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2011年9月17日(土)

鉄と鉄の塊がぶつかる、大迫力のロボット・ボクシングゲーム『REAL STEEL』

文:電撃オンライン

 ユークスは9月16日、東京ゲームショウ会場に隣接するホテル ニューオータニ 幕張で、PS3/Xbox 360ダウンロード専用ソフト『REAL STEEL(リアルスティール)』の体験会を実施した。

 本作は、12月9日公開の映画『リアルスティール』をベースに生まれた、ロボット格闘ゲーム。ロボット同士が火花や金属片を散らす戦いと、自分だけのロボットを作れるパーツカスタマイズが魅力のタイトルだ。発売は10月上旬を予定している。

 そもそも、『REAL STEEL』がどんなゲームなのかを説明するためには、映画のあらすじに触れる必要がある。映画『リアルスティール』の舞台は2020年の近未来で、人間が遠隔操作する高性能ロボット同士を戦わせる、ロボット・ボクシングが大人気。このロボット格闘技をそのままゲームにしてしまおう、ということで生まれたのが、ゲームの『REAL STEEL』だ。

鉄と鉄の塊がぶつかる、大迫力のロボット・ボクシングゲーム『REAL STEEL』 鉄と鉄の塊がぶつかる、大迫力のロボット・ボクシングゲーム『REAL STEEL』

 プレイヤーは1人のロボット操縦者(=トレーナー)として、映画に登場するロボットはもちろん、自分だけのカスタマイズしたオリジナルロボットを作って試合に参加。ファイトマネーの獲得とラスボス“ゼウス”を倒すのが、主なゲームの目的となっている。

 選べるモードはキャンペーン、マルチプレイ、オンライン対戦、アセンブリーモード(カスタマイズとパーツ購入・修理)の4種類。ロボット・ボクシングというコンセプトだけに、蹴り技や投げ技はないが、重金属同士がぶつかる鈍い音、飛び散る火花、ロボットごとに異なる必殺技があり迫力は十分。頭、腕といった特定の部位を何度も殴られるとダメージ値が蓄積され、ラウンドの合間に修理しなければ壊れてしまう。片腕だけが取れてもそこはロボット。そのまま試合続行となるが、両腕が壊れたり頭がもげれば対戦不能として負けてしまう。

鉄と鉄の塊がぶつかる、大迫力のロボット・ボクシングゲーム『REAL STEEL』
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 ゲーム内通貨で購入、または有料ダウンロードコンテンツ(DLC)を使ってカスタマイズできるロボのパーツはHEAD、BODY、ARMS、FISTS、LEGS、COREの6箇所。各パーツには異なる性能値が設定され、基本的にプレイヤーはバランス型、スピード型、パワー型のどれかを意識して構築していく。

 スピード値をあげれば当然パワーが落ち、1発の与ダメージは低くなるため、完全無欠の最強ロボットは作れない。カラーリングや柄パターンといった見た目のパーツは、腕の間接部分だけや左右で違う色を選べるので、オンライン対戦で同じ外見のロボに遭遇することはまずないだろう。なおDLCは、1パーツ平均160円程度になるとのこと。全身セット販売は個別に買うよりも多少安くなるそうだ。

鉄と鉄の塊がぶつかる、大迫力のロボット・ボクシングゲーム『REAL STEEL』
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▲『REAL STEEL』リードゲームデザイナーの上野尚澄氏。

 『REAL STEEL』リードゲームデザイナーの上野尚澄氏に、もう少し詳しい話を聞いた。ロボットやボクシングという題材から、対象は10代~30代の男性を考えているそう。ただ、格闘ゲームとしての難易度はそれほど高くなく、プレイヤーのスキルはそれほど選ばないという。また、試合に負けても多少のお金がもらえるので、あまり強くないプレイヤーが負け続けて修理費が出せなくなり、ゲームが手詰まりになることがないよう、バランスには配慮してあるそうだ。

 最後に上野氏から、格闘ゲームファンに向けて「映画の日本公開は12月ですが、ストーリーのネタバレはありません。格闘ゲームを作って10年のユークスのノウハウが詰まった最新作です。格闘+ロボの重量感をぜひ体感してほしい」とのメッセージをいただいた。

データ

▼『REAL STEEL(リアルスティール)』
■メーカー:ユークス
■対応機種:PS3/Xbox 360(ダウンロード専用)
■ジャンル:ACT
■発売日:2011年10月上旬
■価格:PS3 840円(税込)、Xbox 360 800マイクロソフトポイント

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