2010年8月31日(火)
ふあー暑い! 電撃オンラインの『アイドルマスター』いろいろ担当・アクティPです。以前にもお伝えしましたが、9月1日1:59をもって『アイマス』アーケード版のネット接続サービスが終了となります。あともうちょっとで終わりです。
というわけで、オンラインの実質最終日となる8月31日には、さまざまなイベントが行われました。Ustreamでは今井麻美さん(如月千早役)と若林直美さん(秋月律子役)によるオーディションの生中継がありましたし(天海春香役・中村繪里子さんも司会でいましたね!)、ペーパークラフトの配布も行われていますし。
で、もう1つ重大なイベントが。アーケード版『アイマス』――いわゆる『アケマス』の聖地・ナムコ中野(旧:プラボ中野)では、アーケード版の開発責任者を務める小山順一朗さんがあいさつをするというじゃないですか。いてもたってもいられず、真夏の暑ーい空気をかきわけながら、ナムコ中野まで行ってきましたよ!
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▲最近店名が変わったナムコ中野。未だについ「プラボ……」って言っちゃう。 |
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▲足を運んだ多くのプロデューサーから大きな拍手で迎えられる小山さん。 | ▲こちらは、小山さんを迎えるプロデューサーたち。すごい人数!(写真はプライバシー保護のためちょっとボカしています) |
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▲ハイタッチする小山さんとプロデューサーたち。あいさつを終えた小山さんに花や寄せ書き、さらには感謝状を贈るプロデューサーもいました。 |
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▲たくさんの贈り物をもらって、ちょっぴりウルッとした(?)小山さんを見送りつつ、店内のプロデューサーたちは「アイマス最高!」コール。盛り上がり方がハンパなかったです。 |
なんかもうアーケード版が完全終了するかのような盛り上がりだったのですが、あくまでオンラインのサービスがなくなるだけですからね、念のため。とはいえ、オンラインのサービスがなくなるとアーケード版の魅力は減ってしまうなあ……撤去が進んじゃうのかなあ……とも思うのですが。個人的にも、ここまで楽しませてもらったアーケード版には本当に感謝です。5年間ありがとう!
んで電撃オンラインでは、あいさつを終えた小山Pに直撃してきました。ここからはそのコメントを掲載したいと思います。『アイマス』プレイヤー必見。
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――今日のイベントの感想をお願いします。
最初に中野でロケテストをした時、どんなゲームかわからない謎のようなゲームなのに、遠方から来てくださった方がいて。このゲームは人気があるんだなと感じたんですね。次の池袋のロケテストでもかなりの人数が並んでくださって。ゲームセンターの経営者の方にも、その様子を見ていただいたんですよ。で、商談ということになって全国を回ったんですけど、そこからは地獄のような日々でした(笑)。首都圏はよかったんですけど、九州はなかなかコレが……。
ですから「アーケードはすたれちゃったのかな」と思っていたんですが、今日の盛り上がりを見て感激、感動しました。最初のロケテストの時よりも熱気があって、(本作を)やり続けていた人たちにとって生活の一部になっていたのだと強く感じました。泣いていらっしゃった方もいましたね……。オンラインでできなくなることは、すごく申し訳ないな、という気持ちがあります。
(イベント中に)感謝状をいただいた時、読み上げられた内容が“私たちが最初に意図していたもの”なんです。意図したことを皆さんが体感して、ご自身の言葉となって、それが私に返ってきた――ということで、他の作品とはまた違う感動をいただきました。
――小山さんの中で、一番思い出に残っていることはなんですか?
すごくいっぱいありますね(笑)。しんどい時が1年くらいあって、『アイマス』の本編(オーディションにあたるバトルシステムの部分)だけが全然できていなくて、「ビーチバレーにしよう」とか「アドベンチャーにしよう」とか二転三転したんですよ。最初は3D表現されたキャラクターに介入して遊ぶ、という部分ばっかり考えていたんですけど、ある時「成功したら見る、にすればいいじゃん」と他の方からヒントをもらったんです。そのヒントを受けてオーディションにしようと決めたので、自分にとってはすごい思い出です。
――ファン人数のカンストが起こることは想定していましたか?
あれはビックリしました! あと、2000年問題もあるとは思っていませんでした。それだけ(製品の)寿命があるとは思っていなかったんです。(修正は)すごく大変でした……。あと、リアルでプロデューサーの皆さんがこんなに仲よくなっていることにも驚きましたね。開発当初、プレイヤーはマネージャーという設定だったんですが、どうしてもしっくりこなくて。自分がアイドルをプロデュースしているという設定の方が、みんなで話しやすいから、と(打ち合わせで)言っていたことを覚えています。
――ファンの方に、改めてメッセージをいただけますか?
『アイマス』のよさは、日常生活を楽しみながら、アイドルたちのことを実感しながら毎日コツコツと暮らしていくのが楽しい、というゲームでした。その部分における大きなファクターの“ネットワーク”と“メール”は切れてしまうんですけど、今の『アイマス』はいろいろなところで身近に感じられるコンテンツになっていると思うので、今遊んでいる人たちの期待に応えてくれるコンテンツになっていくことを祈っております。
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▲番外。『アイマス』筐体のミニチュア版にPSP本体を組み込んで持ってきていたプロデューサーもいました。小山Pは「すごい!」と感心しきり。ホントこれ、アイデアも、作っちゃう熱意もスゴイと思います。 |
(C)窪岡俊之 (C)2003-2010 NBGI