2010年12月16日（木）

【V＆B座談会前編】『ヴィーナス＆ブレイブス』の思い出を100年間語り合おう！

■大事なのは間合い。そして引かぬ心じゃ――

ごえ：100年にわたる戦いがテーマということで、やっぱりキャラには愛着を持ってしまいますよね。皆さんは、どのキャラクターが好きでした？

押野：人によって名前は違いますけど、私は初回プレイで選んだゲフャッハー。いまだに発音の仕方がわからないですが（笑）。

ごえ：ゲフャッハー!?　え？　あの子の名前、ゲフャッハーにしたんですか？　僕は普通にアレフでしたけど、初回プレイでゲフャッハーを選ぶ人がいるんですね（笑）。

KYS：俺もアレフだったかなー？

やま：私はアレフだと普通だし、ゲフャッハーはないだろうと思ってアッシュにしましたよ。

ごえ：でも、ゲフャッハーの親もひどいですよね。あれだけブラッドのことを好き好き言ってたのに、気がついたら他の男の子どもを作っているとか……。まあ、根本的にはブラッドが悪いんですが。

KYS：俺はやっぱりヴィヴィだね。確か、PS2版の公式サイトで壁紙を配っていたんだよ。で、ヴィヴィの壁紙をダウンロードして、会社PCの壁紙にしてた。


▲本作で大事なポジションを担う魔女・ヴィヴィ。PS2版の公式サイトでは、壁紙をダウンロードすることができるので、ファンになった人はダウンロードしてみては？

やま：確かに、アリアよりはヴィヴィのほうが好きです。

ごえ：ヴィヴィは人気ありますよね。最終的にヴィヴィが全部持っていくし。

押野：あの演出はずるい！　あれを見たら、絶対にヴィヴィのファンになります。

ごえ：僕もヴィヴィは好きですが、アリア様も捨てがたいですよね？

KYS：アリアは最初はすごいツンツンしているよな。でも、ブラッドとだんだん心を通わせて笑うようになるとか、王道展開だよな。

ごえ：デレたアリア様は最強ですが、遠征0日とかで帰った時の、怒ったアリア様の表情もよくないですか？　あー、僕もアリア様に怒られたい！


▲女神のアリア様。最初は感情の起伏があまりなく、ブラッドにすました顔をしながら非情な措置を取らせる。

KYS：そこなのか……。

押野：変態ですね。

やま：変態さんですね。

ごえ：いやいや！　きっと僕と同じ志を持つ人もたくさんいると思います。まあアリア様の話はこの辺りでやめておいて、女性から見るとやっぱりフリーとかレオあたりが人気なんですかね？

押野：師弟間の“受け継がれる意志”的なものがいいですよね。

ごえ：「大事なのは間合い。そして引かぬ心じゃ」ですね。それと「ありがとうございました！」は泣きます。

押野：あとは“お守り”と、教えを思い出すシーンとかヤバイですね。

やま：フリーもレオも確かにいいですけど、私はブラッドですね。一番かわいそうだし……。

KYS：同情かよ（笑）。

ごえ：ブラッドはかわいそうですけど、最初のほうはすごいムカつきません？

KYS：ムカつくムカつく（笑）。

押野：とあるキャラにすごい冷たいですからね。

ごえ：そんなんだから「軟膏塗っとけ」にコロっといっちゃうわけです。

やま：それを見て、やっぱりマメな男が勝つんだなって思いました。

ごえ：「私も年を取ったわ」の一連のシーンはグっときますよね。不老不死の主人公と、普通に老いて死んでいく人間との隔絶がうまく演出された名シーンでした。

ごえ：あと、僕はユマとか好きですねー。

押野：「いい仕事だ……」も名シーンです。

KYS：こらこら。もう好きなキャラについては終わったから。

やま：じゃあ、次は本作の目玉である戦闘システムの話をしますか？

ごえ：いえ、前編はここまでです。

KYS＆押野＆やま：えっ!?

ごえ：あんまり話すと、本当に100年間話続けてしまいそうなので、ここで一旦中断します。お楽しみは後編に……ということで、前編はここまでにしましょう。皆さん、「ありがとうございました！」。

KYS＆押野＆やま：「ありがとうございました！」