2012年6月11日(月)

ルール無用のステルス暗殺ACT『HITMAN ABSOLUTION(ヒットマン アブソリューション)』プレイレポート

文:電撃オンライン

 スクウェア・エニックスは、E3 2012にてPS3/Xbox 360/PC用の『ヒットマン アブソリューション』の試遊を実施していた。その体験レポートをお届けする。

『ヒットマン アブソリューション』

 本作は、全世界累計で約800万本を記録するステルス暗殺ACT『ヒットマン』シリーズ最新作。さまざまな手段でターゲットを暗殺できる自由度の高いゲーム性が特徴だ。プレイヤーは暗殺組織エージェンシーに属する“エージェント47”となって、さまざまな暗殺を請け負うこととなる。

『ヒットマン アブソリューション』 『ヒットマン アブソリューション』
『ヒットマン アブソリューション』 『ヒットマン アブソリューション』

 エージェント47は、ある犯罪組織によって生み出されたクローン兵器であり、コードネーム“47”と呼ばれている。格闘、ナイフ、狙撃、爆発物、毒物など、あらゆる暗殺手段に長け、後頭部に“640509040147”というバーコードの刺青を持つ。

 彼の唯一の友人であり理解者は、エージェンシーのオペレーターであるダイアナ。これまで“47”の任務をアシストしてきたのは彼女であり、組織からの依頼はすべてダイアナを介して行われる。そんな彼女は、本作の物語のカギを握る存在でもある。

■『ヒットマン アブソリューション』プレイレポート

 E3 2012会場では、PS3版とXbox 360版の試遊が実施されていた。プレイできたステージは、ゲーム中盤の“キング オブ チャイナタウン”。麻薬バイヤーの来訪を待っている男(ターゲット)の殺害が、このステージで与えられるミッションだ。

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▲ブースの模様。みんな夢中だ。 ▲Xbox 360版の操作マニュアル。 ▲コイツが今回のターゲット。

 というわけでXbox 360版を早速プレイしてみたのだが、とにかくスリル満点というのが第一印象。ターゲットの周囲には警官がぞろぞろと集まっていて、ターゲットに必要以上に接近したり銃を取り出したりと、主人公が怪しい動きをすれば、バンバン銃を撃ってくる。Rボタンを押すとターゲットが赤、警官が黄色で表示されるので、これをうまく使って警官の視界から逃れながら、ターゲットを狙う必要があるようだ。

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▲反応が早い! ここの警官はよくできた奴らだ。 ▲これを駆使してターゲットや警官の位置を把握。

 近くのスタッフが教えてくれたのだが、ターゲットを殺害するための手段は、他の人間になりすまして近付いたり、スナイパーライフルを手に入れて狙撃したりと、山ほど用意されているらしい。そこで、車(ターゲットの愛車らしい)の警報装置を鳴らして路地にターゲットをおびき出し、そこを絞殺してゴミ箱に入れてやった。

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▲ターゲットの愛車がこれ。 ▲絞殺。脱いでもらおうか。 ▲急いで死体をゴミ箱に。

 ……なんだろうこの快感。自分で決めた手段で暗殺が成功するのと、定められたルールや方法でやるのとでは、ひと味違う達成感と高揚感があった。と、アブない人みたいなことを言っているが、なんにせよ過程も結果も自分の思い通りにできるのは、ロマンがあふれていると思う。ちなみに正面から撃ち合ってクリアすることもできる。ステルス暗殺ACTだからといって暗殺方法にとらわれない、まさに自由なゲームだ。

データ

▼『ヒットマン アブソリューション』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PC(ダウンロード専用)
■ジャンル:ACT
■発売日:2012年
■希望小売価格:未定

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