2010年6月30日(水)
絶望したい人寄っといで! 唐辺葉介さんが手掛ける新作PC用ノベル『暗い部屋』
6月30日に、暗い部屋製作委員会からWindows PC用のアプリケーションソフト『暗い部屋』が発売される。価格は2,000円(税込)。
『暗い部屋』は、諸般の事情により出版停止となった同名小説をソフトウェア化したもの。ソフトウェア化にあたり、ビジュアルと音による演出の追加、文章の大幅な改稿が行われている。シナリオは、スクウェア・エニックス・ノベルズの小説『PSYCHE』や『犬憑きさん』を手掛けた小説家・シナリオライターの唐辺葉介さんが担当している。
それでは以下で、本作のあらすじやスクリーンショット、公式通販特典などの紹介をする。なお、公式サイトでは本編1章分を収録した動作確認版が配布されているので、購入の参考にしてみてはいかがだろうか?
† 『暗い部屋』あらすじ † 光の入らない閉ざされた部屋で、少年は母の死体のそばに座り込む。腐り始め、においを放つ死体を眺めながら、少年は慌てることもなく静かに自分の死を意識する。 やがて空腹と疲労に耐えかね、寝そべったその時、部屋のドアは開かれ、少年の新しい生活が始まる。 |
●『暗い部屋』スクリーンショット
●公式通販特典には唐辺葉介さん未公開短編小説が付属!
公式通販サイト・りんごエレクトロンで本作を購入すると、唐辺さんがデビュー前に執筆した未公開短編小説が付属する。なお、この短編小説は『PSYCHE』の原型となったもので、ボリュームは全40ページとのことだ。
▲公式通販特典にはかなり貴重な未公開短編小説が付属。唐辺さんファンはぜひチェックしてほしい。 |
●著名人のコメントを多数掲載
『暗い部屋』のソフトウェア化に対して公式サイトに寄せられた、milktub・bambooさんや田中ロミオさん、荒川工さんなど著名人のコメントを以下に掲載する。
※五十音順、敬称略
●寄せられたコメント
・荒川工(サービス業)
お金を払う価値のある胸糞悪さって、とても貴重だと思います。悔しいので、この、読むハーシュノイズのような体験をあなたにも。
・榎津まお(声優)
たくさんの虫に体中を這い回られるような。底なし沼にゆっくり沈んでいくような。ぬるぬるした酸素を吸い込んでいるような。
そんな気持ち悪さにうっとりです★
・くない瓜(グラフィックデザイナー)
読んだ後、ゼッタイ落ち込むとわかっていても、興味を持たずにいられない。
・田中ロミオ(アーティスト)
「遊びに来るのはいいけど、うちは暗いよ?」と言うのでせいぜい薄暗い程度だろうと思って行ったら、家中の蛍光灯が全部外されていた、というくらい驚きがある脚本だった。び、病的だ……!
この作品は、いつも以上に唐辺葉介です。
・長岡建蔵(デザイナー)
圧倒的な文章力とスタイリッシュな画面にちょと嫉妬。ついつい最後まで読んじまったじゃねーか……仕事あんのに……。
・奈月ここ(イラストレーター)
毒々しそうな感じがたまりません。すごく楽しみにしています!!
・milktub bamboo(アーティスト)
唐辺作品には狂気と狂喜、ロックが詰まっていると思う。
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