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2012年6月4日(月)

【週刊洋ゲー通信 5/26~6/1】この記事だけでわかっちゃう! 今週の洋ゲー重要ニュースザックリまとめ読み!

文:電撃オンライン

 この“週刊洋ゲー通信”では、海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報より、注目のトピックを1週間ごとにまとめて紹介していきます!

 今回は、5月26日から6月1日までに海外で公開された新情報の中から、ピックアップしてお届けしよう。世界最大のゲームショウ“E3 2012”がすぐ目前に迫っているだけあって、この期間はビッグな新情報が毎日のように飛び込んできている。日本でも人気の『ギアーズ オブ ウォー』最新作や、『スター・ウォーズ』『ロード オブ ザ リング』といった人気映画の関連ゲームなど、いずれも見逃せない情報ばかりだ!

今週のトピック

■戦いはまだ終わってはいなかった! 『ギアーズ オブ ウォー』の最新作が“E3 2012”で発表される!

■バウンティハンターが主役のダークな物語が展開! 完全新作のTPS『スター・ウォーズ 1313』が登場

■『ロード オブ ザ リング』のキャラが5vs5で対決! 『ガーディアンズ オブ ミドルアース』が2012年秋に配信

■名作FPSがHDリマスターで復活! 全部入りの『ドゥーム3 BFGエディション』が2012年内に発売

■吸血鬼と対決せよ! 『ザ エルダースクロールズ V:スカイリム』の大型DLC“ドーンガード”の映像が初公開

■スキンヘッドの暗殺者vs美女軍団! 『ヒットマン アブソリューション』のE3トレーラーは映画のような完成度

■『ウィッチャー2』開発スタッフの最新作は、テーブルトークRPG『サイバーパンク』の完全ゲーム化!

■光と影で描き出されるゾンビホラーの世界とは!? Xbox360専用ソフト『デッドライト』の最新映像が公開

■主人公は覆面レスラー!? メキシコ風のポップな2D・ACT『グアカメレー!』がPS3とPS Vitaに登場

■今度は南の島で怒れるテディベアが大暴れ! 問題作の続編『Naughty Bear: Panic in Paradise』が発表

■THQの新社長に『クラッシュ・バンディクー』の生みの親、ジェイソン・ルービン氏が就任

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■戦いはまだ終わってはいなかった!
『ギアーズ オブ ウォー』の最新作が“E3 2012”で発表される!

 アメリカのゲーム雑誌“gameinformer”誌が、同誌の公式サイトで最新号の表紙を公開したが、そこではなんと、両腕を拘束された謎の男が描かれたカバーアートとともに、『ギアーズ オブ ウォー』の最新作が巻頭特集を飾ることが予告されていた! Xbox 360を代表するTPS『ギアーズ オブ ウォー』は昨年、マーカス・フェニックスを主人公とする三部作が完結したばかりだが、この最新作はスピンオフ作品なのか、それとも新たなシリーズの始まりなのか、大いに気になるところだ。この作品についての詳細は、日本時間で6月5日(火)の午前1時30分から開催される、“E3 2012”のマイクロソフト・プレスカンファレンスで明らかにされるとのこと。

(参考サイト:gameinformer.com

■バウンティハンターが主役のダークな物語が展開!
完全新作ストーリーのTPS『スター・ウォーズ 1313』が登場

 ジョージ・ルーカスが自ら率いるゲーム会社LucasArtsは、映画『スター・ウォーズ』の世界を舞台にした完全オリジナルストーリーのTPS『Star Wars 1313(スター・ウォーズ1313)』を発表した。この作品でプレイヤーは、バウンティハンターの主人公を操作して、銀河帝国の首都惑星コルサントの地下層“レベル1313”に広がる危険な裏社会に潜入することになる。従来の『スター・ウォーズ』関連作品とはひと味違う、大人向けのダークな内容になるという。LucasArtsに加えて、世界最大のVFXスタジオILMをはじめとした映画版のスタッフも参加するなど、ルーカスフィルムの総力を挙げて制作されている本作。対応機種や発売時期は現在未発表だが、“E3 2012”でさらなる詳細が明らかにされるとのことだ。

