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2011年8月15日(月)

オトモ装備から時間経過が判明!? 4,000人が参加したモンハンフェスタ札幌大会

文:電撃オンライン

■“教えて藤岡先生! リターンズ+ズバ教”

“モンスターハンターフェスタ’11”札幌大会

 藤岡さんと小嶋さんが、世界観やモンスターについて解説するこのコーナー。今回のテーマは“オトモアイルー”だ。オトモアイルーは『モンスターハンターポータブル 2nd G(MHP 2nd G)』の時に加わったシステムだが、歴史はもっと前にさかのぼるという。初代『モンスターハンター』のミナガルデに、「俺、ハンター!」と言っていたアイルーがいたのだが、そのアイルーが「アイルーも狩りに行きたい」とギルドに交渉したことがきっかけで、オトモアイルーが認められたと藤岡さんは説明。今ではそれが定着して、各地で活躍しているそうだ。

“モンスターハンターフェスタ’11”札幌大会 “モンスターハンターフェスタ’11”札幌大会

 以前のオトモアイルーの衣装は少なかったが、『MHP 3rd』ではオトモ装備が加わり、大幅に増えている。以前はアイルー自身が衣装を作っていたが、もともとオトモアイルーであったモミジィが「それではキツい」と感じて、自分の経験を生かしつつオトモ装備を作り始めたのだという。藤岡さんの口からは、『MHP 2nd G』から『MHP 3rd』になるまで10年程度の時間が進んでいて、モミジィは『MHP 2nd G』でオトモアイルーだったことが明らかになった。見た目でも老けているのはそのためだとか。

“モンスターハンターフェスタ’11”札幌大会 “モンスターハンターフェスタ’11”札幌大会
▲時間軸以外にも、オトモ装備はユクモ村が発祥で各地に伝わっていることが明らかになった。プレイしているだけではわからない新たな情報がステージ上で発表されると、ファンから歓声が上がった。
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▲モミジィの看板もよくみると「オトモ」と書かれているという。“御供”をひっくり返してみると、看板の文字に見える!?▲ネコバァはアイルーの住む村に行き、オトモアイルーになりたいアイルーを斡旋(あっせん)しているのだという。アイルーを捕獲クエストで捕まえたり、野生のアイルーをさらってきたりしているわけではない。
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▲モンニャン隊は、トレジャーの口ぞえで始まったとか。フィールドに行く経験はいい! ということで、1つの隊を組んで、クエストに向かうことになった……という経緯だ。

 続いて、北海道ということで凍土のモンスターを紹介。「ウルクススは、なぜ滑るのか?」という質問に対して、藤岡さんは「凍土はベリオロスやギギネブラなど、狩りのうまいモンスターが多いため」と話す。それらのモンスターから逃げるため、そして土地の特徴を生かすために、腹をソリのようにして移動する方法を生み出したのだという。危険から身を守るために生み出したこの特徴は、ハンターを相手にする時も使うようになった。

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▲ウルクススの腹は、雪上をすばやく移動するために固く発達している。またうまく滑れる固体ほど、異性からモテるとか。

 ウルクススは、普段は草食で木の実やきのこを好んで食べるという。木の実は雪に埋もれているため、それをほじることで前脚が起用になり、雪を投げられるようになったことが明らかになった。

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▲忍び寄るモンスターが多いため、耳が発達して大きくなった。これで、小さな音でも聞き逃さない。

 次に解説するのは、凍土で生活していたベリオロスの亜種だ。原種と比べて赤い見た目の理由を聞かれると、「牙や棘(とげ)がすごいために、攻撃すると返り血を浴びる。それを体にすりこませていくことで、紫外線から身を守ることに加えて、強さの象徴としている」と説明。どうやら赤い固体ほど強い上に、異性に対してよりアピールできる仕組みのようだ。

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 原種は氷結袋という器官を体内に備えている。そこから冷たい息を吐くことで、空気が竜巻状になる。それに対して亜種も胸膜という器官を備えていて、そこから冷たい空気を吐き出すのだとか。冷たい空気と、砂漠の温かい空気とがぶつかると、温度差で激しい空気の渦となり、竜巻が停滞する。これは自然現象に近い発生方法で、藤岡さんは「竜巻のメカニズムを調べるとおもしろいですよ」と付け加えていた。

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▲凍土の壁を使う原種に対して、竜巻の上昇気流を使って方向転換することを生み出したベリオロス亜種。小嶋さんは「最初に乗った固体はビックリしたでしょうね!」とコメントして、笑いを誘った。

 ユーザーからの質問に答えるコーナーでは、集会浴場の受付嬢が見た目通りに16~17歳であることや、アイルー以外のモンスターをオトモにできないのは本能が強すぎるため、といった答えが飛び出した。

■『MHP 3rd』スペシャルステージ

“モンスターハンターフェスタ’11”札幌大会

 TV番組『モンハンぷらす 一狩りいこうぜ!』に登場していたタレントの岡田義徳さんがステージに登場するや、大きな歓声が上がる。岡田さんは“雷狼竜の碧玉”を34個集めるというWeb企画“岡田義徳の極狩”について、「時間と労力が大変です!」とコメント。番組では11時間で“雷狼竜の逆鱗”を11枚集めるという企画を行ったが、このWeb企画はそれにちなんで行われているそう。自身が34歳という年齢から、約1カ月の間に“雷狼竜の碧玉”を34個集めるという企画が生まれたことを告白した。

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▲現在、17個まで集まっているそう。ジンオウガを狩り続けているために、親しみがわいて、親友だという感覚まで生まれているとか。
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▲特番『モンハンぷらす もう一狩りいこうぜ!』が2回に分けて放送される。放送後には番組公式サイトで動画を無料配信するそうなので、電波が届かない地域の人も楽しめる。
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▲ここで、『MHP 3rd HD Ver.』を使い、岡田さんが実際にジンオウガ討伐に挑戦。5分という制限時間が与えられ、コントローラを握った岡田さんは「この時点ですでに緊張しています!」と心境を明かした。
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▲途中で制限時間の5分が経過してしまったために、サービスで5分34秒に延長される。いいタイミングで討伐した岡田さんだが、時間を見ると5分35秒! たった1秒およばなかった状況に、「これは(ネタ的に)いいタイムですね」と大爆笑していた。

⇒タイムアタック大会の結果・開発者のコメントは4ページ目で!

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■モンスターハンターフェスタ’11 概要
【入場料】無料、フリー入場
【地区大会日程】
 名古屋大会:2011年7月16日 ポートメッセなごや(※終了)
 東京大会:2011年7月31日 幕張メッセ(※終了)
 福岡大会:2011年8月7日 西日本総合展示場(※終了)
 札幌大会:2011年8月14日 札幌コンベンションセンター(※終了)
 大阪大会:2011年8月28日 インテックス大阪
【開催時間】10:00~17:00(最終入場は16:00)
※場内の混雑状況により、安全のため入場規制や入場制限をかける場合がある。
【決勝大会】2011年10月2日 TFTホール(事前応募制)

データ

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