『モンスター・コレクションTCG』のブロック1最新パック『ソラステルの堕天使』先行ブースタードラフトイベントをレポート！

文：電撃オンライン

■『モンコレTCG』の魅力が詰まった名試合！

　カードのピックは20分ほどで終わり、すぐに対戦スタート。カメラが切り替わり平良さん vs 荒井さんのゲームが中継された。デックは平良さんが『ソラステルの堕天使』の注目カードと言われている《雷鳴の舞姫ライカ》を筆頭に、今回フィーチャーされているハーピーを多めに採用した、風メインのデック。荒井さんは「マルチスペル枠を持ってるユニットをひたすら取った」という多属性のデックだ。

　通常のデックには戦闘スペルや消耗品など、対抗連鎖に勝つためのカードが投入されるが、ランダムにカードが登場するドラフトではそううまくはカードが取れず、単純なユニットのパワーが通常のゲームよりも重要になってくる。

　荒井さんが平良さんの本陣前のマップに進軍し、最初の戦闘が始まった。荒井さんが先手を取り《ゴルゴン・スネーク》の能力で平良さんのパーティを蹴散らしていくかと思われたが、ここで平良さんは《オニキス・アイドル》から《封印の札》で能力を無効化。しかし荒井さんは《オニキス・アイドル》に《ファイア・ジャベリン》を撃ち込んで、それをさせない。だが、さらに平良さんは《レジスト》を用意しており、対抗連鎖の末《ゴルゴン・スネーク》の能力は無効化された。ドラフトらしからぬ熱い対抗連鎖に、ギャラリーも盛り上がる。

　平良さんは本陣に《毒沼の大蛇ニーズホッグ》を召喚して守りを固めようとするが、この英雄点の支払いで強力な《雷鳴の舞姫ライカ》が捨て山に行ってしまうというアクシデント。さらに、強力な能力を持つ《毒沼の大蛇ニーズホッグ》も、最初の戦闘で、能力もアイテムも戦闘スペルも使えないガチの殴り合い“同時攻撃”が発生してしまい、退場することになってしまう。

▲荒井さんはパーティ全体を攻撃できる《ゴルゴン・スネーク》で本陣に突き進む。一方、平良さんは《毒沼の大蛇ニーズホッグ》で本陣を固めるが……？

　ゲームは結局、《ゴルゴン・スネーク》を軸に《ピグマリオン》《ハーピー裏門巡回隊》といった手堅いパーティを組んだ荒井さんが本陣陥落で勝利となった。

　最初の戦闘では、呪文や能力の高度な応酬があったかと思えば、次は策略も何もない殴り合いが発生するなど、戦略性と爽快感、そして若干のランダム性という『モンコレTCG』の魅力がいくつも出たゲームだった。

　この対戦が終わったところで、残念ながら予定していた放送時間の1時間が経過し、中継は終了。今回も古参のプレイヤーからフレッシュなプレイヤーまで、多くの来場者があり『ソラステルの堕天使』および『モンコレTCG』の熱気が感じられるイベントとなっていた。

　中継終了後も、対戦は総当たりで続けられた。前回のドラフトで3連敗を喫し、雪辱に燃えるカネキングは「ドラフトは攻撃力と防御力の高いユニットが大事！」という意識でピックを行い、《ホーリー・ロータス》3枚に《エレファント》1枚が組み込まれた、パワーあふれるデックを構築。土中心に《妖精騎士ランスロット》まで投入した高パワーなデックだ。カネキングは、2勝1敗ながら獲得点数の差で優勝となった。相手本陣に進軍する《エレファント》《ホーリー・ロータス》《ホーリー・ロータス》のパーティは圧巻だった。

　こうして、第2回ドラフトイベントは終了。『ソラステルの堕天使』を製作した富士見書房の荒井さんによると、今回の『ソラステルの堕天使』は『アルフレアの不死鳥』を基本とし、それを拡張するカードセットになっている。2つ合わせて1つのブロックとなるため、今あるデックを強化するカードを多く用意している。追加されたカードでデックを強化してほしいということだった。

　また、それだけでなく『アルフレアの不死鳥』だけではパーツが足りなかったエルフやハーピー、タウルスといった種族にももちろん新しいカードが追加されているので、新しい種族の組み合わせ、新しい属性の組み合わせでデックを組めるようになっている。ぜひいろいろな組み合わせを試して新デックを生み出してほしいとのことだった。

　最後に、大河内さん、平良さん、荒井さんの『ソラステルの堕天使』オススメカードを挙げてもらった。デック構築、ドラフトでのカードピックを楽しむ際の参考にしてほしい。

→関係者による『ソラステルの堕天使』オススメカードを掲載！（3ページ目へ）

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データ

関連サイト

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