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2010年12月27日(月)

医者の卵の少年と精霊を統べる女性……『テイルズ オブ エクシリア』キャラ紹介

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスは、2011年に発売するPS3用RPG『テイルズ オブ エクシリア(以下、TOX)』の新情報を公開した。

『テイルズ オブ エクシリア』

 『TOX』は、かねてより“Next Tales of”と呼ばれていた『テイルズ オブ』シリーズの、最新マザーシップタイトル。2010年12月15日にシリーズ15周年を迎え、『TOX』はその15周年記念タイトルでもある。キャラクターデザインに、藤島康介氏といのまたむつみ氏の2人が起用されているのも大きな特徴で、それぞれのデザインしたキャラクター、ジュードとミラが主人公となる“W主人公制”が採用されている。今作のジャンルは“揺るぎなき信念のRPG”と銘打たれ、人間と精霊の共存を軸としたストーリーが展開していく。

~世界観~

『テイルズ オブ エクシリア』

 精霊術による文化を基盤に発展した世界、リーゼ・マクシア。
 そこには人間と多くの魔物、そしてあまねく精霊たちが存在していた。

 人間は、脳の“霊力野(ゲート)”と呼ばれる器官から、世界の根源エネルギーである“マナ”を発することができ、マナを糧として生きる精霊は、人間からマナを受け取り、その見返りとして術を発動させる。これが精霊術の仕組みであり、この共生関係こそが、リーゼ・マクシアの文明の根幹を担っていた。

 精霊術は、人により得手不得手があるものの、誰もが使える一般技術で、生活の隅々にまで浸透していた。照明を灯すこと、家を建てること、大きな船を動かすこと、すべてを行っているのは精霊術である。

 しかし精霊の姿そのものは、特別な方法で実体化していない限り、人間の目でとらえることは難しい。日常的に精霊術の恩恵にあずかっていても、実体化した精霊を見ることは非常に稀(まれ)である。そんな精霊たちを、太古から束ねる主は、元素の精霊マクスウェルであると言われている。


~あらすじ~

『テイルズ オブ エクシリア』

 王都イル・ファンの病院で、インターンとして研修中のジュードは、忙しいながらも平穏な日々を送っていた。

 ある日、精霊術失敗によるケガ人が、普段よりも不自然に多く来院する。患者を診察したジュードは、精霊たちの様子がおかしいのではと疑問を持つが、その原因はわからなかった。

 そんな中、担当教授への言付けを、持ち前のお人好しぶりを発揮して引き受けたジュードは、教授が仕事で向かったという、軍の研究所を訪れる。

『テイルズ オブ エクシリア』

 一方、自らがまつられている山中の社で、下界の様子をうかがっていた精霊マクスウェルことミラは、王都イル・ファン周辺で、大量の精霊が一度に消滅したことを感知していた。

 ミラは、すべての精霊と人間に危機が迫っていると判断し、真偽を確かめるべく、イル・ファンへと向う。精霊消滅の原因と思しき軍の研究所へ、単身侵入を試みようとしてたミラは、そこで1人の少年と出会う。


■アナタはどちらを選ぶ? ――2人の主人公

 本作の主人公は、ジュードとミラの2人。ただしゲームを進める際には、プレイヤーはどちらか1人を選択して、そのキャラクターの視点から物語を楽しんでいくことになる。ここでは、2人の主人公のプロフィールを紹介しよう。

『テイルズ オブ エクシリア』

ジュード・マティス CV:代永翼
「お節介、お人好しって言われちゃうけど、放っておけないから」

性別:男性 年齢:15歳 身長:163㎝
武器:ナックル 戦闘タイプ:拳法使い

 本作の主人公。まだ幼さの残る少年だが、医師になるべく、1人故郷を離れて王都イル・ファンの医学校で学んでいる。現在はインターンとして研修中。賢く冷静で、何事も要領よくこなす優等生だが、物事の割り切りも早い今どきの子。一方で、お節介ともいえるほどの世話焼きな面もあわせ持つ。そのせいで何かとやっかいごとに巻き込まれがちな、お人好しである。

 争いごとは好まないが、戦いにおいて優れた集中力を発揮し、仲間のピンチを救うことも多い。自分にはない、特別な使命感を持ったミラにあこがれの念を抱き、力になりたいと思うようになる。


『テイルズ オブ エクシリア』

ミラ=マクスウェル CV:沢城みゆき
「決断に必要なのは時間や状況ではない。お前の意志だ」

性別:女性 年齢:20歳 身長:168㎝
武器:剣 戦闘タイプ:術剣士

 本作の主人公。地水火風を司る四大精霊を従え、自らを精霊の主マクスウェルだと名乗る謎の女性。性格は冷静沈着。世界を律する精霊マクスウェルとしての責任感が思考の基準となっており、使命を果たすための行動には一切の迷いがない。同時に、なすべきことを成そうとしない存在を嫌悪する。

 精霊としてかなりの英知を持っているものの、人間的な生活能力は皆無。人間やその文化に対する好奇心が旺盛で、ひとたび興味をもつと徹底的に知りたがる。使命に臨む場面以外では、かなり天然かつ素直。ジュードと出会い、ともに旅をするうちに、少しずつ人間の感情を理解するようになる。


『テイルズ オブ エクシリア』 『テイルズ オブ エクシリア』
▲医者の卵という主人公としては珍しい設定のジュード。“賢く冷静”ということで、頭脳派の側面を持つようだ。やはり回復の精霊術も使えるのだろうか?▲今作のバトルは、2人で協力して戦う“DR-LMB(ダブルレイド・リニアモーションバトル)”という新たなシステムが採用されている。詳細は続報を待ってほしい。

■主題歌のアーティストは浜崎あゆみさん!

 話題のアーティストとタイアップすることの多い『テイルズ オブ』シリーズだが、『TOX』のテーマソングは、幅広い活躍で人気のアーティスト・浜崎あゆみさんが担当する。楽曲は、膨大な資料のもと『TOX』のためだけに作られ、彼女自らが作詞を手掛けている。

『テイルズ オブ エクシリア』
▲1978年福岡県生まれ。1998年4月8日、シングル『poker face』でデビュー。1999年1月1日発売の1stアルバム『A Song for ××』でミリオンセールスを記録する。2001~2003年に前人未到の3年連続日本レコード大賞を受賞し、今年9月29日に発売した自身50枚目のシングル『L』で、女性アーティスト初の25作連続首位という記録を樹立した。12月22日には、12枚目となるオリジナル・アルバム『Love songs』が発売された。

■ufotableがアニメーションを担当!

 『TOX』のアニメーションムービーは、ufotable(ユーフォーテーブル)が制作することが決まっている。現在は、浜崎あゆみさんの主題歌にのせたオープニングムービー、TVアニメ1本分(30分程度)近くにおよぶ劇中でのアニメーションムービー、チャットのイラストなどを制作中だという。

 同じくufotableがアニメーションを手掛けた『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』、『ゴッドイーター』、『ゴッドイーター バースト』とは、同社運営のufotable cafeでコラボレーション企画が行われていたため、そちらの展開も気になるところだ。

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2011 NBGI

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