(参考サイト:LucasArts公式サイト

■『ロード オブ ザ リング』のキャラが5vs5で対決!
『ガーディアンズ オブ ミドルアース』が2012年秋に配信

 続いてもうひとつ、映画関連ゲームの話題。ファンタジー映画の傑作『ロード オブ ザ リング』に登場する人気キャラクターが、5vs5のチームに分かれて激闘を繰り広げるオンラインバトルアリーナゲーム『Guardians of Middle-earth(ガーディアンズ オブ ミドルアース)』が登場。PS3/Xbox360用ソフトとして、PSN/Xbox LIVEアーケードで2012年秋に配信される予定だ。ガンダルフ、レゴラス、ゴラムなど、映画や原作小説でおなじみの人気キャラ、20名以上がさまざまな能力を駆使して対決する本作。さらに、日本でも2012年末に公開予定の『ロード オブ ザ リング』の前日譚となる映画『ホビット』と連動して、発売後も新たなキャラクターが追加される予定だという。日本でもファンの多い映画だけに、ぜひとも国内での配信を期待したい!

(参考サイト:『Guardians of Middle-earth』公式サイト

■名作FPSがHDリマスターで復活! 
全部入りの『ドゥーム3 BFGエディション』が2012年内に発売

 ベセスダ・ソフトワークスは、id Softwareが2004年に発売したFPS『DOOM 3』を、最新グラフィックでリマスターした『DOOM 3 BFG Edition(ドゥーム3 BFGエディション)』を、PS3/Xbox 360/PC用ソフトとして2012年内に発売すると発表した。この『BFGエディション』は、『DOOM 3』本編に加えて拡張パックの『Resurrection of Evil』や、新作追加シナリオの“Lost Mission”もプレイできる完全版になるという。さらに、オリジナル版『DOOM 3』でボーナス収録されていた『DOOM』『DOOM 2』も収録されるとのことだ。FPSの元祖として知られる名作シリーズを、まとめてプレイできるようになるだけに、発売が楽しみだ!

(参考サイト:Bethesda Blog

■吸血鬼と対決せよ!
『ザ エルダースクロールズ V:スカイリム』の大型DLC“ドーンガード”の映像が初公開

 ベセスダ・ソフトワークスの話題をもうひとつ。人気RPG『The Elder Scrolls V:Skyrim(ザ エルダースクロールズ V:スカイリム)』に新たなクエストを追加するDLC第1弾は、“Dawnguard(ドーンガード)”というタイトルのみが公表されていたが、“E3 2012”を目前にしてトレーラー映像が初公開された。映像には人間の喉笛にかぶりつく吸血鬼や、悪魔のような姿をしたクリーチャーなどが登場しており、ホラー色の強い展開を予感させるものになっている。このDLCは2012年夏に、Xbox 360向けに1600マイクロソフトポイントで配信されるとのことだが、現在のところPS3とPCでの配信予定は未発表だ。

(参考サイト:Bethesda Blog

■スキンヘッドの暗殺者vs美女軍団!
『ヒットマン アブソリューション』のE3トレーラーは映画のような完成度

 スキンヘッドの暗殺者、コードネーム47の非情な戦いを描くPS3/Xbox 360/PC用ソフト『ヒットマン アブソリューション』。“E3 2012”に合わせて、同作の最新トレーラーが公開された。“Attack of the Saints(聖者の攻撃)”と題されたこのトレーラー映像では、尼僧姿に身を包んだ美女軍団とコードネーム47の死闘が、まるで映画『キル・ビル』を思わせるような高密度の映像で描き出されている。スクウェア・エニックスで『ファイナルファンタジー』などのCGムービーを制作しているヴィジュアルワークスが、このトレーラーの制作に携わったとのことで、完成度の高さにも納得だ。

(参考サイト:『Hitman: Absolution』公式サイト
(参考ページ:youtube『Hitman: Absolution』公式チャンネル(※リンク先はYou tube))

■『ウィッチャー2』開発スタッフの最新作は、
テーブルトークRPG『サイバーパンク』の完全ゲーム化!

