ると繰り出せる。宮本氏は、Zボタンでロックオンできることや、Aボタンでダッシュできることもあわせて説明。オクタロックの攻撃を盾で撃ち返し、続けて本作のアイテムについて触れた。

 Bボタンを押すとダイヤル式にアイテムが広がり、Wiiリモコンをひねるとアイテムがボックスに入り、切り替えられるようになる。ここで、まず装備したのはパチンコ。パチンコは構えてリモコンでポインタし、Aボタンを押すだけのシンプルなものだった。続いてはバクダン。今まで通り投げたり、足元に置いたりできるのに加えて、ボーリングのように転がすこともできるようになっていた。弓はリモコンを構え、ヌンチャクを引き、離すと矢が飛んで行く。デモンストレーションでは、無線の調子が悪かったのか、うまく狙いが定まらなかったが、宮本氏は「ちゃんと快適に操作できます」とフォロー。操作が『Wii Sports Resort』のアーチェリーに似ていることを踏まえると、その言葉はウソではないだろう。

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 そして、新アイテムのカブトムシ。カブトムシのオモチャのようなものを一定時間飛ばすことができ、視点もカブトムシに切り替わる。カブトムシはアイテムを運ぶことができるようで、後で公開されたムービーでは、バクダン花のバクダンを運ぶ姿が確認できた。もう1つの新アイテムはムチ。DS版のシリーズではすでに登場済みだが、今作ではすばやい敵を攻撃するのに有効なようで、宮本氏は空を飛ぶコウモリの群れをムチで一蹴していた。

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 宮本氏によるデモンストレーションはここまで。「来年には皆さんにお届けできます」と、発売時期も明かした。

 『ゼルダ』の次に紹介されたのは、マリオたちがさまざまなスポーツに挑戦する『MARIO SPORTS MIX』。PVが上映され、ビーチバレー、ホッケー、ドッジボール、バスケットボールが紹介された。こちらは北米で2011年に発売される。

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 その次は、フィザメイ氏がWiiのソフトについて言及。「ライトユーザーは『Wii Sports』や『Wii Fit』に飽きたらもうソフトは買わないとも言われていましたが、現状を見る限りそんなことはありません。それは、『マリオカートWii』や『New スーパーマリオブラザーズWii』といったタイトルが、橋渡しをしているからです」とし、新たな橋渡しになるタイトルとして『Wii Party』を公開した。本作は、13のゲームと70以上のミニゲームが収録された、文字通りのパーティゲーム。北米では、今秋に発売されるとのことだ。

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 その後、ユービーアイソフトから発売され、米国で大ヒットを飛ばした『JUST DANCE』の続編『JUST DANCE2』もPVで紹介された。

→『黄金の太陽』や『カービィ』の新作も!!(2ページ目へ)

(C)Nintendo

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