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2011年7月15日(金)

本格3Dダンジョン学園RPGを楽しもう! 『ととモノ。3D』プレイレビュー!!【最終回】

文:電撃オンライン

■強敵戦での“かばう”で地味ながら活躍!(バハムーン:竜騎士/殿様)

 前述の通り、主人公のはずがいつの間にか一戦闘員になってしまったバハムーンだが、パーティでは縁の下の力持ちとして幅広く活躍。特に竜騎士が修得するスキル“かばう”は、強敵との戦いでHPの少ない後衛を守るために必須ともいえる要素だ。また、回復魔法もある程度覚えるので、戦闘不能を回復するリバイブルや味方全体の状態異常をすべて回復するメタキュアムなどは、回復役のセレスティアの魔法が使えない緊急時にパーティの助けとなった。

 ただ、素早さが前衛の3人のなかではダントツに低かったため、通常の戦闘では順番が回るまでに敵が全滅していることが多く、ストーリー終盤ではかなり影が薄くなっていったような気もする……。

 ちなみにサブ学科は、王道でかっこいいイメージのナイトから、若干ネタ系&お笑いの印象がある殿様に。変更した理由は、敵との遭遇率を低下させる特殊魔法の突・気合が、終盤のダンジョン探索に役立つとモリサワ氏に聞いたためだ。この転科は完全に主人公のイメージからかけ離れた瞬間でもあったが、確かにこの魔法は役立った。しばらく歩くとこの魔法の効果が切れるのだが、敵の出現率は体感で1/5ぐらいに下がっていたような気がする。

『剣と魔法と学園モノ。3D』
▲“かばう”要員として防御力を重視。武器には補正値の高い槍を装備したかったが、運悪く強力な槍を入手できなかった……。他の前衛2人より攻撃力が低いのはこのためだ。
『剣と魔法と学園モノ。3D』 『剣と魔法と学園モノ。3D』
▲終盤の強敵は回避率が高いため、命中率を上げる千里眼が役立った。効果が常駐するタイプの魔法なので(右から2番目のアイコン)、強敵と戦う前に使っておくのがセオリーだ。

■高いHPと素早く強力な一撃が魅力(フェルパー:ビースト/格闘家)

 最初から最後まで、前衛の中心として活躍。HPはウワサ通りダントツに高く、まったく戦闘不能になる恐れはなかった。また、素早さも2位のエルフに大きく水をあけてトップだったので、強敵との戦いで味方が瀕死になったときなどは、HPを全回復する“大温泉まんじゅう”を敵よりも早く使ってパーティのピンチを救うこともできた。

 肝心の攻撃力についても、全武器を両手に装備できる“真・二刀龍”、拳や爪などの武器を装備した時の攻撃力が上がる“拳・爪の極み”、攻撃回数が増える“連撃の心得”などの相乗効果により、通常の敵なら一撃で倒せる高さをキープ。MPが低く、強敵との戦いでスキルを多用できないという欠点はあったが、ほぼ理想的な前衛として活躍してくれた。

 メイン学科とサブ学科は当初と変わっていないが、ビーストの履修単位が100になった後にメインとサブをいったん入れ替え、格闘家の履修単位も100まで上げておいた。ちなみにこの2つの学科は修得するスキルがやや重複するため、他にもよりよい組み合わせがありそうな気もする。攻略本を見たところ、サブ学科で“真・二刀龍”を使える(=履修単位50で使える)のはビーストだけらしいので、今後はこの能力を生かした組み合わせを考えていきたいところだ。

『剣と魔法と学園モノ。3D』
▲レベル50あたりで比較すると、早熟型の影響はまだまだ有効な感じだ。特にHPの高さは圧倒的だった。ちなみにMPはすべて武具によるもので、装備を外すとゼロになってしまう。
『剣と魔法と学園モノ。3D』 『剣と魔法と学園モノ。3D』
▲強敵との戦いでは、ダメージを与えつつ敵の防御力を下げる“粉砕”と、防御力がゼロになるものの攻撃力が上がる“突撃”を主に使用。毎ターン確実にダメージを与えていた。

■“超・鬼神斬り”でNo.1アタッカーに!(ドワーフ:狂戦士/盗賊)

 後衛の盗賊役としてデビューした異色のドワーフ……のはずだったが、いつしか真っ当な前衛のアタッカーに成長していた。序盤こそ手裏剣や弓などの射程が長い武器で後衛から攻撃していたが、盗賊の履修単位が100になったのを機に方針転換。メイン学科とサブ学科を入れ替えて狂戦士としての道を歩み始めたのであった。

 やはり種族のイメージどおり攻撃力が高く、数値的にはフェルパーと同等。手に入った武器によって上下したものの、“真・二刀龍”、“斧の極み”、“連撃の心得”などの効果もあって通常の敵は容易に倒すことができた。また、強敵との戦いでは6連続攻撃を放つ“超・鬼神斬り”が大活躍。1ターンの準備期間が必要なスキルだが、それを補って余りある大ダメージを叩き出していた。

 ここで問題となったのは、盗賊をサブにした後の宝箱の罠対策。サブながらある程度は効果があったのか、うまく外すこともあったが、基本的には失敗&罠発動。運悪く“メデューサの瞳”で全滅したときは若干後悔したが、それ以降はなんとかセーフ。結果としてはパーティの強化につながったといえよう。

『剣と魔法と学園モノ。3D』
▲イメージどおりに斧を装備。実はこの斧は射程がLと長く、敵の最後列を攻撃することもできる。素早さも十分で、一部の素早い敵以外に対しては、先に攻撃を仕掛けられた。
『剣と魔法と学園モノ。3D』 『剣と魔法と学園モノ。3D』
▲狂戦士の真価は“超・鬼神斬り”にあり。消費MPが56と多いが、1回に与えるダメージでは本作のスキル&魔法の中でも最強クラスだと思われる。ヒットエフェクトも心地よい。

→パーティ全体としての評価(4ページ目へ)

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データ

▼『剣と魔法と学園モノ。3D ザ・コンプリートガイド』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年7月7日
■価格:2,205円(税込)
 
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