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2010年9月17日(金)

魔法を使うワクワク感! 誰もが魔法の国へ引き込まれるRPG『二ノ国』レポ

文:電撃オンライン

 TGS2010のレベルファイブブースでプレイアブル出展されている、DS『二ノ国 漆黒の魔導士』とPS3『二ノ国 白き聖灰の女王』のプレイレポートをお届けする。

魔法を使うワクワク感! 誰もが魔法の国へ引き込まれるRPG『二ノ国』レポ 魔法を使うワクワク感! 誰もが魔法の国へ引き込まれるRPG『二ノ国』レポ

 まず、ゲームに同梱される魔法の本“マジックマスター”を使った試遊が可能なDS『二ノ国 漆黒の魔道士』をプレイ。プレイアブル版では、物語の最初からストーリーを楽しめるモードと、途中で訪れる街“ビッキーニ”からスタートするバージョンを選択できた。気になる方でプレイしてみるといいだろう。

 “はじめから”を選択すると、スタジオジブリが手掛ける美麗なアニメーションムービーが流れる。序盤のストーリー中は、合間にムービーが多く挿入され、物語に引き込まれること間違いなし。主人公・オリバーが事故で母親を失うという少し重いストーリーが続くが、人形が変化した涙の妖精・シズクが登場してからは、なんともコミカルな言動にクスっとしてしまう。ムービー時以外でのキャラクターの動きも、ハイタッチするなど細かい表現が多く、ついじっくりと見てしまうことだろう。

 基本的な操作は、移動は十字ボタンかタッチペンでのスライド。人に話しかけたり気になる場所を調べたりするのはAボタンと、オーソドックスなRPGと同じ。DSの上画面にはマップが表示され、目的地がある場合は赤い矢印でその場所が表示されるので、あまりゲーム慣れしていない人でも迷うことはないだろう。

 シズクに導かれて、異世界・二ノ国へ向かうことになったオリバー。二ノ国への扉を開く魔法を使うため、“マジックマスター”を使うことになる。

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 “マジックマスター”を使う時は、ゲーム内のシズクが本のどのページを開くのか指示してくれる。ゲームの中から実際に手もとにある本に対して、「○ページを開いて」と言われるのはなかなか不思議な感覚だが、その感覚がまたさらに、魔法の世界へとプレイヤーを引き込んでくれる。魔法を使うために“マジックマスター”の誓約書に名前を書いたり、ルーンを調べて魔法を使ったりと、小さいころに夢見た“魔法を使う”というワクワク感が体験できる。ついつい夢中になってしまい、15分の試遊時間があっという間に終わってしまった。

魔法を使うワクワク感! 誰もが魔法の国へ引き込まれるRPG『二ノ国』レポ

 続いて、PS3『二ノ国 白き聖灰の女王』をプレイした。DS『二ノ国 漆黒の魔導士』と同じ軸で展開する物語でありながら、異なるストーリー展開が楽しめるという。こちらも、主にゴロネール王国の街の中を自由に動けるシナリオと、森の中でのバトルがメインのシナリオのどちらかを選べるようになっている。

 ゴロネール王国のシナリオでは、王様に会うために街の中で“あかゴロンギョ”という魚を探すイベントが楽しめる。まるでアニメーション映画のグラフィックをそのまま切り取ったような美しい街並みが印象的。少し広い街で迷子になりそうだったが、シズクが先行して歩いてくれるので迷わず歩くことができる。

 また、バトル編では“滝の回廊”というエリアの奥にいる巨大な魔物と戦うことに。バトルはオリバーのイマージェン・ルッチや仲間たちに指示を出し、それぞれが自由に戦ってくれるシステムになっている。敵が怒り出し強力な攻撃をはじめたらガードを重視したり、逆に隙を見て技や魔法を叩き込んだりと、迫力のバトルが楽しめる。

 どちらの『二ノ国』でもやはり魅力的だと思ったのは、スタジオジブリのアニメーションで描かれた世界観だ。ファンタジーRPGが好きな人はもちろん、ジブリのアニメ映画が好きな人も楽しめるだろう。また、DS『二ノ国 漆黒の魔導士』の“マジックマスター”で魔法を使う感覚は、ぜひとも実際にプレイして体験してみてほしい。

(C)LEVEL-5 Inc.

■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2010年9月16日~17日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2010年9月18日~19日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売り1,000円(税込) ※小学生以下は無料

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