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2011年5月25日(水)

沢城みゆきさんが『リネージュ2』に出演! 女神シーレンの収録を直撃!!

文:電撃オンライン

 NC JAPANが展開しているPC用MMORPG『リネージュ2 ~The Chaotic Throne~(以下、リネージュ2)』。本作に登場する破滅の女神・シーレンのボイス収録の模様をお届けする。

 サービスインから7年が経過した『リネージュ2』では、韓国のゲームショウ“G-Star2010”で昨年12月に大型アップデート“破滅の女神”が発表された。そのアップデートにおけるアイコン的キャラクター・シーレンのボイス収録が、5月中旬に東京都内のスタジオで行われた。

 シーレンを演じるのは、『化物語』神原駿河役や『デュラララ!!』セルティ・ストゥルルソン役などで知られる、声優の沢城みゆきさんだ。

『リネージュ2』

 沢城さんの演じるシーレンは元来、水を司る神として信仰を集めていたが、死の神となってしまった『リネージュ 2』を代表する女神。日本国内で初秋に実装予定のアップデートでは、最も重要な役割を果たすキャラクターだ。そんなシーレンのボイス収録を終えたばかりの沢城さんに、演じた感想などを聞いてきた。(インタビュー中の名前は敬称略)

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――今回『リネージュ2』のシーレンを演じられましたが、沢城さんはオンラインゲームのプレイ経験はありますか?

沢城みゆき(以下、沢城):『スーパーマリオ』の一番最初のところで死んでしまうくらい苦手でして、あまりゲームはやらない、というかやれないんですよ。これまでに、家庭用ゲームのキャラクターを演じさせていただいたいことはあるんですが、だいたいが最後の方に登場するキャラクターのことが多かったので、そこまで弟に進めてもらって、自分の演じたキャラの姿を見るといった感じなんです(笑)。

――では『リネージュ2』はご存じなかったのでしょうか。

沢城:そうですね、お話をいただいて初めてお名前を聞いたのですが、映像のクオリティの高さにびっくりしました。

――今回演じられたシーレンは重要なキャラクターとのことですが、演じる上で注意した点やポイントとなったところがあれば教えてください。

沢城:セリフの数が限られていて、しかも最後の方に登場するということで、キャッチーでインパクトが残り、言葉に重みを感じてもらえるように、気をつけて演じました。できるだけプレイヤーの皆さんの心に突き刺さるように。ただ、神様ということなので、悪の人とか復讐(ふくしゅう)に燃えているといった印象にならないよう、神々しさが感じられるように意識しました。

――今回演じられたシーレンのように、人間ではないキャラクターを演じるに当たって、特に気を付けた点はありますか?

沢城:いつ呼吸をしたかわからないのはカッコイイとずっと思っていて。大先輩方のように長いセリフでも1本の水の流れが通って行くように、ワンブレスで演じられることを目標としているので、神様の役を演じさせていただく際にはそれに挑戦しています。

――セリフ数はそれほど多くなかったとのことですが、印象に残ったセリフはありましたか?

沢城:そうですね、「私は闇」というセリフは、テンションが上がりますね。カッコよくないですか?(笑) セリフとしてパンチがあるし、日常の中にはない熱量の高い台詞なので、好きですね。

――やはり、演じられるキャラクターのイメージを固める際には、気に入ったセリフから入られることが多いのでしょうか。

沢城:私がキャッチーだと感じたセリフは、きっとプレイヤーさんもキャッチーに届くと思うので、そういった部分を中心にして、前後に役を広げていくことはあるかもしれません。

――セリフの数が少ないとキャラクターを表現するのは難しいのではないかと思うのですが、そのあたりは今回どうやって作られましたか?

沢城:普段ですと、自分が過ごしてきた生活の経験から引っ張ってくることが多いんですが、今回は神様で「最高に遠いなー」って思ったので。私の想像した範ちゅうでは結局“人間”にしかならないので、あえて色を付けないように引き算してみました。

――キャラクターの芯になる部分をご自身で感じられて、演じられたのでしょうか?

沢城:神様の芯って私は想像もつかないので、一般人の私の視点から見て「なんかスゴそうこの人……」という雰囲気が漂うように演じさせていただきました。。

――シーレンは沢城さんからご覧になって、どんな印象でしたか?

沢城:いい人なのか悪い人なのかわからない、あいまいさの怖さというものを感じました。付いていったら悪魔の道に落ちるとわかっていても、付いて行きたい! というほどの悪い人にも見えないけれど、そばにいれば無尽蔵にいいことを与えてくれるいい人、というわけでもなさそうだから、身動きできないというか。すごく台詞のあいまいな感じが、キャラクターのアイデンティティだったのかなと感じましたね。

――ちなみに、実際に信仰されている神様にもそういった神様がいると思いますが、沢城さんはそういった神様を信じることはできますか?

沢城:うーん、できたら被害のない遠い地から見ていたいですね。やっぱり“いい神様”のほうがいいですし、もし悪い神様だとしてもハッキリしていてくれれば、対処できるので……。

――運営の方にお聞きしたいのですが、沢城さんにシーレンをお願いすることになった経緯を教えていただけますか?

NC JAPAN 小高プロデューサー(以下、小高):沢城さんが演じていらっしゃるいろいろな声を聞かせていただいて「これは!」というのもありますし、沢城さんとお仕事をさせていただいた他のメンバーからも沢城さんにお願いしたいという声があって、今回お願いすることになりました。

――収録した音声を聞いて、率直にいかがですか?

小高:これがシーレンだよね、って。妖艶な雰囲気を出していただけて、すごくよかったと思います。

――沢城さんはゲームが苦手とのことですが、今回のこの機会にオンラインゲームに挑戦されるご予定はありますか?

沢城:たどりつけるのだろうか……。よく現場でも共演された役者さんたちが、ゲームをやるために「じゃ、また後で」なんて会話をしていることがあるんですが、私も「また後で」ができるようになるといいなと……周りにはプレイされている方がいらっしゃるので(笑)。

小高:『リネージュ2』には、手厚いサポートが用意されています。NC JAPANのファンサポートチームが、初めてプレイするプレイヤーさんがゲームに慣れるまで一緒にプレイする、アシストシステムがありますので、ぜひプレイしてくださいね。あと、一緒にプレイしているプレイヤーさんが助けてくれるのも、MMORPGの魅力になっています。

沢城:へー、そういうシステムが用意されているんですね。ちゃんと教習所みたいなものがあるんだ。

――最後に、すでに『リネージュ2』をプレイしているプレイヤーさんと、これからプレイしようと思っている方にメッセージをお願いします。

沢城:シーレン、声が入りました。ちゃんと神様らしくなるように声を入れさせていただいので、ゲームをする楽しみが増えていただければいいなと思っています。そして、これから初めてゲームをプレイしようと思っている皆さん、私よりも詳しい方がばかりだと思いますが、ゲーム苦手な方でもゲームを楽しめるように、すごく手厚くサポートしていただけるので、今がチャンスです。よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

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今回、沢城さんが演じられたシーレンも登場する大型アップデート。プロデューサーの小高氏によると現在、開発の進捗状況は50%で、初秋ごろに実装される予定とのこと。続報は電撃オンラインでも随時お伝えしていくので、チェックしてほしい。

(C)2003 NCsoft Corporation (C)2011 NC Japan K.K.

データ

▼『リネージュ2 ~The Chaotic Throne~』
■メーカー:エヌ・シー・ジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■プレイ料金:新規限定30日間(30時間)500円、1時間100円、30日間3000円/60日間5400円/90日間7200円(すべて税込)

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