『そばかす』が流れるOPアニメが熱い！ 『るろうに剣心 再閃』プレイレポ!!

文：電撃オンライン

　『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-（以下、るろうに剣心）』が青春のマンガだという人ならば、その格闘ゲームと聞けば、いやが上にも胸が高鳴ると思います。本記事では、そんなFTG『るろうに剣心－明治剣客浪漫譚－ 再閃（以下、るろうに剣心 再閃）』のプレイレポートをお届けします！

　キャラクターを使った対戦格闘ゲームというと、ワンボタンで必殺技が出るカンタン設計のゲームをイメージする人も多いかもしれませんが、本作は必殺技もきちんとコマンド入力を要求してきますし、後述する“神速之刻”のお陰でコンボもかなり研究の余地がある作りになっています。

　いきなり結論から言ってしまいますが、このゲームは多分コンボゲーです。ちなみに、必殺技は簡易コマンドもあるので、格闘ゲームがニガテな人でも楽しめます。ご安心を。それでは、本作の重要なポイントを、3つに分けてお伝えします！

■“神速之刻”がヤバい

　対戦のキモになるのは、“神速之刻（しんそくのとき）”というシステムです。Rボタンで発動すると、自キャラクターの周囲にオーラのようなものが現れ、これに相手が触れると画面が暗くなり、相手の動きがスローモーションになります。この間は、こっちがコンボを入れ放題。これが結構減るので、どうやってコンボをつないでいくか、あれこれ試行錯誤するのがメチャクチャ楽しいです。うまくやれば“神速之刻”から“神速之刻”につなぐこともできるので、相手の体力をゴッソリ奪うのも夢ではありません。

　なお、“神速之刻”の発動中は、Rボタンを押すことで、相手の後ろに瞬時に回り込める“神速ダッシュ”が使えます。相手との距離に関係なく、ワンボタンで背後に回れるので、コンボのつなぎに、ガードの崩しに大活躍。もちろん、“神速ダッシュ”で裏に周ってからの攻撃は、事実上ガード不能です。振り向きもスローモーションになりますから、裏からの攻撃に対してはガードが間に合いません。“神速ダッシュ”→攻撃→“神速ダッシュ”→攻撃……とやれば、ものすごい速さでビュンビュン空中を飛び回り、コンボを叩き込めるでしょう。

　発動すれば一方的に大ダメージを与えられる強力な“神速之刻”ですが、1試合につき3回までという制限が掛かっています。ラウンドではなく、1試合。つまり、どこで使うかが非常に重要になってくるわけです。1回も使わずに2ラウンド目に入れれば、多分2ラウンド目は“神速之刻”をフルに使ったコンボで、相手を圧倒できるでしょう。しかし、相手も同じことを考えているかもしれません。さらに、発動された側も、相手に触れる前であれば、同時に発動が可能。さらに、発動させた側が先に攻撃を当てられれば、先にコンボをスタートできます。どちらが先手を取るか、ここも非常に重要な駆け引きになります。

▲“神速之刻”は、攻撃をキャンセルして発動するのが基本。こうすれば、相手は何もできないので、ここから好き放題コンボを叩き込んでいきます。ガードされていても、神速ダッシュで裏に回ってコンボスタート。

■充実の登場キャラクター

　続いて気になるのは登場キャラクター。これまで電撃オンラインでも紹介してきましたが、本作の登場キャラクターは、オールスターといっても過言ではないでしょう。剣心や左之助、斎藤、蒼紫はもちろん、十本刀や志々雄、縁など、使いたいキャラクターは大体網羅されています。中でも、雷十太が使えるのは非常にうれしいところ。

　原作でも個性的な技を披露してきたキャラクターたちだけあって、使用感がまったく違うのはおもしろいですね。特に、空を飛べる蝙也や、身体の大きさが相手の2.5倍ほどある不二などは、見た目のインパクトもデカいです。

　なお、本作はほとんどすべてのキャラクターに、ストーリーモードが用意されています。原作のストーリーを追いながら、敵を倒していく簡単な仕様ですが、原作と同じシチュエーションで戦えるので、“なりきり感”はあるでしょう。

▲フルボイスではないのですが、重要なセリフはしゃべってくれます。が、中には意外なセリフも……？

▲ストーリーモードは原作を知っている人向けかも。たとえば、志々雄も天翔龍閃一発で倒れて、立ち上がったかと思ったら突然燃えて死んでしまうので、原作を知っているほうがより物語を理解できると思います。

■オープニングムービーが熱い！

　そして本作の重要なポイントその3。それがこの、新規制作のオープニングムービーです。主要キャラクターはひと通り登場し、名シーンがギュッと凝縮されているという素晴らしい出来。“二重の極み”や“牙突零式”、“天翔龍閃”など、主要な技もひと通り登場します。オープニングで死んでしまう宇水とかもいさぎよくていいですね。曲はもちろん『そばかす』！

▲斎藤と対峙するシーンの怖い剣心と、最後に出てくる“きれいな剣心”との違いもおもしろいです。

　――というわけで、ざっくりとお伝えしました『るろうに剣心 再閃』。本作のキモになる対戦部分はとても楽めました。なので、友だちと一緒にがっつりやり込んで、お気に入りのキャラクターで対戦をしましょう！（スズキタロウ）

(C)和月伸宏／集英社・フジテレビ・アニプレックス
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• 『るろうに剣心－明治剣客浪漫譚－ 再閃』公式サイト