 Xbox 360版の発売が日本でも決定したファンタジーRPG『ウィッチャー2』。同作を開発したポーランドのデベロッパー、CD Projekt REDの最新作は、その名もズバリ『サイバーパンク』というタイトルのSFRPGとなることが発表された。SFのサブジャンル名を題名に掲げるこの作品は、海外で発売されたテーブルトークRPG『Cyberpunk』のライセンスを正式に取得したものだという。ちなみにこのテーブルトークRPGは、第二版『サイバーパンク2.0.2.0.』が翻訳されて日本でも出版されている。CD Projekt REDによるゲームは現在のところ対応機種は不明だが、リアルで危険な未来世界を舞台に、自由度の高い物語が展開される大人向けのRPGになるとのことで、今後の情報が楽しみだ。

(参考サイト:CD Projekt RED公式サイト(※リンク先はポーランド語表示))

■光と影で描き出されるゾンビホラーの世界とは!? 
Xbox360専用ソフト『デッドライト』の最新映像が公開

 ゾンビの大量発生により崩壊の危機に瀕した、1986年のアメリカを旅する男の孤独なサバイバルを描くXbox 360用ソフト『Deadlight(デッドライト)』。2012年夏にXbox LIVEアーケードで配信開始が予定されているこの作品の最新トレーラー映像が公開された。“Fear Yourself(あなた自身を恐れよ)”と題されたこのトレーラーでは、本作のストーリーを語るコミック風の映像と、光と影が強調された横スクロール画面によるユニークなプレイの様子が、連続するカットバックで描き出されている。主人公をとりまく絶望的な状況と、どこか懐かしい2Dスタイルの操作がブレンドされたこの作品の魅力が、映像からもよく伝わってくるだけに、日本でも配信されることを期待したい。

(参考サイト:Tequila Works公式サイト

■主人公は覆面レスラー!?
メキシコ風のポップな2D・ACT『グアカメレー!』がPS3とPS Vitaに登場

 海外のプレイステーション公式ブログで、 DrinkBox Studiosが開発中のPS3/PS Vita用ソフト『Guacamelee!(グアカメレー!)』が発表された。邪悪なガイコツに誘拐された大統領の娘を救うため、謎の仮面を身につけた農民が戦いに旅立つという物語のこの作品は、世界観全体にメキシコの文化を取り入れたとのこと。仮面を身につけた主人公の姿がどう見ても覆面レスラーだったりと、見た目はユーモラスでポップな雰囲気だが、トレーラー映像に出てくるプレイ内容を見ると、マップ探索の要素もある本格的な2D・ACTとなっているようだ。協力プレイも可能という本作の登場時期は未定だが、PSNでの配信が予定されている。

(参考サイト:PlayStation.Blog

■今度は南の島で怒れるテディベアが大暴れ! 
カルトな問題作の続編『ノーティ・ベア パニック・イン・パラダイス』が発表

 プレイヤーは周囲から仲間外れにされたテディベア(クマのぬいぐるみ)となって、友人(?)たちを釜ゆでにしたり、氷漬けにしたりといったシュールな手段で殺害していく問題作『Naughty Bear』。日本でもインターネットでカルトな話題を呼んだこの作品の続編となる『Naughty Bear: Panic in Paradise(ノーティ・ベア パニック・イン・パラダイス)』が、505 gamesから発表された。今回も周囲から仲間外れにされて、旅行に誘われなかった主人公のテディベアは、自ら旅行先のパラダイス島に乗り込んで、怒りの殺戮を繰り広げるとのこと。パッケージで発売された前作とは異なり、本作はPS3/Xbox 360用のダウンロード配信ソフトとして、2012年中にPSN/Xbox LIVEを通じてリリースされる予定だ。

(参考サイト:『Naughty Bear: Panic in Paradise』公式サイト

■THQの新社長に『クラッシュ・バンディクー』の生みの親、
ジェイソン・ルービン氏が就任

 板垣伴信氏が率いるヴァルハラゲームズスタジオで開発中の『Devil's Third』の販売権を手放すなど、深刻な経営危機が伝えられている大手パブリッシャーTHQ。同社は5月29日付けで、ジェイソン・ルービン氏が新たな社長に就任すると発表した。ジェイソン・ルービン氏は『アンチャーテッド』などで知られるデベロッパーNaughty Dogの共同設立者で、同社初期の代表作である『クラッシュバンディクー』や『ジャック×ダクスター』などのディレクターを務めた人物だ。THQには今後も『Darksiders II』や『Metro: Last Light』など、話題作がいくつも控えているだけに、ゲーム業界での経験豊かな新社長の指揮で、経営状態が改善されることを期待したい。

(参考サイト:THQ公式サイト