2011年9月17日（土）

KONAMI×ヌードメーカーが放つ、人類の生存をかけたドラマティックRPG『戦律のストラタス』のスペシャルステージ!!

東京ゲームショウ2011の一般公開初日となる本日、KONAMIブースでは同社とヌードメーカーが放つ話題のPSP用RPG『戦律のストラタス』のスペシャルステージが行われた。

　イベント開始直後、まずステージに現れたのは司会と進行を務めるMCの森一丁氏。軽快なトークでステージ前に集まった観客のテンションを高めた後、ステージには本作のプロデューサーである向峠慎吾氏、シナリオを担当した河野一二三氏が登場した。


▲中央が向峠慎吾プロデューサー、右がシナリオ担当の河野一二三氏。

　ここから開発陣の2人を迎えての質問タイムがスタート。森氏の「お2人はどんなご縁で出会って今回の作品を作ることになったのでしょうか？」という質問に、向峠プロデューサーは「河野さんとはコナミ本社で偶然会ったんですが、せっかくの機会なので何かやりましょうか？ということで今回の作品が生まれました」と回答。

　本作の魅力について聞かれた向峠氏は、「キャッチコピーが“ドラマティック殲滅（せんめつ）アクション”というだけあって、最初から最後まで常に盛り上げながら、息つくヒマもないくらいテンポよく進んでいきます」と述べた。

　本作のシナリオを一手に引き受けたという河野氏は、「この作品は人類が外宇宙の生命体であるミームの侵略を受けていて、すでに滅亡寸前に追い詰められているところからスタートするのですが、この“追い詰められた状況からいかにして生き残るか”ということが最大のテーマになります」とコメント。また、企画を練っている最中に今回の東日本大震災が起こったことも、本作に多大な影響を与えていると語った。

　シナリオを読んだ向峠プロデューサーは「本当にいいシナリオを書いてもらったと思うし、内容を読んでいくうちに先を見たくて仕方ない気持ちに駆られました」と、河野氏を絶賛した。


▲本作のテーマは“生きるとはどういうことか”という極めて根源的な内容。河野氏は「いいシナリオが書けたと思う」と自信をのぞかせた。

　続いて本作に登場するキャラクターを演じる声優陣に話題が及ぶと、「キャストは個々のキャラクターに声優さんを当てはめたというより、なるべくしてこうなったというイメージです」と説明し、「実力派の声優さんに参加していただいたことで、物語に深みが出ていると思います」と語った。


▲主人公の九断征四郎役に宮野真守さん、ヒロインの鷹乃巣禊役に遠藤綾さんなど、豪華な顔触れに客席からも歓声が起きていた。

　ここでクリエイターの2人に対するインタビューをいったん終了。続けて『戦律のストラタス』のプロモーションビデオが映し出された。

　PVが流れた後、キャラクターデザインを担当したイラストレーターのエナミカツミ氏やメカニカルデザインの寺岡賢司氏、ロボットデザインの石垣純哉氏といった、開発にかかわったクリエイターの紹介に続いてステージに現れたのは、ヒロインの鷹乃巣禊を演じる声優・遠藤綾さん。

　盛大な拍手と歓声に迎えられた遠藤さんは、森氏の「演じてどうでしたか？」という質問に対し、「あまり演じないタイプのキャラクターだったので大変でした」と語り、「渡された台本を初めて読んだ時に、読めない漢字とカタカナが多くて……」と苦労したエピソードを披露した。


▲収録中に登場したセリフを、ここで実際に朗読した遠藤さん。力強さの中にはかなさを含んだ声に、観客はもちろん司会も興奮！

　また、遠藤さんは「1話ごとにシナリオが完結するんですけど、そのたびに演じながら禊に対する認識が変わっていって、最後には自分もハッとなるくらいの展開が待っていたので、実際にプレイする皆さんには禊の行く末をしっかりと見届けてほしいです」と、自身の演じるキャラクターに対する熱い気持ちを語った。


▲山口さんはゲーム内で森本ひよりの声を担当している。活発そうな印象の彼女をどう演じているのかに注目だ。

　河野氏が体験版を使用したデモプレイを披露した後、イベントの最後を飾るゲストとして登場したのは、本作のエンディングテーマ曲『Embrace the Night』を歌う声優の山口理恵さん。


▲楽曲のタイトルや作詞を自分で担当したという山口さん。歌詞の中に込められたメッセージを読み解くことで、ゲームをより一層楽しむことができるかもしれない。

　山口さんは非常に力強く伸びやかな声で『Embrace the Night』を熱唱。「今回、私がこの曲を歌ったことで『戦律のストラタス』という作品の世界観やメッセージが伝わればうれしいです」と話し、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

■東京ゲームショウ2011 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……2011年9月15日～16日各日10：00～17：00
　一般公開日……2011年9月17日～18日各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売1,000円（税込）　※小学生以下は無料