2012年8月2日(木)
ジェニファーが幼少期のころに作り出した万能型ムテキロボット。万能型の名に恥じず、生命探知モードやニオイ探知機、巨大ランチャーへの変形機構など、さまざまな機能を搭載している。これでもかというほど高性能ではあるが、製作者であるジェニファーのこだわりとロマンによって、声は古典的なコンピュータ音になっており、最終手段としての自爆装置“サヨナラロボ”も搭載されている。
ちなみにゴードン、ジェニファー、サーズデイは、“(元)地球勇者の一行”として『魔界戦記ディスガイア3』のダウンロードコンテンツで再登場。実は『魔界戦記ディスガイア』のサーズデイは、ムテキロボットの異名を持ちながらも一部の武器の適性が低かったが、再登場した際にはその弱点がなくなり、死角がなくなっていた。また、口から小型メカを発進させて攻撃する“ビックリドッキリロボ”など、どこかで聞いたような技も使えるようになり、思わぬ強敵として主人公たちの前に立ちはだかった。
▲高性能ロボットとうたわれているだけあって、その体には戦闘や調査に関するさまざまなサポート機能が搭載されている。また、ゴードンがぼけた時のツッコミ&ひやかし要員としても活躍する。 | ▲第11話の終了後に始まるエトナとジェニファーの魔界テレフォンショッピングでは、商品としてサーズデイが登場。穴あき包丁や高枝切りバサミとセットで29800ヘルで販売されている。 |
ゴードン、ジェニファーとセットで生み出されたキャラクターです。昔のSF映画が好きな人が見たら、一目ぼれ間違いなしのデザインです。
サーズデイの声を担当してもらった落合祐里香さんのセリフの大半が「ピロピロピロ」だったのが印象的でした。
ゴードン、ジェニファー、サーズデイは、ご飯と味噌汁と漬物と思ってください。どれか1つでも欠けると寂しいセットメニューなのです。(新川)
ふがいない地球勇者ゴードンに失望し、勝手に地球勇者を名乗って独自の活動を続けていた男性。かつてテロに巻き込まれ、妻と子と、自分の体の7割を失うという壮絶な過去を持つ。元々はジェニファーに引けをとらないほどの科学者であり、自らの体をサイボーグに改造している。
とあることがきっかけでカーチスは命を落とすが、その罪は重く、緑色のプリニーとなって魔界で罪滅ぼしを続けることに。のちの『ディスガイア』シリーズにも登場しており、プリニーからは“緑のアニキ”と呼ばれている。
カーチス専用のテーマソング『戦友(とも)よ』のかっこよさや、ラハールたちのピンチにさっそうと駆けつけるヒーローらしさもあり、サブキャラクター的な存在の中では屈指の人気を誇る名キャラクターとなっている。
▲ゴードンをライバル視しているカーチス。しかし、ゴードンが魔界勇者としてラハールとともに行動しているのを見て落胆してしまう。 | ▲強敵との戦いで苦戦するラハールのもとにさっそうと登場。外見はプリニーだが能力は高く、新技のプリニガービームも習得している。 |
カーチスは、開発スタッフにも人気が高かったキャラクターです。ゴードンを食ってしまうほどの熱い活躍ぶりが人気の秘密なんでしょうね。
カッコいいキャラクターをカッコいいだけにしておかないのが『ディスガイア』のいいところで、カーチスも当然犠牲になります。けど、その結果生まれた緑のプリニーカーチスもなかなかの人気なんですよね。なんだかんだで地球防衛軍編では、カーチスが一番おいしい役回りだったと思います。
彼のモデルになったのは、あの有名キャラですが……皆さんならおわかりですよね?(新川)
▲原田たけひと氏によって描かれた設定画。フロンの服の下にはコルセットまでデザインされている。中ボスの上着の背中の模様までしっかりと描かれており、デザインの細かさがうかがえる。 |
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