本格3Dダンジョン学園RPGを楽しもう！ 『ととモノ。3D』プレイレビュー!!【最終回】

文：電撃オンライン

■先制の全体攻撃魔法で敵をせん滅！（エルフ：精霊使い/神主）

　前述のとおり、パーティの要となったエルフ。精霊使いの優秀なところは、さまざまな属性の全体攻撃魔法を使えることに加え、素早さが高いことだ。実際にこのキャラクターはパーティで2番目に素早さが高く、ほとんどの敵が動くよりも早く攻撃を仕掛けることができた。そのため、敵1列を一度に攻撃できる魔法を修得したあたりから頭角を現しはじめ、敵全体を攻撃できる魔法を修得した後は、他を圧倒するパーティ最強のキャラクターになった。魔法攻撃力が高く“魔強＋”の特性を持つ武具で身を固めることで、なんとストーリー終盤の敵でもほぼ一撃で倒すことができたのだ。一部倒せない敵がおり、それがなければ他のパーティメンバーの出番がないほどの強力なキャラクターだったといえる。

　サブ学科の神主については、MPや魔法攻撃力の上昇につながった他、特定の種別の敵（不死、精霊、霊、神）へのダメージを増加させるスキルにより、攻撃力の底上げができたのではないかと思われる。また、回復役のセレスティアが麻痺や石化の状態異常で行動不能になった際に、回復魔法の“御祓い”が役に立った。

▲武具のセレクトの際は、魔法攻撃力を最重要視しつつも、なるべく素早さを上げることにこだわった。その結果、男性にレオタードを着せるハメになってしまったが……。

▲精霊使いが使える全体攻撃魔法の中でも最大のダメージを与えられるセラフィムには、本当にお世話になった。個人的には、エルフは最強のパーティ編成に欠かせない存在だ。

■回復魔法＆移動系魔法のスペシャリスト（セレスティア：白魔術師/ナース）

　回復役としてパーティを支えるだけでなく、テレポルやスポットなどの便利な移動系魔法の担い手としても活躍。さらには“本作最強の全体攻撃魔法”といわれるイペリオンを修得するなど、攻守ともに貢献できる万能なキャラクターに成長した。HPも後衛の中では最も多く、戦闘不能になりにくいのもプラス要素。弱点らしい弱点といえば、素早さが低くて敵よりも先に行動できないことぐらいだ。

　サブ学科のナースは、HPやMP、知恵や精神などのステータスの強化の他、履修単位に応じて特抗が強化される“経験則”というスキルが役立つのではないかと思われる。このキャラクターさえ戦闘不能にならなければ、回復魔法でパーティを立て直すこともできるため、状態異常になりにくいのは重要な要素といえよう。

▲このキャラクターが戦闘不能になるとパーティが崩壊するので、魔法防御力が高く“魔抗＋”の特性を持つ武具を優先的に装備させた。経験則の発動条件である盾も必須。

▲MPを2倍消費して魔法の効果を1.5倍にするスキル“倍加魔法”も重要。イペリオンとの組み合わせは強力だが、消費MPが512とぼう大なので、強敵との短期決戦で活用したい。

■多彩な補助魔法で味方をサポート（ディアボロス：灰色魔術師/死霊使い）

　当初はメイン学科が死霊使いでサブ学科が黒魔術師としていたが、死霊使いの履修単位が100まで上がったのをきっかけに、メインとサブを入れ替えて黒魔術師に。死霊使いでも全体攻撃魔法のシヴァがあるため十分戦えたのだが、スキル“倍加魔法”が使える黒魔術師の方に大きな魅力を感じたのだ。この時点では1回の戦闘でMP不足になるほど攻撃魔法を使わないと倒せない強敵がいなかったため、MPを2倍消費してでも一撃のダメージが高いことが重要だと判断したのである。

　その後は黒魔術師の履修単位が100になったのを機に、全学科中最多の魔法を修得できる灰色魔術師に転科。灰色魔術師は属性の効果補正（属性魔法を使った時のダメージの補正）が低いため、黒魔術師の時より与えるダメージが下がったが、使える魔法が増えたぶん、補助魔法によるサポートが期待できるようになった。特に強敵との戦闘では、味方の攻撃魔法のダメージを上げるマジカレイン、敵の回避率を下げるダシルドなどの補助魔法でパーティを効果的にサポートできた。

　サブ学科を死霊使いにした理由は、黒魔術師にするよりもHPが高かったことと、即死ダメージを一度だけ防ぐスキル“死霊の壁”が優秀だったこと。このスキルがあれば、戦闘不能になるくらいのダメージを受けても、1回の戦闘につき一度だけは無効化できるのだ。強敵との戦闘では万が一のときに役立ってくれるだろう。

▲転科を繰り返したため、灰色魔術師の履修単位はまだ100に満たないが、それでもかなりの数の魔法を修得している。攻撃魔法はエルフにまかせてサポート要員に徹する形がよい。

▲宝箱の罠を判別するサーチルと罠を外すアンロックは、盗賊不在の我がパーティに安息をもたらした。これを覚えるまでは、罠を食らうのと引き換えに宝を入手するイメージ。

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