2011年5月16日(月)
『ACV』の攻撃属性は、従来の“実弾”と“エネルギー”から、新たに3種類へと変わる。これにより武器パーツも見直され、従来シリーズとは異なる性能・名称に変化したものや、まったく新しいタイプの武器が登場する。3つの攻撃属性は以下の通り。『ACV』に登場するいくつかの武器カテゴリもあわせて紹介する。
KE(Kinetic Energy):物理的な衝撃を利用した武器。実弾を使用する。
CE(Chemical Energy):化学反応によって生じるエネルギーを利用した武器。化学弾を使用する。
TE(Thermal Energy):光学弾による熱エネルギーを利用した武器。チャージショット(ため撃ち)が使える。
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複数の砲身を備えた機関砲。大量の弾丸を速射することで、瞬発的な火力を発揮する。キャノン系の武器は、使用時に構えモーションが発生し、画面が主観視点に切り替わるようになる。構えモーション中は移動ができないが、脚部パーツがタンクタイプの場合は例外で、構えモーションが発生しないため、移動しながらの使用が可能だ。
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電磁誘導により飛翔体を加速して打ち出す電磁加速砲。キャノン系のため、通常は使用時に構えモーションが発生する。射出時にエネルギーを充てんすることで、威力や射程が変化するチャージショットが可能。
先に紹介した自由度の高い機体カスタマイズに加え、思い通りに愛機を動かせる操作感も『AC』の魅力の1つ。各パーツを組み合わせて機体を作るように、さまざまアクションを組み合わせていくことで、思い通りの機体操作が実現できるようになる。
『ACV』では操作方法が一新され、それに合わせた多数の新アクションも搭載される。壁を蹴る跳躍やドリフトのような動きも可能だ。以下に、『ACV』におけるアクションの例を紹介する。
着地している時のみ発動できる、急加速、高スピードを実現するアクション。従来シリーズに登場したオーバード・ブーストに近いが、『ACV』では前後左右への加速が可能となる。
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▲急加速で一気に間合いを詰める強襲、後方へのグライドによる高速離脱など、さまざまなアクションが可能。さらに、グライドのハイスピードを乗せて攻撃する“ブーストチャージ”というアクションも使える。 |
これまでのシリーズには存在しなかった、脚部パーツによるキックや体当たりという高威力の直接攻撃。機体が重く、スピードがついている時ほど高威力になる。
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▲グライドで急接近してそのままチャージ攻撃! ロボット好きなら熱くなれるアクションだ。 |
短距離の急加速アクション。使いこなすことで、緩急のあるスピーディな動きが可能になる。従来シリーズのクイックブーストに近い動きができる。
ジャンプした状態から壁や地形を蹴って、さらに跳躍・加速する、三角飛びの様なアクション。連続して何度でも使用できる。単に高度を獲得する以外に、一瞬で進行方向を変化させることもでき、使い方次第でトリッキーな動きが可能。
以下の画像は、ハイブーストで敵の攻撃を避け、そこからジャンプして、ブーストドライブでビルを蹴り、敵の頭上を確保。上空から一気に攻撃するシーンだ。
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▲ハイブーストで緊急回避! | ▲ジャンプしてビルへ近付き……。 |
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▲ドライブでビルを蹴って跳躍。 | ▲敵の上空から仕掛ける! |
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機体が着地し、すべっている時に可能なアクション。一気に機体のターンをすることができる。いわゆる車のドリフトと同じ。
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キャノン系の武器を使用する時は、その場に銃を構えて、画面が主観視点に切り替わる。構えると移動できなくなるが、正確な射撃が可能だ。タンクタイプの脚部の場合は構えの必要がない。
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▲構える際、脚部によっては装甲を展開して防御力を高められる。 |
従来シリーズでは、手持ち武器を持ち替える際に武器をパージする(切り離す)しかなかった。しかし『ACV』では、肩のハンガーユニットに武器を装着でき、手持ちの武器をパージせずに切り替えながら戦える。これにより、攻撃の幅が増すことになるだろう。
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▲機体のアクションもかっこいい武器シフト。切り替えだけでなく、残弾がゼロになるなどで不要になった武器をパージすることもできる。機体が軽くなれば、それだけスピードも増す。 |
また5月12日の記事でお伝えしたように、『ACV』のクローズドベータテスト実施が決定している。テスター募集の詳細は、特設サイトでアナウンスするとのこと。参加したい人はこまめにチェックしておこう。
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