2012年3月2日(金)
3月29日にバンダイナムコゲームスから発売される、PSP用ソフト『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない(以下、俺の妹P続)』の特集ページ“週刊 俺の妹P続”の第8回をお届けする。
本作は、伏見つかさ先生が執筆する電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(以下、俺の妹)』(イラスト:かんざきひろ先生)をゲーム化したもの。2011年に発売されたPSP用ソフト『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル(以下、俺の妹P)』の続編にあたる。ストーリーは、伏見先生総監修の完全オリジナルとなっており、伏見先生が自ら書き下ろしたシナリオも収録される。
今回から数回にわたって、原作者・伏見つかさ先生、ゲームの制作を担当する二見鷹介プロデューサー、伏見先生の担当編集である三木一馬電撃文庫副編集長による座談会をお届けする。それぞれ、どのような思いでこのゲームの制作に携わっているのかを語ってもらったので、興味がある人はぜひご覧いただきたい!(※インタビュー中は敬称略) また、最後のページには大学生になった麻奈実と京介の会話シーンを動画で掲載している。こちらもお見逃しなく!
――まずは、本作の開発が決まった経緯から教えてください。
二見:やっぱり、以前の座談会で話したことが大きかったですね(笑)。
――まさか、あの時に話したことが本当に実現してしまうとは思いませんでした(笑)。
二見:僕も思っていませんでした。でも、前作の発売後に伏見先生と三木さんに続編ができないかと相談したら、快くOKしてくださって。それで、開発することになったんですよ。
三木:いや、これはもう本当に単純な理由なんですが、売れたから。5文字で表現できちゃいます。
伏見:ありがたいことです。
二見:確かに、IR(※投資家向け広報告知)にも“売れたから”とあったので、それは間違いないはずです。
――前作は、バンダイナムコゲームス社内で企画のゴーサインをもらうのも大変だったと聞きましたが、『俺の妹P続』はスンナリと通ったんですか?
二見:前作は、タイトルがあまりにも特殊だったんで、疑いの目で見られたりはしましたね。
それと「二見キメェ」という声なき声が聞こえたり(笑)。
でも前作が売れたことがあったので、今回は笑顔でOKをもらいました。
――開発が決定したのはどれくらいのタイミングだったんですか?
二見:昨年の春くらいですね。
伏見:前作が発売されてから、まだそんなに経っていないころでした。
――二見さんから相談を受けた時、伏見先生たちはどう思いましたか?
伏見:よーしやるぞ! とやる気が出ました! まだまだゲームに盛り込みたいネタはたくさんありましたし。きちんと時間を取って、ゲームにしっかりとかかわりたいなと。
――確かに、前作の座談会でも「ゲームのシナリオを全部書かせてほしい」とお願いしたと言ってましたよね。
伏見:あの時もお話ししましたが、「もうちょっとヒマな時にゲームを作ってくれればシナリオ全部書けたのになあ」と思っていました。
三木:担当としては流せない発言ですね(笑)。さておき質問に答えますと、純粋にうれしかったですね。ゲームにせよアニメにせよ、原作をおもしろいと思ってくれる人が楽しんでくれるモノでないといけないと思うんです。全員が全員楽しめたわけではないかもしれませんが、いい意味で反響が大きかったからこそ続編の話が出るわけですし。ユーザーの皆さんに感謝ですね。
→続編だけでなくリファイン版を付けた理由とは?(2ページ目へ)
(C)伏見つかさ/アスキー・メディアワークス/OIP
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※記事中のゲーム画像は開発中のものです。
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