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2012年5月22日(火)

【電撃2K GAMES #01】その選択、正しいの? キビしすぎる選択に胃が痛くなるTPS『スペックオプス ザ・ライン』の魅力を追求!

文:電撃オンライン

■[ザ・ライン 1:任務]英雄の今を知ったデルタ・フォースは任務の一線を越える!■

 ここからは、本作のテーマである“ザ・ライン”を中心とした記事をお届けします。“ザ・ライン”の意味を幅広くとらえれば“物語の伏線”や“戦いの最前線”など作中のいたるところにありますが、本作が特に重視しているのは判断や選択の境界線になります。

 そこで、物語のどこに選択の境界線が含まれているかを考えて、デルタ・フォースが任務の一線を越えるというところに注目してみました。では、序盤のストーリーラインを追っていきながら、任務と独断の境界線となるポイントを紹介していきます。

†『スペックオプス ザ・ライン』序盤ストーリー†

 断続的に砂嵐が吹き荒れる中東の大都市ドバイ。“英雄”と称えられるジョン・コンラッド大佐率いる第33部隊は、アメリカ国防総省の撤退命令を無視し、この地で難民の避難支援活動に従事していたが、ひときわ巨大な砂嵐の直撃により部隊は音信不通に……。砂嵐がなおも続くドバイは都市機能を完全に失い、外界から隔絶された廃墟と化した。

 ――それから約6カ月後。

 第33部隊が消息を絶った地点から救難信号が! 国防総省はマーティン・ウォーカー大尉以下デルタ・フォースをドバイに派遣し、生存者の捜索および現地の状況報告、そして無事に生還する任務を与えた。

『スペックオプス ザ・ライン』 『スペックオプス ザ・ライン』

 現地に到着したデルタ・フォースは、早々に信じられない光景を目にする。それは、武装ゲリラと化した難民と第33部隊の兵士による激しい銃撃戦! 動揺するウォーカーに追い撃ちをかけるように、デルタ・フォースにも銃口が向けられるのだった!!

 味方であるはずの、第33部隊隊員の銃口が……。

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 状況を把握する間もなく、救難信号の発信場所である市内にたどり着いた一行。そこでは、武装した難民に対する投降の呼びかけと、「第33部隊こそがドバイの支配者である!」という宣言が拡声器から鳴り響いていた……。

 これは、英雄であるコンラッド大佐を裏切った第33部隊による造反だと判断したウォーカーたちは、造反勢力を掃討するために市内で活動していたCIAと手を組み、大佐の救出に向かうことに。

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 第33部隊との交戦を続ける中、敵の無線傍受に成功したウォーカー。しかし、そこで彼が知ったのは、最悪の事実……。第33部隊を指揮し、ドバイの支配を目論んでいたのはコンラッドだったのだ!

「なぜだ! なぜ英雄と称えられた男がこんな狂った真似をッ!!」

 怒りに燃えたウォーカーは、デルタ・フォースに与えられた任務の一線を越え、ある決意を固める。それは、第33部隊を排除し、難民の救助を終えるまでドバイに駐留するという過酷な決意だった……。

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▲武装した難民は集団で待ち伏せし、こちらを見つけしだい容赦なく攻撃してきます。第33部隊だろうとウォーカーたちだろうと関係ありません。彼らと和解する道はないのでしょうかね?
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▲武装した難民を排除したと思ったら、続けざまに第33部隊との戦闘が! こうなると、ウォーカーたちはもうわけがわからないんじゃないでしょうか。▲道ばたに落ちていたドッグタグ(身元が確認できる米軍用の認識票)を手に取るウォーカー。一体誰のものなのか。落ちているということは持ち主はもうこの世にはいないのでは。
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▲入り口には、第33部隊のテリトリーであることを示す警告文と、ハイウェイの街頭に吊るされた多くの死体が見えます。こんなものを見せられたら、警告されなくても早々に立ち去りたくなりますが……。▲逆さ吊りされた焼死体が目の前に……。まるでお化け屋敷のようなシチュエーションですが、平気な顔をして目の前まで近づくことができるウォーカーの神経は、やっぱりタフですね。
『スペックオプス ザ・ライン』 『スペックオプス ザ・ライン』
▲前哨基地とされたゲートで多くの兵士や難民の死体が山積みに。数々の栄誉を称えられていた第33部隊を、まるで別人のように豹変させた原因……。現段階ではまったく想像がつきません。

→タフなウォーカーも悩みまくり!? 非情な選択のどちらを選ぶか(4ページ目)

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