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2010年10月27日(水)

【恋姫†夢想ミニ特集】ラストは『恋姫†夢想』初心者に向けたまとめ記事をお届け!

文:ごえモン

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■「好みの女の子がいる編を買え!」って、そもそもどんなキャラがいるのよ?

 各陣営ごとのキャラクター紹介は、特集2日目~4日目にかけて掲載してきたので、詳しくはそちらをご覧ください(※キャラ紹介記事リンク:『呉編』『魏編』『蜀編』)。……あ!? そういえば、1人紹介し忘れたキャラクターがいたので、ここで補足しておきます(確信犯)。

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』

●華雄(真名:不明) CV:西沢広香

「はぁーーーーーーっ!」

 董卓軍の猛将で、反董卓連合との戦いの時には張遼とともに汜水関を守っていた。自らの武技を最強と自負するなど、誇り高い性格。部下思いな側面もあり、華雄隊の兵士たちの結束は固い。関羽に軽くあしらわれる。

 前作では唯一の戦死者で、本作でも一刀が会いに行けない&戦闘にも参加できない、真名も明かされない華雄さん。その存在感の薄さから、アニメ版でもたびたびネタにされていましたね(笑)。

 で、その華雄を引き合いに出していったい何が言いたいのかというと、本作のキャラクターはそれぞれ個性があって、本当に魅力的。普通で存在感が薄い公孫賛、彼女よりもさらに存在感が薄い華雄、キャラが被っている曹操と袁紹など、個性をいじり倒すネタも多めで、彼女たちのやりとりを見ているだけで楽しめます。50人以上いる武将たちのキャラ付けや書き分けがしっかりとできているのは、本当にすごいと思います。

 そんな魅力あふれるキャラクターの中から、僕が気に入った武将を各陣営から1人ずつ独断と偏見でピックアップしてみます。

●『呉編』:孫策(真名:雪蓮)

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』

 『呉編』だと、一般的には孫権、周泰、呂蒙あたりの人気が高いと思いますが、あえて孫策を選びました。ツン→デレ→デレデレへと変化する孫権の破壊力はものすごいし、お猫様とたわむれる周泰もかわいすぎですが、僕はやっぱり『呉編』は孫策と周瑜の物語だと思うんですね(あと孫権)。

 孫策は、普段は飄々(ひょうひょう)としていて、仕事をほったらかして村に遊びに行ってしまうような王ですが、実は誰よりも孫呉の未来を考えている女の子。本作のキャラの中では、人間的に完成されている数少ない人なので、一刀とベタベタしたり頼られたりは他のキャラほどありません。そんな大人のお付き合いをしながら、たまーに頼られるのが萌えポイント! すでに周瑜とカップルで、2人のイチャイチャを見せ付けられる展開なので、結構人を選ぶのかもしれないですね。僕はそんな2人をニヤニヤ眺めるのが好きです。

●『魏編』:曹操(真名:華琳)

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』

 『魏編』でこの人を挙げなければ嘘ですよ!(本当は、楽進とどちらをピックアップしようか迷いました)。誰もが一目置く完璧超人の女の子・曹操。武将たちを導く曹操は、一切のブレなく覇道を突き進んでいきます。でもそんな曹操には、部下の誰にも見せられない女の子としての弱さ、かわいらしさがあります。その女の子の部分に気付き、彼女の支えになれるように行動する一刀は、次第に彼女に認められて頼られるようになっていく……という強気っ娘に慕われていく王道展開がたまらない! 覇道を突き進んでいった結果、彼女を待ち受ける運命とラスト付近の心情を思うと、涙を流さずにはいられないです。

●『蜀編』:馬超(真名:翠)

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』

 公孫賛と迷いました(笑)。前作からの僕の好感度の流れは、趙雲→諸葛亮→呂布→黄忠→関羽→馬超&公孫賛で、←イマココの状態。趙雲、諸葛亮、呂布は非常にわかりやすい人気キャラですが、馬超はよーく見てみると味のあるキャラクターです。脳筋とバカにされて怒る姿がかわいかったり、実は一番乙女的な思考を持っている馬超さん。五虎将なのにあんまり活躍しないとか、馬術が得意で公孫賛とキャラが被っているとか、萌え(?)ポイントが非常に多いです。あと、一刀が褒めるとものすごいテレて、「★□△○×っ!?」などの意味不明な文字列を、巧みに言語化してしまう馬超役・小林眞紀さんの演技に注目してほしいです。

 とまあ自己満足的な紹介をしてしまいましたが、僕が伝えたいことは登場キャラクターすべてが魅力的なので、絶対にあなたが気に入るキャラクターが各陣営で1人はいるはず! ということです。1人と言わず、すべての武将は好きになれるだけのポテンシャルを秘めていると思いますので、3タイトルどれを買っても、キャラ的に不満に思うことはないはず!

 実は華雄以外にも紹介していないキャラが3人ほどいます。その3人は、『呉編』、『魏編』、『蜀編』以外のもう1つのルートで活躍することになります。原作を知っている人は「ああ、あいつらか(笑)」とわかってもらえると思いますが、原作を知らない人はゲームで実際に見て驚いてください。

『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』 『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』 『真・恋姫†夢想 ~乙女繚乱☆三国志演義~ 呉/魏/蜀編』
▲これがもう1つのルートで活躍する3人のシルエット。

■まとめ:このゲーム、ぶっちゃけおもしろいの?

 間違いなくおもしろいです!

 上で挙げたように、キャラクターが全員魅力的なので、ギャルゲーとして楽しめるのはもちろんのこと、三国志の時代にタイムスリップしてしまうタイムスリップものとしても楽しめます。そこに武将たちが全員美少女になっているというスパイスを効かせたことで、ジュブナイル小説のようなおもしろさも出ていると思います。最新作のPC用ソフト『真・恋姫†無双 ~萌将伝~』までプレイしましたが、本シリーズは間違いなくギャルゲー界に名を残す名シリーズだと思います。

 戦闘パートは前作と比べてプレイしやすくなりましたし、ほぼすべてのキャラを戦闘に参加できるようになったのはうれしい限り! AVGで戦闘パートがあると、ちょっぴり邪魔に思ってしまうこともありますが、本作の場合は戦闘時のシチュエーションや戦闘パートへの入り方が秀逸なので、臨場感あふれる戦闘が楽しめるでしょう。カッコイイ音楽とともに敵味方が入り乱れる赤壁の戦いは、ものすごく盛り上がると思いますよ!

 もちろん、3タイトルすべてがデータインストールに対応しているので、ロードの長さで不満を感じることはありません。本作は容量の関係上UMD2枚組みになっていて、拠点パートで女の子たちに会いに行く時にディスク2に交換する必要がありますが、インストールさえしておけばディスク交換を必要としない親切設計となっております。なので、プレイする際には、容量が十分あるメモリースティックを用意して、必ずインストールすることをオススメします!(ごえモン)

(C)BaseSon
(C)イエティ/レインエンターテイメント

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