シンプル操作ながら奥深い良質ACT！ 『エルシャダイ』プレイレポの話をしよう

文：電撃オンライン

■おっと、驚かせてしまったようだな。私のセーブが心配なのか？

　このゲームの目的は、神を裏切った堕天使たちを天界に連れ戻して、堕落の一途を辿る地上界を一掃し、すべてを無からやり直そうとする“洪水計画”を止めること。そのためイーノックは、堕天使たちが作り出した背徳の塔“タワー”を攻略していきます。

▲ルシフェルに導かれて地上界に向かうイーノック。導入部では書記官の仕事をしているイーノックを見ることができます。そして、ルシフェルに声をかけられて答えた言葉はもちろん「大丈夫だ、問題ない」です。		▲ムービーなどでたびたび登場したこの場所。私は最初、てっきり手の上かと思っていたら、ここは7人の堕天使たちの魂を捕らえるための“牢獄”だったようです。指のような部分が7つあることを言われて気付きました。

　美しいビジュアル表現で描かれた世界を、ステージ上のギミックやジャンプを駆使して進んでいきます。ビジュアルが独特なので、最初は進む方向がわかりにくいかも、とイメージしていましたが、ちゃんとオブジェクトが置かれているので迷うことはなさそうです。バトルも交えつつサクサク進んでいると、聞き覚えのある携帯電話の着信音が……？　ルシフェルが道端で、携帯電話でしゃべっている！

　こういうACTでセーブポイントというと、光るサークルのような無機質なものが多いじゃないですか……。なんと『エルシャダイ』のセーブポイントは、ルシフェルです。「そんなセーブポイントで大丈夫か？」と疑問に思いましたが、これにも実は深い理由があるそうです。ルシフェルは時間を自由に行き来できる力を持っています。ゲーム中で突然何も関係ないセーブポイントを出すのではなく、ルシフェルが力を使っているからセーブ・ロードができるということを表現したと。なるほど、そう言われると説得力がありますね。大丈夫だ、問題ない。ちなみに、ルシフェルの電話の相手は“神”だそうです。しゃべっている内容は、セーブポイントごとにちゃんと用意されているという力の入れ具合。セーブポイントの役目を考慮しなくても、ルシフェルを探してしまいそうです。

■アーチ、ベイル、ガーレ。3つの武器を自由に選択していけ

　イーノックは素手で戦う以外に、3つの武器を使用することができます。武器は当初、堕天使たちとともに地上に堕ち、本来の力を失い堕天使の使役獣たちに奪われてしまっています。それらを戦闘中に奪い返し、“浄化”することで使えるようになります！

▲左から、近距離で流れるような攻撃が可能な“アーチ”、攻撃力が高く防御しながらの移動もできる“ベイル”、唯一遠距離から攻撃することができる“ガーレ”です。

　これら3つの武器は3すくみの関係になっていて、アーチはベイルには有利でもガーレには不利――というように、相手の使う武器を見て装備を選択していく必要があります。といっても、1つの武器だけで進むこともできるので、好みの武器だけを使い続けても大丈夫！　りえぽんは今回は、東京ゲームショウでは登場しなかったガーレを中心に使っていましたが、道中は苦労せず進めました。

▲3つの武器の3すくみの関係はこのようになっています。どの武器を使っても操作がすべて同じなのもポイント。武器が変わっても戸惑うことなく攻撃可能です。

▲浄化したばかりの武器は真っ白ですが、敵を攻撃しているとまた穢（けが）れて、だんだんと黒くなってしまいます。穢れてしまうと攻撃力がダウン！　再び浄化すれば攻撃力が元に戻りました。もちろん、敵から武器をまた奪ってもOKです。

▲堕天使たちなどボスクラスの敵は武器を装備していませんが、やはり有利な武器と不利な武器が存在します。ボス戦の場合はフィールドに3種の武器が何度も出現するので、持ち替えながら有利な武器を見極めましょう！

　武器はバトルだけではなく、ステージの攻略にもかかわってきます。ACTが苦手な人は、アーチを基本的に使うことがオススメ。武器ごとに特殊な能力があるのですが、アーチはジャンプ後の“滑空”が可能です。ジャンプを駆使して進むことが多いので、アーチの滑空を使うだけでも、かなり先に進むことが楽になりました。

→よしわかった、説明しよう。チャプターごとに表情を変えるステージを

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• 『エルシャダイ～アセンション オブ ザ メタトロン～』公式サイト