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2011年8月29日(月)

“ゲーム屋さんがえらんだ良作!”8月はPS3『inFAMOUS 2』!!

文:電撃オンライン

 全国のゲーム屋さんが毎月1本、実際に遊んでみて「これはおもしろい」というゲームを選ぶ“ゲーム屋さんがえらんだ良作!”。8月の良作に選ばれたのは、驚くべきクオリティのオープンワールドの中で、ド派手な電撃アクションが展開するPS3用ソフト『inFAMOUS(インファマス) 2』でした。今回も本作について、ライター・田下広夢氏が語ります。

『inFAMOUS 2』 『inFAMOUS 2』

●洋ゲー初心者にもオススメ
 安心して遊ばせてくれる1本

『inFAMOUS 2』は、いわゆる箱庭、あるいはオープンワールドと言われるタイプのアクションアドベンチャーで、洋ゲーと呼ばれる、海外の開発会社による作品です。洋ゲーとかオープンワールドというと、何かとっつきにくいと思う人もまだまだいると思いますが、本作はそんなイメージを払拭できる1本かもしれません。

 最初からクライマックスの展開、自然と操作が覚えられ、やることに迷わないで済む綿密な構成、プレイヤーをしっかり引っ張るストーリーとミッション、そのうえで大胆に暴れ回れるアクションに、作りこまれた広いマップ、そしてプレイヤーの行動の善悪で大きく変わっていく結末。頭からお尻まで、テンポよく、しっかりと楽しませてくれる、安心して遊べる1本です。

●大量の敵がいればいるほど
 暴れ回るのが楽しくなる

 主人公のコールは電気の力を自在に操ることができる超人で、この能力を使って街を移動し、目の前の敵を倒し、目的を果たしていきます。電気を放出し浮力を増しながら軽快にビルからビルへと飛び移り、電線の上をまるでスケートのように高速で滑走、自由自在に街中を駆けめぐることができます。広いマップが特徴的なオープンワールドのゲームにおいて、このアクションの爽快感が全体のテンポを実によくしています。

敵がいれば、電撃の弾を飛ばすボルト、衝撃波で吹き飛ばすショックウェーブ、一定時間で爆発するエネルギー弾のグレネード、周りにあるものを電気の力で持ち上げて投げることができるキネティックパルス、さらには稲妻の嵐を起こすプラズマトルネードなど、電気をさまざまな形に変化させて戦います。

 このアクションが本領を発揮するのは、大量の敵に囲まれた時です。まずは目の前の敵にグレネードを2~3発放り込んだら、近くにある車の上に乗っかってキネティックパルス。自分ごと車が宙に浮いて見晴らしがよくなったところで車だけ相手にぶつけます。グレネードに続いて車も爆発、大炎上。残った敵をプラズマトルネードで吹き飛ばし、高所から狙ってくるスナイパーはボルトで撃ち落とします。ダメージを受けたり弾切れを起こしたら、周囲にあるものから電気を吸収してさらに大暴れ。

 周り中敵だらけの絶望的な戦場で、思いっきり暴れまわって殲滅(せんめつ)していく快感は最高です。まさに超人、アメコミのヒーローになったかのような気分が楽しめます。

『inFAMOUS 2』 『inFAMOUS 2』

●洋ゲーってこんなに
 遊びやすくなってたんだ

 物語は、ビーストと呼ばれる巨大な人型のモンスターが現れるところから始まります。電気の力で戦いを挑むも、そのあまりに強大な力に屈するコール。さらに力を強化してビーストに対抗しようと自分を電気男にした装置、レイ・スフィアを開発したウルフ博士に会うため、ゲームの舞台となるニューマレイへと向かいます。力の強化を目指すコール、徐々に近づいてくるビースト、さらには、コールのような超人を危険なものとして街から排除しようとする街の私兵団ミリシア、そして街に蔓延(まんえん)する謎の疫病とモンスターたち。

 ビーストの登場から始まって、電気を駆使したアクションの感触を楽しみ、使いこなして街中を暴れ回り、ストーリーに引き込まれるまで、本当に見事にゲームが展開して、プレイヤーを引き込んでいきます。派手なアクションは楽しそうだけど、洋ゲーってとっつきにくい、オープンワールドはよくわからない、なんて思っているあなたに、全国のゲーム屋さんが「まずはこれを遊んでみて」と言える完成度の高い1本です。

実際の販売店での“良作ゲーム”コーナー例

 販売店での展開の一例。各お店の写真は7月の良作『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』(Wii)の店頭展開のもの。

『inFAMOUS 2』 『inFAMOUS 2』
▲【愛知県/お宝創庫 阿久比店】大胆に文字をあしらって、ゲームの世界観を表現。▲【愛知県/お宝創庫 大府店】店員さんのイラストに愛を感じます。
『inFAMOUS 2』 『inFAMOUS 2』
▲【東京都/TVパニック 蒲田店】セレスの持つ2つの顔をうまく表現。ハートがまぶしいっ。▲【埼玉県/ドキドキ冒険島 武蔵浦和店】実に豪華なコーナー。お店の方はこういうコーナーを、コツコツ空き時間にパーツを作って仕上げていくそうです。

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