『ロード オブ アルカナ』体験版配布で行列！ プロデューサー柴貴正さんに聞く

文：電撃オンライン

　スクウェア・エニックスは、10月14日発売のPSP用ソフト『ロード オブ アルカナ』の体験版先行配布を、8月15日に東京のソフマップ 秋葉原 アミューズメント館で実施した。

　『ロード オブ アルカナ』は、最大4人でのマルチプレイに対応したアクションゲーム。プレイヤーは、自らの分身となる“スレイヤー”を作成して魔物に挑み、世界の秩序の根源である核石（アルカナ）を集めていくことになる。ターゲットのロックオン機能や、シンプルな操作系によるアクションなど、初心者でも遊びやすいバトルシステムなのも特徴だ。

　昨日の大阪に続き、東京で行われた15日の体験版先行配布でも、多くの人が早くから駆けつけていた。15：00から予定されていた配布開始時間が近づくと足を運ぶ人もさらに増えて、用意されていた整理券は約1時間ほどで配布終了となった。

▲配布開始時間の15：00には、整理券を持った人の行列ができていた店頭。最終的には17:00時頃まで配布が行われていたそうだ。

　会場となった店頭では、プロデューサーの柴貴正さんにお話を伺うこともできたので、その模様を以下に掲載する。

――本日の体験版配布は整理券が配布されるほど盛況ですが、この様子を見て手応えはいかがですか？

　（来場者が）多いですね、びっくりしています。期待に応えられるよう、さらにがんばっていきたいと思います。

――発表から体験版配信、発売日までのテンポがよいですが、制作が始まったのはいつごろでしょう？

　2年くらい前ですね。『モンスターハンター』シリーズが広げてくれたマルチアクションゲームのマーケットで、いろいろなゲームが出ているとは思うのですが、「ウチもやらなきゃね」みたいな話をしたのがきっかけです。どのマルチアクションゲームも触ると（プレイ感覚や内容が）全然違いますし、「我々ならではのおもしろさって何だろう？」と考えながら、今回やらせていただいています。

――編集部では、アクションゲームの苦手なスタッフにも好評だったのですが、アクションゲームが苦手な人に向けて意識した部分はありますか？

　我々はRPGのノウハウを持っていて、それは何かというと、（そのゲームを）やったことのないユーザーがどんどんうまくなっていくゲームデザインがすごく得意なんですよ。ですから、そのレベルデザインを入り口に付けてあげて、難しくて途中で投げ出すことのないような作りは意識しています。

　体験版は特にそういう感じなので、ひょっとしてアクションがうまい人からすると「なんだよ」と思われるかもしれませんが、製品版ではえらいことになっているので（笑）。まずは入り口の部分を楽しんでいただければと思います。

――体験版のクエストダウンロードも行われる予定ですが、そちらの難易度はいかがですか？

　どんどん難しくなっていく感じです。発売も間近に迫った9月30日配信のクエストは、けっこうハードな難易度になっていると思います。そこまでのダウンロードクエストは、シングルでも十分行けると思うのですが、9月30日の分に関してはマルチプレイもオススメです。

――製品版に関しても、発売後のダウンロードクエスト配信は考えられていますか？

　もちろん考えています。この手のゲームはないと、お客さんに満足していただけないと思いますし。

――マルチプレイのゲームということで、今後、ユーザー参加型のイベントの開催予定はありますか？

　ユーザー同士のコミュニティ活性化をサポートすることは、このジャンルのゲームにおいては非常に大切なことだと考えていますので、何かしらやっていこうと考えています。

――それでは最後に、8月19日以降に体験版をダウンロードするユーザーに向けてメッセージをお願いします。

　我々はこのマーケットに対して後発で、しかも新規なので、お客さんもいろいろ疑っているのではと思います。ですから体験版をぜひ遊んでいただいて、その上で判断していただいて、おもしろければ買ってください！

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• 『ロード オブ アルカナ』公式サイト