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2011年11月24日(木)

【電撃PlayStation】注目のダークファンタジーACT『カースド クルセイド』の主役を演じた中村悠一さんと杉田智和さんのインタビューを掲載!

文:電撃PlayStation

 中世ヨーロッパの十字軍遠征の時代を舞台に、史実を背景にしたストーリー展開と多彩なアクション、ダークファンタジーテイストが融合したアクション『カースド クルセイド』。

 主人公は消息不明の父を捜すフランス人の騎士“デンズ・ドゥ・ベール”と、奇妙な縁によって彼と行動を共にするスペイン人の盗賊“エステバン・ノビエンブレ”の2人で、プレイヤーはその好きなキャラを操作して激動の十字軍遠征の戦いに挑む。

 今回は主役を演じた中村悠一(デンズ役)さんと杉田智和さん(エステバン役)の2人のインタビューをお届けしよう!

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▲十字軍史上、最も悪名高い“第4回十字軍遠征”が舞台になっており、クロアチアのザラ襲撃やコンスタンティノーブル略奪など、史実に基づいた戦場が再現されている。 ▲歴史上に実在したとされるモンフェラ候ボニファスや、フランドル伯ボードゥアンも登場。彼らと主人公たちがどう物語にかかわってくるかにも注目したい。
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▲プレイヤーは片手武器や両手武器、盾、2刀流などの接近専用装備と弓やクロスボウなどの遠距離専用装備を使い分けて戦う。 ▲登場する武器の種類は130以上、繰り出せる攻撃パターンは350種類にも及ぶ。その場にあったイスで敵の頭を殴る、ということもできるようだ。
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▲本作の世界では、過去に重罪を犯した者は“呪い”に蝕まれるという設定がある。主人公たちはこの“呪い”の力を発動することによってカースモードに入ることが可能で、このモードでは世界が地獄のように変化する。 ▲カースモードでは、強力なテンプル騎士の呪いの力が使用可能。ゲームが進むにつれて火柱を起こしたり、傷を癒すなどの特殊能力が使え、カースモードと現実世界モードは瞬時に切り替えができる。
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▲オンラインとオフラインの両方で協力プレイも楽しめる。オフラインでの協力プレイ時は画面をタテ・ヨコの2画面に分割して行う。
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▲デンズ役の中村悠一さん。シグマ・セブン所属で、代表作は『おおきく振りかぶって』(阿部隆也役)『CLANNAD -クラナド-』シリーズ(岡崎朋也役)『マクロスF』(早乙女アルト役)など多数。 ▲エステバン役の杉田智和さん。アトミックモンキー所属で、代表作は『銀魂』(坂田銀時役)『涼宮ハルヒの憂鬱』(キョン役)『バッカーノ!』(グラハム・スペクター役)など多数。

――それぞれが演じられたキャラクターについてお聞かせください。

中村悠一さん(以下:中村。敬称略):演じたデンズは貴族の生まれなんですけど、それが追いやられてしまうんです。それで家の再興と先祖への汚名を晴らすために動いているので正義感がある、信念を持って意思の強いキャラだと思っています。

杉田智和さん(以下:杉田。敬称略):戦乱の世において、強者は生き残れるけれど、弱者はどうすればいいのか? それで(自分が演じた)エステバンは『知恵』を使って生きながらえるという選択をとったキャラクターだと思います。プレイアブルキャラクターなのに、まさかの“盗人(盗賊)”である、という(笑)。

――資料には“うだつのあがらない盗賊”とありますが、実際は?

杉田:クールな判断が要求される極限状態ですので、そのなかですごく感情の人なので、言ってみれば“性格”と“やっていること”がまず一致しません。

中村:やり手の盗賊…という感じではないですね。

杉田:それが逆に本編でいい意味で生かされてくるのではないかなと。単純な損得勘定で人を選んだり、切り捨てたりしていくのであればうまくやっていけると思うんですけど、そこで感情が前に出て失敗することもあるし、逆にエステバンのことが好きになってくる瞬間があると思います。

――言ってみれば、不器用なところが魅力なのでしょうか?

杉田:不器用なのに盗賊をやっている…というのは、ちょっとおかしいですけど(笑)

――手先が起用だけど、性格は不器用とか?

杉田:どうなんですかね? 実際に盗みを働いているシーンがないので……。

中村:エステバンは、いきなり盗みをしくじってボコボコにされるところから始まるんですよ(笑)。

――なるほど…盗賊にはやはり向いていなかったかもしれませんね……。両方とも個性の強いキャラクターのようですが、実際に演じてみた感想はいかがでしたか?

中村:収録中はゲーム画面をまだ見られない状態で進めていたので、そこが難しかったです。とくにデンズは普段はあまり感情を表に出すタイプではないのですが、家族のことに関しては感情的になったり、このゲームの特徴である“カースモード”のところになると、見えないものが見えたりするのでそういうところのやりとりで自分の気持ちを爆発させるところがありました。そこでお芝居を「どこまでやったらいいのか?」というのが、ゲーム画面がないと難しいなと思いますね。

杉田:(収録を1人で行ったので)2人のかけあいであっても、1人でそれを行わないといけない、というところは難しかったですね。それはゲーム収録全般に言えることなんですけれど。

 さらに言えば、原音(海外版の声)で答えが決まっているので、どうやってそこに「自分の芝居を寄せるか?」といところが通常ゲーム収録とは異なるところだと思います。自分で考えて提案するよりは、いかにして正解に自分が近寄るかという……。自分の中での感性とゲームの中で用意されている答えが違ったとき、どこまでそれを言っていいのか、というところが苦労しました。

――役を演じるうえで、こころがけていることはありますか?

中村:プレイしている人に一番違和感がなければいいかなぁと思っています。この作品では、例えば“画面にウインドウと文字が出てキャラが話す”ということはなくて、すべてムービーやアクション中の声なんですよね。

 そこを僕らはどんな動きをしているのか、わからない状態で収録しているので、原音を聞いて「ちょっと語気が強いな」というところをヒントにして演じています。だから、ゲームになったときにそういう違和感がないといいなと。

あとでゲームが出てから「このシーン、走りながら言ってたんだ…」ってあとで知ることもありますから(笑)。そういうふうに原音に寄せていくという作業は、アニメなどではやらないので逆に言えばやりがいがあるし、楽しいところではありますね。

――おふたりが主役を演じられていることで、女性からも注目を浴びている本作ですが、最後に読者にメッセージをお願いします。

中村:メッチャ血がドバドバ出たり、メイスで相手の頭をボコボコに殴ったりするゲームですので、女性の方がプレイされるにはだいぶハードルが高いとは思いますけれど(笑)。そのあたりを覚悟して、楽しんでいただけたらうれしいです。

杉田:先ほど、実際に遊んでみましたけれど、アクションゲームとして高い魅力を持っていると思います。オンラインで協力プレイもできるようですので、実際に発売されたら挑戦してみたいです。


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