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2010年6月21日(月)

【電撃乙女部】20XX年のジューンブライドを目指して、結婚式のアレコレを調査!

文:電撃オンライン

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■これだけは言っちゃいけない新郎“NGワード”とは?

──結婚式というと、とにかく事前準備が忙しいというイメージが強いのですが……何しろ体験したことがないので、実際のところどうなんでしょう?

有賀:ウェディングの日取りというのは半年~1年前に決めるお客様が多いですが、実は直前4カ月ぐらいまでは時間の余裕があるんです。ドレスを決めるぐらいはできますが、毎月新作が出てきますのでやっぱり新婦の方は迷いますよね(笑)。披露宴などの席次も、出欠のお返事がすべて出てからですし、またお式が近くなると人数が変わったりしますから、あまり前からは決められないんですよ。

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──結婚式にこだわりがあるのは、圧倒的に女性だと思いますが、特にどんなところにこだわる方が多いですか? 男性が気にするポイントも教えてください。

有賀:やはりドレスとお花ですね。男性が気にされるのは、費用……ですね。

──少しでもリーズナブルに結婚式を行ないたい場合、何かテクニックはあるのでしょうか。

有賀:一つはお得なプランを賢く使うことです。多くの会場では人気の春や秋と比べて、夏や冬はお値段がリーズナブルだったり、特別特典が付いていたりします。また、挙式までのお日にちが近いと日程の選択肢も少ないですが比較的値段が抑えられる傾向があります。あとは短期集中で事前準備を、お2人で頑張らないといけませんが(笑)。

──ちなみに、女性がこだわるドレスというのは1着レンタル料はいかほどで。

有賀:平均30万円ですね。これにはご新郎様の衣装も含まれています。もう少しお安いものもありますが、好きなデザインにこだわるとこれぐらいに価格になる方がほとんどです。

──30万円ですか……。その他、結婚式のプランにほぼ必ず含まれる物には何があるんでしょう?

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有賀:お料理、ドリンク、ウェディングケーキ、引き出物、紙袋、引き菓子、衣装、音響費用、司会、挙式のセット、招待状や席次表、席札などのペーパーアイテムです。あとはビデオを残すかどうか、演出を加えるかなどがあります。

──こうして改めて必要な要素を見ると、結婚式の準備はなかなか大変そうですね。よく耳にするのが女性ばかり準備にてんてこ舞いで、彼がちっとも手伝ってくれないことを理由に喧嘩してしまうそうですが。

有賀:いわゆるマリッジブルーのことですね。決めなくてはならないことが、本当にたくさんある準備期間で、女性にとっての禁句は「好きにしていいよ」なんです。

──いろいろ憧れがあるのは女性側だから、「君の好きなようにするのが一番だから、好きにしていいよ」ではいけないんですか!?

有賀:男性としては「何でも君にまかせるよ」でよいと思いがちですが、女性にしてみれば「2人の大切な日なのに、あなたは私にまかせっきりで興味がないのね」となるわけです。ですから私どもプランナーは最初のお打ち合わせの際に必ず、「いいんじゃない?」と「好きにしていいよ」だけは禁句です。マリッジブルーの引き金になります。とアドバイスさせていただきます。 特にドレス選びは喧嘩の原因になりやすいんです。女性はいろいろ試せて楽しいですが、男性はただ待っているだけで退屈してしまうので、つい感想を求められても「いいんじゃない?」と言いがちで(笑)。

【有賀さんからのマリッジブルーを防ぐためのアドバイス】

●「好きにしていいよ」と「いいんじゃない?」はNGワード
●どうしてもドレス選びに同行するのが辛い場合、「当日までサプライズにしておきたいから、お義母さんといっておいでよ」と言ってみる。
●パソコンが得意なら、席次表や招待状、ウェルカムボードの手作りでポイントを稼ぐ!
●意見を求められたら、理由を添えて同意する。


■女性は思い出で生きていく生き物

──結婚式の準備期間に、新郎新婦になる方は改めてお互いじっくり話し合う時間を持つわけですが、そこで2人の認識が食い違っていた。なんてことが発覚することもあるんでしょうか?

