6月15日に東京都内のシネマート六本木にて、7月5日に発売されるPS3/Xbox 360用ソフト『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』と、6月22日に公開される映画『ネイビーシールズ』の特別合同試写会が開催された。

　試写会で上映されたのは、近未来の特殊部隊の戦いをリアルに描いたゲーム『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』の前日譚となる、24分の実写ショートフィルム『ゴーストリコン アルファ（日本語吹き替え版）』と、現役の兵士やその親族らが出演し、劇中に登場する最新鋭の兵器や技術などのすべてが本物という映画『ネイビーシールズ』の2本。

　上映前には、ユービーアイソフトのマーケティング・ディレクター辻良尚さんから、今回の特別合同試写会が開かれることになった経緯についての話があり、『ゴーストリコン アルファ』と『ネイビーシールズ』の作品的な親和性の高さ、日本での公開タイミングのよさ、そして両作品の制作に深くかかわるトム・クランシー氏による橋渡しで実現したことが説明された。

『ゴーストリコン アルファ』

【作品概要】 　『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』のプロモーションとして、ハリウッドの巨匠リドリー・スコット率いるスタジオを起用し、UBISOFT MOTION PICTURESが製作費10億円をかけて作り上げたショートフィルム。ゲーム本編へと続くゴーストチームの過酷な戦いが、最新のCG技術と組み合わせた実写映像で描かれている。

【ストーリー】 　10年間もの調査の末、米国情報機関は最優先抹殺ターゲットである今世紀最凶の戦争犯罪者ボリス・シェフチェンコの情報を入手した。その情報によると。彼はロシアの超国家主義者と大量破壊兵器の取引を企んでいた！　“シェフチェンコの排除”というミッションを与えられたゴーストチームだったが、任務は困難を極め、作戦想定外の危機に陥ってしまう。はたして、彼らは世界規模のテロを防ぐことができるのか……。ハイテク装備を駆使したゴーストたちの戦いが、ついに火蓋を切る――。

『ネイビーシールズ』

【作品概要】 　どんな最新技術のSFXに、どんなオスカー級の演技派俳優を起用しても決して生み出せない、本物の迫真映像とアクションに全米が騒然!!　無名キャストの映画としては異例のNo.1ヒットを記録した本作。その後も噂が噂を呼び、ロングランが続いている。ヘルメットカメラを駆使し、ネイビーシールズ隊員の視覚と自分の目線が同じになる映像手法を用いることで、まるで自分が隊員の1人になったかのような一体感が味わえる。

【ストーリー】 　オサマ・ビンラディン暗殺を遂行した米海軍特殊部隊ネイビーシールズ（NAVY SEALS）。国家の最高機密作戦に従事する、過酷な訓練を通過できたわずか数％の精鋭で組織される対テロ特殊部隊である。彼らの新たなミッションは、誘拐されたCIAエージェント救出。しかし事件は世界規模のテロ計画の入り口だった。なぜ戦うのか。何を犠牲にし、何を守るのか。命を賭してまで、彼らを駆り立てるものとは――。

　試写会を終えて……両作品をこれから見る人のために具体的な感想は避けるが、率直な印象だけ言わせてもらうと、とても“怖い”と感じる内容であった。筆者は、いわゆるスプラッターブームを経験している世代で、血みどろの戦場といったような映像表現には耐性があるのだが、この両作品から感じられたのはその手の怖さではない。

　『ゴーストリコン アルファ』からは、この戦いが近未来に現実となりうることが想像できてしまう怖さが、『ネイビーシールズ』からは、戦場に降り立つということ自体の怖さが感じられた。特に後者は、ドキュメンタリー系のミリタリー映画を見慣れていない人だと緊迫感が高すぎて心臓に悪いのではないかと思うほど……。まさに、胸を“撃たれる”作品というわけだ。

　なお、『ゴーストリコン アルファ』が劇場のスクリーンで上映される機会はこの特別合同試写会のみとなるが、ゲームの初回生産版限定特典には、今回上映された『ゴーストリコン アルファ』本編とそのメイキング映像の無料ダウンロードコードが封入される。

　ゲーム本編を始める前に、『ネイビーシールズ』で本物が演じる“現在”のリアルな戦場の雰囲気を味わい、『ゴーストリコン アルファ』で限りなくリアルな“近未来”の戦場を感じ取ることで、『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』の世界をより深く体験することができるだろう。

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データ

関連サイト

• 『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』公式サイト
• 映画『ネイビーシールズ』公式サイト
• 電撃オンライン内『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』特集ページ