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2011年2月26日(土)

【PW養成講座26】『MTG』おさらい編第3回はカードの種類や使い方を説明!

文:電撃オンライン

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■ 『MTG』のカードたち ■

さて、前のページまでで呪文の唱え方はだいたいわかってもらえたかしら?
カードにはそれぞれ唱えるためのマナ・コストが設定されていて、それに必要なマナは土地をタップすることで得られるってことだよね。
ええ、その基本がわかっていれば大丈夫よ。
じゃあ今日はおしまい?
いいえ。せっかくカードの使い方、唱え方を話したので、今日はついで『MTG』にどんなカードがあるのか、一気に解説しちゃおうと思います。それではこちらをどうぞ!
えぇー! 一気に説明しちゃうの!?
実際に使ってみないとなかなか感触がつかめないかもしれませんが、皆さんはとりあえず「こんなカードもあるんだ~」くらいで考えてもらえれば大丈夫です。では、どうぞ!

<土地>

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 クリーチャー呪文をはじめとする、『MTG』における呪文カードを唱えるためのコストとして必要なマナを生み出す能力を持ったカード。土地カードは呪文ではなく、唱えるためのコストを持たないという特徴を持つ。自分のターンのメインフェイズに1枚だけ、戦場に出すことができる。

 土地には先に紹介した基本土地の他に基本でない土地がある。基本土地には平地、島、沼、山、森の5種類があり、それぞれ白、青、黒、赤、緑の色マナを生み出す。基本でない土地には、白と青、赤と緑といったように2種類のマナのいずれかを生み出せるものや、土地でありながら、同時にクリーチャーにもなる能力を持ったもの、さらにマナを生み出さない代わりに何かしらの能力を持つものなど、さまざまなバリエーションが存在する。


<クリーチャー>

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 クリーチャーカードは、プレイヤーが使役する生物や人間のことを指す。クリーチャー・カードは、その右下にパワーとタフネスの数字が書かれている。例えば1/2なら、パワー1、タフネス2のクリーチャーということになる。パワーとは、主に戦闘時に対戦相手や戦闘を行ったクリーチャーに与えられるダメージの量で、簡単に言えば攻撃力を指す。タフネスとは、そのクリーチャーが何点のダメージに耐えられるかを示す、いわば最大体力を指す。タフネス2のクリーチャーは1点までのダメージなら破壊されないが、合計で2点以上のダメージを受けることで破壊されてしまう。

 また、クリーチャーの中にはマナを生み出したり、他のクリーチャーを強化したりと、何らかの能力を持ったものも存在する。破壊や追放されない限り戦場に残り、毎ターン相手を攻撃できるので『MTG』におけるもっともオーソドックスな攻撃手段だと言える。


<ソーサリー>

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 ソーサリーはいわゆる魔法や呪文といったカードの一種。カード右上に書かれたコストを支払うことで、クリーチャーを破壊したり、自分のライフを回復したりと様々な効果を発揮する。全体に効果が大きい代わりに、コストが重かったり、自分のターンのメインフェイズでしか唱えられないなど、いくつかの制限を持つ。一度唱えられたソーサリーは効果を発揮したあと、そのプレイヤーの墓地に置かれる。


<インスタント>

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 インスタントもソーサリー同様、魔法や呪文を示すカード。しかしソーサリーとは異なり、基本的にいつでも唱えることができる。戦闘時、自分のクリーチャーを奇襲的に強化したり、逆に、強化の対象となったクリーチャーを先に破壊したりと、小回りのきくものも多い。ソーサリーと同じく、一度唱えられたあとは墓地に置かれる。


<エンチャント>

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 エンチャントは、魔法的な加護や呪い、結界などの目に見える形をとった魔力をカード化したもの。エンチャントには、戦場に出しておくか、あるいは出した状態でコストを支払うことで効果を発揮する、俗に全体エンチャントと呼ばれるものと、クリーチャーや土地などに付けることで効果を発揮するオーラの2種類がある。オーラは、カードに指定されているタイプのカードにのみ、つけることができ、それをつけていたクリーチャーや土地が破壊されたり、手札に戻ったりなどで戦場を離れた場合には墓地に置かれる。


<アーティファクト>

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 アーティファクトは魔法の道具や武器、または機械といったものを表すカード・タイプ。基本的に無色のカードなので、唱えるのに色マナがいらないのが特徴だ。デッキの色を気にせずに投入することができる点が長所。

 アーティファクトでありながら同時にクリーチャーでもあるアーティファクト・クリーチャーが数多く存在する他、戦場に出してコストを払い、自分のクリーチャーにつけることで、そのクリーチャーを強化できる装備品もある。装備品はオーラとは異なり、つけたクリーチャーが戦場を離れても墓地に置かれることはなく、戦場に残る。


<プレインズウォーカー>

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 プレインズウォーカーはやや特殊なカード・タイプで、プレイヤーと同じくプレインズウォーカーと呼ばれる魔法使いをカード化したものになっている。クリーチャー呪文やエンチャント呪文のように、コストを支払うことで唱え、戦場に出すことができる。プレインズウォーカーにはそれぞれ独自の忠誠度と呼ばれる数値がカード右下に記されており、この忠誠度にひとしい数の忠誠カウンターという、ポイントのようなものを持っている。

 この忠誠カウンターを増やす、あるいは減らすことで、さまざまな効果を発揮させることができ、忠誠カウンターがすべてなくなったら墓地に置かれる。なお、対戦相手がプレインズウォーカーをコントロールしている場合は、クリーチャーで攻撃を行う際、プレインズウォーカーに攻撃するか対戦相手自身に攻撃するか選ぶことができる。プレインズウォーカーへの攻撃がブロックされなかった場合、攻撃したクリーチャーのパワーにひとしい数の忠誠カウンターを取り除く。また、プレイヤーへダメージを与える呪文や能力を使った場合も、そのダメージにひとしい数の忠誠カウンターをプレインズウォーカーから取り除くこととなる。


■ 次回は…… ■

というわけで今回はカードを使うために必要なマナと、カードのマナ・コスト、そして駆け足でしたが『MTG』にどんなカードがあるのかを説明しました。
これで、だいたい『MTG』がどんなゲームかは話した感じだよね。
そうね。クリーチャーや呪文を使って対戦相手をやっつけるというのがゲームの大まかな流れで、今回はどうやってそのクリーチャーや呪文を使うのかという話をしたからね。
じゃあ、次回はどうなるの?
次回はもう少し『MTG』の内部、ゲームシステムについて話していこうと思っているわ。
ここはまだ、僕もあやふやなんだよなぁ……。しっかり勉強しよっと!
それじゃあ、今回はここまで。また次回、お会いしましょう。さようなら!
またね!

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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]

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