有賀:意外に多いのがプロポーズをしていない男性が多いんです。

──どうやって結婚に至ったんですか?

有賀:女性からすれば不思議ですよね(笑)。 ただ、お付き合いが長くなるうちに何となく。周囲の働きかけもあっていつの間にかそろそろ、ご両親との顔合わせが用意されていて、家に帰ったら雑誌の『ゼクシィ』が置いてあった。という感じでしょうか。

──じわじわと固めていくわけですね。参考になります(?)。

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有賀:あるいは彼はきちんとプロポーズしたつもりが、彼女のほうは言われた記憶がないなんてことも。男性側は「え、親に会って欲しい」と言われたからあれがプロポーズでしょ? と思いきや、それは女性にしてみれば「親に会ってもらうのと、プロポーズは別でしょ」となるわけです。当社では事前に“ラブマッチアンケート”を行い、こういった意識の食い違いが見えてきます。そこで、結婚式の中で改めてご新郎様にプロポーズをしていただく、という演出もありますよ。女性は思い出で生きていくものなんです。だから何となくしたつもりではダメ。ちゃんと「結婚してください」と言葉にしないといけないんですね。

■めんどくさがってたら結婚はできませんっ!

──あの……お話をうかがっていると、かなり結婚式を挙げるという行為のハードルが高くなっていくんですが。この試練を乗り越える努力をするメリットってなんでしょう?

有賀:まずですね、結婚をメリット/デメリットで考えてはダメだと思います(笑)。結婚式を挙げる準備過程では、今まで別々のお財布だった2人が初めて“結婚式”という大きな買い物でお財布を共通にします。そこで、相手が一体何を重要視するのか。価値観が見えてくるんです。 もう1つは親族同士のコミュニケーションが事前に取れることでしょう。家族を大切にしている人か、家族同士の絆はどうなのか、親戚づきあいは? 結婚式を飛ばして入籍するのはラクチンですが、こういったその先の人生において大切なことが後から見えてくることになります。

 お若い方ほど、この手続きを面倒だと思うでしょうが、結婚式は相手の親族の懐に入り込む、最大にして最後のチャンスだと思ってください。ご新婦様はあえてご新郎様のお母様に、お花やドレス、お料理などの相談をされることで10年後、20年後まで、両家の関係もよくなります。

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 おハナさんはここまでのインタビューの間に、何度か「それはメンドクサイですねえ」「大変ですねえ」という発言をされていますね。そのままでは結婚は難しいですよ。出会いの場を探して出かけていくことも、めんどくさがっていたら出会えませんから!

──うっ、愛あるご忠告ありがとうございます。それでは最後にT&Gがプランニングする結婚式は、こんなところがオリジナルですというコメントをいただけますか?

有賀:まず、同じ結婚式は2つとありえない。というところですね。それぞれのカップルがお持ちの歴史や思い出をうかがった上で、これからのお2人の人生に必要なプランをご提案します。お花選び1つにしても、A/B/C3つのプランを用意してどれか選んでくださいではなく、テーマや大好きなお花を中心にアレンジが可能です。

 また、多くの会場では会場見学をして会場を決めたときに担当者が変わります。次にお打ち合わせ担当者が変わり、お式の当日には当日の担当者に引き継ぐ、3回担当者が変わるケースが多いんです。当社の場合は最初から最後まで、必ず同じスタッフが担当することで信頼関係を築き、流れ作業では決してできないおふたりだけのウェディングパーティを創り上げることが可能です。

 繰り返しになりますが、結婚式とはその準備過程で改めてお相手と向き合う、とても大切な時間です。一緒に一度の素敵な思い出を皆さんと分かち合えるよう、そのお手伝いをT&Gがさせていただければ光栄です。

──本日はありがとうございました。

 

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